乾燥空豆を使って、お多福豆づくりに挑戦しました。
お多福豆とは、お節料理に用いられる大きくて真っ黒い煮豆のことです。
初めての挑戦だったので、ネット上でレシピを調べてみましたが、なぜか片手で数える程度の情報しか得られませんでした。
私がお多福豆づくりについて知ったことは、2つあります。
- 重曹を使わなければ、豆の外皮が柔らかく煮えないようだ。
- 鉄鍋を使うことで、(または鉄製のものと一緒に煮ることで)真っ黒い豆に煮上がるようだ。
お正月の黒豆レシピではお約束の重曹と鉄です。
でも、我が家の黒豆レシピは、両方とも使いません。
なぜなら。重曹を入れるとまずくなるし、わざわざ鉄を使うほど黒く仕上げる必要を感じないからです。
黒豆の場合は、そのままでも十分黒く美しく仕上がると思います。
ですから空豆も、あえて重曹と鉄を使わずに煮てみました。
重曹と鉄くぎを使わないで、お多福豆をつくる
重曹と鉄くぎを使わないで、お多福豆をつくってみました。
試作は次のように行いました。
材料
乾燥空豆 | 300g |
砂糖 | 300g |
塩 | 小さじ1/4 |
作り方
- たっぷりの水を鍋に入れ、乾燥空豆を加え、火にかける。
沸騰して2~3分したら、煮こぼす。
これを2回繰り返す。 - たっぷりの水と空豆を鍋に入れ、豆が柔らかくなるまで煮る。
途中、2回に分けて砂糖を加える。
最後に塩を加え、火を止める。
一晩置いて味を含ませる。
上の写真が、できあがったお多福豆です。
失敗してしまいました。
皮を柔らかくするため、黒豆にくらべるとかなり長時間加熱しましたが、できあがったお多福豆は、それでも皮が固いままです。
また、一方の中身は、柔らかくなり過ぎてしまいました。
色は黒っぽくはなりましたが、薄くてムラがあるため、まったく美味しそうに見えません。
お店で売られているお多福豆は、どのようにつくられているのでしょうか。
お多福豆を上手につくるには、やはり重曹と鉄くぎが必要なのかもしれません。