
甘酒の保存方法と日持ちについてお伝えします。
甘酒の保存は、冷凍が一番おすすめです。
市販品にしても手作りにしても、出来たての質を一番保つことができるのは冷凍です。
甘酒を冷凍すると、1ヶ月くらい日持ちします。
冷蔵する場合は、開封後だったら1週間以内に飲み切ってください。
甘酒には「米麹の甘酒」と「酒粕の甘酒」という2種類がありますが、両方について詳しくお伝えします。
甘酒の冷凍と保存期間

甘酒の冷凍 日持ち:1ヶ月
甘酒の保存は、冷凍が一番おすすめです。
ほとんどの市販の甘酒は、開封前だったら常温保存できますが、開封後は冷凍するのがベスト。甘酒の風味が最も良く保てます。
手作りの甘酒もまったく同じで、米麹の甘酒でも酒粕の甘酒でも、冷凍するのが一番です。
冷凍する際には、上の写真のように保存袋に入れるなどして、袋の中の空気を抜きます。
冷凍すると、1ヶ月くらい日持ちします。
甘酒の冷凍保存 | 日持ち |
---|---|
米麹の甘酒 火入れあり |
1ヶ月 |
米麹の甘酒 火入れなし |
1ヶ月 |
酒粕の甘酒 火入れあり |
1ヶ月 |
酒粕の甘酒 火入れなし |
1ヶ月 |
「米麹の甘酒」は米麹で作った甘酒のことで、「酒粕の甘酒」は酒粕で作った甘酒のことです。
また「火入れあり」とは、加熱してある甘酒のことです。
甘酒は、麹菌(麹カビ)の活動によってできた発酵食品で、そのままでは発酵がじわじわ進みます。
でも最後に100度近くで加熱すると、麹菌が死んでしまうので、発酵が進まなくなり、品質が安定します。
ちなみに市販品には、紙パック入りやビン入りや袋入りなどいろいろありますが、殆どが「火入れあり」です。
特に広く流通している商品は、まず間違いなく「火入れあり」です。
ただまれに、酒蔵などが出している特別感のある「火入れなし」の甘酒もあります。
手作りした甘酒で、加熱していないものも「火入れなし」に該当します。
次に冷蔵保存の仕方をご紹介します。
甘酒の冷蔵と保存期間

甘酒の冷蔵 日持ち:2日〜1週間
甘酒をすぐに飲む場合は、冷蔵保存することもできます。
日持ちは、下の表を参考にしてください。
ほとんどの甘酒は1週間ほど日持ちしますが、火入れありの「酒粕の甘酒」だけは、やや痛みやすいので、2日くらいと考えてください。
また火入れなしの「米麹の甘酒」と「酒粕の甘酒」の場合は、冷蔵している間にも発酵が除々に進みますので、密閉はしない方がいいです。
フタをぴったりして冷蔵すると、発酵によって発生したガスが中にたまり、容器が膨らむことがあります。
ですからフタは、ふんわりと軽くかぶせるのがおすすめです。
甘酒の冷蔵保存 | 日持ち |
---|---|
米麹の甘酒 火入れあり |
1週間 |
米麹の甘酒 火入れなし |
1週間 |
酒粕の甘酒 火入れあり |
2日 |
酒粕の甘酒 火入れなし |
1週間 |
※この表の詳しい説明は、1つ前の表をご覧ください。
最後に甘酒のおすすめレシピ6品をご紹介します。
甘酒のおすすめレシピ
最後に甘酒のおすすめレシピ6品と、ダイエットになる甘酒の飲み方と、甘酒の種類による効能の違いをお伝えします。
甘酒プリン

「甘酒プリン」
調理時間:5分
まず最初にご紹介するのは、米麹の甘酒で作るプリンのレシピです。
甘酒と牛乳をベースにした柔らかい口当たりのプリンに、はちみつ&レモンのソースを合わせます。
作り方は簡単で、プリン液とゼラチンをそれぞれレンジで加熱して、混ぜ合わせて冷やし固めるだけでOK。
詳しくは、リンク先をご覧ください。
村田吉弘シェフのそぼろ

「醤油麹 肉そぼろ」
ミシュランガイドで3つ星を獲得した和食の名店「菊乃井」の、村田吉弘シェフのレシピ。
調理時間:5分
醤油と甘酒で味付けした、作り置きにぴったりのそぼろです。
米麹の甘酒を使います。
優しい甘みが特徴の、味に深みのあるそぼろが出来ます。
北斗晶さんの甘酒

「甘酒」
タレントの北斗晶さんのレシピ。
調理時間:1晩
米麹で作る甘酒のレシピです。
さっぱりとした甘さが特徴で、とても飲みやすいです。
健康な体作りと免疫力アップのために、北斗さんは、日頃からよくこの甘酒を飲むそうです。
白澤卓二さんの甘酒

「甘酒」
医学博士の白澤卓二さんのレシピ。
調理時間:1晩〜1週間
米麹で作る甘酒のレシピです。
この甘酒は、水分をほとんど使わずに作ります。
仕上がりは固形状なので、上の写真のように水で薄めて飲むこともできますし、そのまま食べることもできます。
甘酒の美味しい飲み方

甘酒の美味しい飲み方を3パターン紹介しています。
「トマトジュース甘酒」と「豆乳甘酒」と「きなこ甘酒」です。
それぞれがまったく違った味わいで、意外な美味しさです。
ダイエットになる酒粕の甘酒

「酒粕の甘酒」
医学博士の白澤卓二さんによると、酒粕の甘酒はダイエットに良いそうです。
リンク先では、酒粕の甘酒がダイエットに良い理由と、酒粕を使った甘酒のレシピを紹介しています。
甘酒の効能の違い

2種類の甘酒「米麹の甘酒」と「酒粕の甘酒」の健康効果の違いを解説しています。
「米麹の甘酒」には疲労回復効果や美肌効果が、「酒粕の甘酒」にはダイエット効果や睡眠改善の効果があるようです。