しじみの砂抜きはこれが効果的!冷凍・冷蔵保存も解説

しじみの砂抜き(砂出し)

しじみの砂抜き(砂出し)のやり方と、冷凍・冷蔵保存の方法を解説します。

しじみを砂抜きをするには、1%の塩水に浸し、冷暗所に3時間から一晩ほど置きます。
塩水で砂抜きをすることで、食べやすくなり、旨味も増します。
スーパーで買ってきたしじみを塩水に浸けておくだけなので、とても簡単です。

材料

調理時間1分/置く時間除く
しじみ 好みの量
1%の塩水 適量

砂抜きの手順

  1. ① 水200mlにつき小さじ1/3(2g)の塩を溶かし、1%の塩水を作ります。
  2. ② バットのような少し深さのある底の平たい器を用意します。
    しじみを重ならないように広げ、ヒタヒタの塩水を注ぎます。
  3. ③ 新聞紙(紙)など通気性の良いものをフタ代わりに器に被せて、中を暗くします。
    紙が塩水で濡れそうな場合は、ザルなど通気性の良いものを被せたうえで、紙で覆うと良いです。
  4. ④ 器を物音がしない静かな冷暗所に置いて、しじみの動きを活発にさせて、3時間〜1晩置きます。
    暑い季節には、冷蔵庫に入れると良いです。
    時間がある場合は、1晩置くと、よりしっかり砂が抜けます。
  5. ⑤ 塩水を捨てます。
    しじみを流水に当ててこすり洗いして、しじみから出た砂をきれいに洗い流します。
    すぐに使わない場合は、この後で解説する保存方法を参考に、冷蔵または冷凍すると良いです。

塩水で砂抜きする

しじみは、塩水に浸して塩抜きするのがおすすめです。

真水を使うことも一応可能ですが、真水と塩水で砂抜きした場合をくらべると、できあがりの味にかなりの違いが出ます。
塩水に漬けると、しじみの体内にあるコハク酸などの旨み成分を中に閉じ込めることができるため、旨みが断然強く感じられて美味しくなります。

塩水の濃度は、1%が適しています。
しじみは海水と淡水が交わる場所(汽水域)に生息しているため、海水と同等の3.4%にすると、濃すぎてしまいます。

暗くて涼しくて静かな場所に置く

しじみを上手に砂抜きするコツは、しじみを入れた容器を暗くして、涼しくて静かな場所に置くことです。
そうすることで、しじみの活動が活発になり、砂をしっかりと吐き出してくれます。

しじみの保存方法

砂抜きしたしじみをすぐに使わない場合は、冷蔵もしくは冷凍して保存することができます。

しじみを水に浸す
凍ったしじみ

しじみの冷蔵保存

  1. ① 塩抜きしたしじみを、再び1%の塩水に浸します。
  2. ② 空気がある程度入るようにフタを軽くかぶせたうえで、冷蔵庫に入れます。
    1日経ったら塩水を取り替え、常にきれいにしておくと、しじみは1〜2日持ちします。

しじみの冷凍保存

  1. ① 砂抜きしたしじみを保存容器に入れ、かぶるくらいの水を注ぎます。
  2. ② フタをして冷凍庫に入れます。
    3ヶ月ほど日持ちします。

しじみを冷凍する際のポイントは、水ごと冷凍することです。
水に浸すことで、空気を遮断して酸化しにくくするとともに、乾燥を防ぐことができます。
水を使わない方法で冷凍すると2〜3週間ほどしか持ちませんが、水ごと冷凍すると3ヶ月ほど保存できます。

ちなみに、しじみを砂抜きしないで冷凍するのはNGです。
しじみが生きていないと砂抜きできないので、砂抜きしてから冷凍してください。

冷凍しじみの味噌汁

冷凍したしじみは、味噌汁などに便利に使えます。

冷凍しじみを解凍する
味噌汁にする際には、冷凍しじみを凍ったまま鍋に入れ、火にかけて溶かし、溶け出た水も一緒に使うと良いです。

溶け出た水にはしじみの旨みがたっぷりと含まれているため、捨ててしまうのはもったいないです。


しじみの味噌汁のレシピは、リンク先を参考にしてください。
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