
パプリカの皮むきにはいくつか方法がありますが、もっとも手軽で美味しく仕上がるのが「焼いてむく」やり方です。
グリルやトースターでパプリカを焼くと、皮が縮んで自然と浮き上がり、スルッとむけます。
さらに加熱によって甘みが凝縮され、香ばしさも加わるため、皮をむくだけでなく味わいそのものが引き立ちます。
レンジ加熱や冷凍を使った皮むきも可能ですが、仕上がりや風味のバランスで見ると「焼く」方法がもっともおすすめです。
マリネや冷製スープ、和え物などに使うと、ひと味違ったおいしさに。
「むくために焼く」のではなく、「おいしくするために焼く」──そんな感覚で取り入れられる、実用性の高い方法です。
材料
パプリカ | 2〜3個 |
- 黄パプリカの方が、赤パプリカよりも比較的簡単に皮がむけます。
パプリカの皮むきの方法
下処理をする
- ① パプリカ(2〜3個)は水気をしっかり拭き取り、縦半分に切ってヘタと種を除きます。
また、量が多い場合は数回に分けて焼いてから皮をむいても大丈夫です。
皮が黒くなるまで焼く
- グリル
- トースター
- ② 皮を上にして、アルミホイルの上にパプリカを並べます。
予熱したグリルまたはトースターに入れ、皮に黒い焦げ目が付き、皮が少し浮いてくるまで焼きます。
焼き時間の目安は、グリルなら中火で7〜12分、トースターなら強で10〜15分です。
表面が黒くなるほど香ばしく、皮もむきやすくなります。
皮が焦げても果肉は中まで甘くなるので安心してください。
むしろ加熱が足りないと皮がむけにくくなるため、ためらわずしっかり焼くのがコツです。
なお、オーブンを使う場合は、230度で15〜18分ほどが目安です。
ラップや袋で密閉して蒸らす

- ③ 焼き上がったパプリカをアツアツの状態で皿に取り出し、すぐにラップをぴったりと密着させて5〜10分ほど蒸らします。
ポリ袋に入れて密閉しても良いです。
焦げ目が薄い部分があっても、蒸らすことでほとんどむけるようになります。
パプリカの皮むきの完了!

- ④ 粗熱が取れたら、まだ温かいうちに手で皮をむきます。
手ではむきにくい場合は、キッチンペーパーで皮をつかんでむくと良いです。
皮がうまくむけないときは?
皮がうまく浮いてこない場合は、焼き時間が足りていない可能性があります。
皮にしっかり黒い焦げ目が付くまで、ためらわずにしっかり加熱しましょう。
また、蒸らしが不十分だと皮が密着したままになるため、焼き上がったらすぐにラップやポリ袋で密閉し、5〜10分蒸らすことが大切です。
それでもむけにくい場合は、キッチンペーパーで皮をつかみ、優しくこすり取ってみてください。
焼いたパプリカの活用法
焼いたパプリカは、皮がむけるだけでなく、中までしっとり甘く仕上がります。
そのまま色々な料理に使えて、ワンランク上の一皿になります。
- オリーブオイルと塩で「焼きパプリカのマリネ」に
- 酢や醤油、ごま油と合わせて「ピーマンの南蛮漬け風」に
- 鶏肉と合わせて「パプリカカレー」に
- ミキサーで撹拌して「パプリカスープ」に
- サラダ、ラタトゥイユ、カポナータ、パスタ、ピザなどの具材としてもおすすめ
皮をむくだけでなく、美味しさまで引き出せるのが焼きパプリカの魅力。
魚焼きグリルやトースターがあれば、手軽に香ばしく仕上げられます。
むきやすくなるだけでなく、料理の幅も広がるこの方法。
ぜひ一度、試してみてください。
よくある質問(FAQ)
グリル・トースター・オーブンで焼いたときの仕上がりの違いは?
グリルは上火で一気に焼けるため、皮に焦げ目が付きやすく、短時間で皮が浮きやすいのが特長です。
トースターは加熱にやや時間がかかりますが、焼きムラが少なく安定した仕上がりになります。
一方オーブンは庫内全体が均一に温まるため、ふっくらとした焼き上がりになりますが、皮が浮くまでに少し時間がかかる傾向があります。
皮のむきやすさを重視するならグリルがもっとも効率的ですが、どの器具でも問題なく皮むきはできるので、お持ちのもので気軽に試してみてください。
電子レンジや冷凍でもパプリカの皮はむけますか?
電子レンジで加熱すると、皮が少し浮くこともありますが、焼いたときのようにはっきりとは浮かず、むきにくさが残る場合があります。
また、冷凍してから解凍すると皮が縮んでむけやすくなりますが、水分が出やすく、食感が落ちやすいのが難点です。
香ばしさや甘みなど、仕上がりの味を重視するなら、やはり「焼く」方法がもっともおすすめです。
焼いたパプリカは冷蔵・冷凍保存できますか?
はい、保存可能です。
焼いて皮をむいたパプリカは、冷蔵なら密閉容器に入れて2〜3日ほど保存できます。
冷凍する場合は、1回分ずつラップで包み、保存袋に入れて冷凍庫へ。
保存の目安は約1ヶ月です。
解凍後は、マリネやスープなど加熱する料理に使うのがおすすめです。
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