酒粕を使った甘酒の作り方をご紹介します。
甘酒には、今回ご紹介する「酒粕の甘酒」と「麹の甘酒」の2種類がありますが、酒粕の甘酒にはダイエット効果が期待できるそうです。
それぞれの違いをざっくり説明すると、下の表になります。
酒粕甘酒 | 麹甘酒 | |
---|---|---|
アルコール | 1%以下 | ノンアルコール |
甘みの成分 | 砂糖 | ブドウ糖(※) |
ダイエット | ◯ |
※発酵によって生じたブドウ糖が甘みの成分なのでノンシュガー。
医学博士の白澤卓二さんによると「酒粕の甘酒」がダイエットに効く理由は、酒粕に含まれるレジスタントプロテインというたんぱく質にあります。
この成分は、体内で油と一緒になり、油を排泄してくれる働きがあるそうです。油が体に吸収されにくくなるので、太りにくいというわけです。
また気になるカロリーも「麹の甘酒」よりも「酒粕の甘酒」の方が、実は低いそうです。
その理由は、ブドウ糖よりも砂糖の方が少ない量で甘くすることができるから。
意外ですが、砂糖を使っている方がカロリーを抑えられるそうですよ。
(一部情報元:TBSテレビ「この差って何ですか?」2018年4月17日放映)
さて「酒粕の甘酒」は、3分くらいで簡単に作れます。
酒粕甘酒の作り方
酒粕を使った甘酒のレシピです。
全工程は、後ほど写真をもとに説明します。
酒粕 | 40g |
砂糖 | 15gくらい |
水 | 200ml |
しょうが汁 | 好みで少々 |
- 小鍋に水と砂糖を入れ、酒粕を手でちぎって加え、火にかける。
- ヘラで酒粕を砕きながらさっと煮立てたらできあがり。
好みでしょうが汁を混ぜていただく。
写真をもとにレシピを説明します。
甘酒の作り方
【工程1】
まず小鍋に水(200ml)と砂糖(15gくらい)を入れ、酒粕(40g)を手でちぎって加え、火にかけます。
砂糖の量はお好みです。15gくらいだったらすっきりした甘さに仕上がります。
酒粕は溶けやすいように、手で小さくちぎって加えます。
【工程2】
そしてヘラで酒粕を砕きながら、さっと煮立てたら完成です。
お好みでしょうが汁(少々)を混ぜると、風味が増して、甘みもより引き立ちますよ。
ところで今回ご紹介したのは「酒粕の甘酒」の作り方ですが、最後に「麹の甘酒」を作りたい方に、おすすめのレシピを2品ご紹介します。
1品めは、タレントの北斗晶さんが考案した「麹の甘酒」です。
健康な体作りと免疫力アップのために、北斗さんは、日頃からよくこの甘酒を飲むそうです。すっきりした甘みが特徴です。
2品めは、医学博士の白澤卓二さんが考案した「麹の甘酒」です。
こちらは北斗さんのとくらべると、麹をあまり薄めないので、しっかりした甘みが残ります。
ちなみに「麹の甘酒」は、60度くらいの温度を保って発酵させる工程があるので、今回ご紹介した「酒粕の甘酒」ほど簡単には出来ません。
でも味に深みがあって、また違った美味しさがあります。
白澤さんによると「麹の甘酒」には疲労回復や美肌などの効果が期待できるようです。
麹と酒粕の甘酒の健康効果の違いについては「2種類の甘酒の効能」にまとめましたので、ご興味のある方は合わせてご覧ください。