パプリカの皮むきは焼くだけ|トースターやグリルで香ばしく、きれいにむける!

パプリカの皮むき


パプリカの皮むきにはいくつか方法がありますが、もっとも手軽で美味しく仕上がるのが「焼いてむく」やり方です。
グリルやトースターでパプリカを焼くと、皮が縮んで自然と浮き上がり、スルッとむけます。
さらに加熱によって甘みが凝縮され、香ばしさも加わるため、皮をむくだけでなく味わいそのものが引き立ちます。

レンジ加熱や冷凍を使った皮むきも可能ですが、仕上がりや風味のバランスで見ると「焼く」方法がもっともおすすめです。
マリネや冷製スープ、和え物などに使うと、ひと味違ったおいしさに。
「むくために焼く」のではなく、「おいしくするために焼く」──そんな感覚で取り入れられる、実用性の高い方法です。

材料

調理時間30分
パプリカ 2〜3個
  • 黄パプリカの方が、赤パプリカよりも比較的簡単に皮がむけます。


パプリカの皮むきの方法

下処理をする

パプリカを半分に切る
パプリカのヘタと種を取り除く
  1. ① パプリカ(2〜3個)は水気をしっかり拭き取り、縦半分に切ってヘタと種を除きます。
ここでは、グリルやトースターで一度に焼きやすい量として2〜3個を使っていますが、1個だけでも同じように焼いて皮をむけます。
また、量が多い場合は数回に分けて焼いてから皮をむいても大丈夫です。

皮が黒くなるまで焼く

パプリカをグリルで焼く
グリル
パプリカをトースターで焼く
トースター
  1. ② 皮を上にして、アルミホイルの上にパプリカを並べます。
    予熱したグリルまたはトースターに入れ、皮に黒い焦げ目が付き、皮が少し浮いてくるまで焼きます。
    焼き時間の目安は、グリルなら中火で7〜12分、トースターなら強で10〜15分です。
焼き加減は、多少焦げすぎても大丈夫です。
表面が黒くなるほど香ばしく、皮もむきやすくなります。
皮が焦げても果肉は中まで甘くなるので安心してください。
むしろ加熱が足りないと皮がむけにくくなるため、ためらわずしっかり焼くのがコツです。

なお、オーブンを使う場合は、230度で15〜18分ほどが目安です。



ラップや袋で密閉して蒸らす

焼いたパプリカにラップを密着させて蒸らす

  1. ③ 焼き上がったパプリカをアツアツの状態で皿に取り出し、すぐにラップをぴったりと密着させて5〜10分ほど蒸らします。
    ポリ袋に入れて密閉しても良いです。
蒸らすことで皮がさらにむけやすくなるので、この工程は省かずにしっかり行いましょう。
焦げ目が薄い部分があっても、蒸らすことでほとんどむけるようになります。

パプリカの皮むきの完了!

パプリカの皮をむく

  1. ④ 粗熱が取れたら、まだ温かいうちに手で皮をむきます。
    手ではむきにくい場合は、キッチンペーパーで皮をつかんでむくと良いです。

皮がうまくむけないときは?

皮がうまく浮いてこない場合は、焼き時間が足りていない可能性があります。
皮にしっかり黒い焦げ目が付くまで、ためらわずにしっかり加熱しましょう。

また、蒸らしが不十分だと皮が密着したままになるため、焼き上がったらすぐにラップやポリ袋で密閉し、5〜10分蒸らすことが大切です。
それでもむけにくい場合は、キッチンペーパーで皮をつかみ、優しくこすり取ってみてください。

焼いたパプリカの活用法

焼いたパプリカは、皮がむけるだけでなく、中までしっとり甘く仕上がります。
そのまま色々な料理に使えて、ワンランク上の一皿になります。

  • オリーブオイルと塩で「焼きパプリカのマリネ」に
  • 酢や醤油、ごま油と合わせて「ピーマンの南蛮漬け風」に
  • 鶏肉と合わせて「パプリカカレー」に
  • ミキサーで撹拌して「パプリカスープ」に
  • サラダ、ラタトゥイユ、カポナータ、パスタ、ピザなどの具材としてもおすすめ

皮をむくだけでなく、美味しさまで引き出せるのが焼きパプリカの魅力。
魚焼きグリルやトースターがあれば、手軽に香ばしく仕上げられます。

むきやすくなるだけでなく、料理の幅も広がるこの方法。
ぜひ一度、試してみてください。


よくある質問(FAQ)

グリル・トースター・オーブンで焼いたときの仕上がりの違いは?

グリルは上火で一気に焼けるため、皮に焦げ目が付きやすく、短時間で皮が浮きやすいのが特長です。
トースターは加熱にやや時間がかかりますが、焼きムラが少なく安定した仕上がりになります。
一方オーブンは庫内全体が均一に温まるため、ふっくらとした焼き上がりになりますが、皮が浮くまでに少し時間がかかる傾向があります。

皮のむきやすさを重視するならグリルがもっとも効率的ですが、どの器具でも問題なく皮むきはできるので、お持ちのもので気軽に試してみてください。

電子レンジや冷凍でもパプリカの皮はむけますか?

電子レンジで加熱すると、皮が少し浮くこともありますが、焼いたときのようにはっきりとは浮かず、むきにくさが残る場合があります。
また、冷凍してから解凍すると皮が縮んでむけやすくなりますが、水分が出やすく、食感が落ちやすいのが難点です。

香ばしさや甘みなど、仕上がりの味を重視するなら、やはり「焼く」方法がもっともおすすめです。

焼いたパプリカは冷蔵・冷凍保存できますか?

はい、保存可能です。
焼いて皮をむいたパプリカは、冷蔵なら密閉容器に入れて2〜3日ほど保存できます。
冷凍する場合は、1回分ずつラップで包み、保存袋に入れて冷凍庫へ。
保存の目安は約1ヶ月です。
解凍後は、マリネやスープなど加熱する料理に使うのがおすすめです。

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