たけのこ(筍・竹の子)の皮の剥き方(皮むき)を解説します。
たけのこの皮は幾重にも重なっているので、どの部分が皮で、どこまで食べられるのか、少し分かりにくいですよね。
たけのこは、クリーム色の柔らかい部分であれば、基本的には美味しく食べられます。
ですから、たけのこ全体がクリーム色になるまで皮をむきます。
この記事では、たけのこの皮は一体どこまでむくべきか、「茹でたたけのこ」と「生のたけのこ」のそれぞれについて、分かりやすくお伝えします。
茹でたたけのこの皮むき
それでは、まず最初に、茹でたたけのこの皮の剥き方を解説します。
そのため、ここでは、そのように茹でた場合の剥き方をお伝えします。
まず、たけのこの切れ目に指を入れ、皮を少しずつ両サイドに開いて、その都度、皮を取り除きます。
たけのこの表皮は焦げ茶色をしていますが、何枚かむいていくうちに、だんだんと薄茶色になっていきます。
そしてさらに剥くと、根元に近い部分から、実の部分と同じようなクリーム色(白っぽい色)に変化していきます。
皮を剥きすすめて、写真のように、たけのこの実の先端部分までクリーム色になったら、そこでむくのを止めます。
全体がクリーム色になるまで剥く
茹でたたけのこは、どこまで皮をむくのか?
おすすめは、先端部分がクリーム色になるまでです。
つまり、たけのこ全体がクリーム色になるまでむくということです。
ここまでむけば、たけのこ全体が柔らかくて食べやすくなっています。
ちなみに、たけのこの先端部分をさらにむいていくと、たけのこの尖った部分である「穂先」が出てきて、たけのこらしい円錐形になります。
先端の薄皮「姫皮」は食べられる
穂先を覆っている皮は、「姫皮」と呼ばれていて、柔らかくてとても食べやすい部分です。
この姫皮は、先ほど剥いた皮の一部にも含まれています。
皮の下の方にある「クリーム色の柔らかい部分」も姫皮なので、茶色い皮を切り離せば、料理に使えます。
姫皮の利用法としては、和え物などが人気があります。
皮をむき終えたたけのこは、基本的には柔らかくて食べやすいのですが、根元に残ったぶつぶつとした部分だけは、取り除くのがおすすめです。
この部分は食感がかたく、エグミもやや残りやすいので、包丁で削ぎ落としてから使ってください。
生たけのこの皮の剥き方
続いて、生たけのこの皮の剥き方を解説します。
たけのこは、掘りたての新鮮なものであれば、皮をむいてそのまま料理に使えます。
たけのこのアクは時間の経過とともに増えていきますが、掘ってすぐのものであれば、あく抜きしなくても美味しくいただけます。
生たけのこの食べ方として人気があるのは、「お刺身」・「焼きたけのこ」・「炊き込みご飯」などです。
時間が経過した筍は皮をむかずに茹でる
なお、スーパーなどに並んでいる、掘ってからある程度時間が経過したたけのこは、生のままだとかなり食べづらいです。
こうしたたけのこを食べる場合は、皮をむかないで、まずは皮付きのまま茹でて、あく抜きしてから使います。
「たけのこのあく抜きの方法」については、リンク先を参考にしてください。
それでは、生たけのこの皮をむく手順をお伝えします。
まず、たけのこの根元にかたい部分や汚れた部分があれば、少し切り落とします。
次に、たけのこを縦半分に切ります。
縦半分に切ると皮が剥きやすい
たけのこを縦方向に半分に切ると、皮がとてもむきやすくなります。
幾重にも重なった皮を、瞬時にするっと剥くことができます。
とは言え、料理によっては、縦半分に切るのが不都合な場合もあるかと思います。
そんな時は、好みの形に切ればOKです。
たけのこは、丸ごとそのまま皮をむくよりも、切ってから、その切り口をきっかけにむく方が断然ラクチンです。
縦半分に切ったたけのこは、皮むきがとても簡単です。
皮をつかんで引くだけで、ほんの一瞬で皮と実を切り離すことができます。
生筍の皮はどこまで食べられるか
ちなみに、残ったたけのこの皮は、クリーム色の柔らかい部分(姫皮)だったら食べられます。
茶色い皮の部分を切り離して、和え物や味噌汁の具材にするなどして、ムダなく使うのがおすすめです。
皮をむいた生たけのこは、茹でたたけのこと同様に、根元にあるぶつぶつを包丁で削ぎ落とします。
そして、お好みの形に切るなどしてから使います。
以上、たけのこの皮の剥き方についてお伝えしました。
冒頭でもお伝えしたとおり、たけのこは、基本的には、クリーム色の柔らかい部分は美味しく食べられます。
こうした点を基準に判断すれば、たけのこの可食部を簡単に見分けられますよ。
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