小麦粉を使わずに、蕎麦粉だけでパンを作りました。
パンの膨らみを補うために、蕎麦粉の1/4程度の「グルテン粉」を加えました。
できあがった蕎麦粉パンは、市販の柔らかい食パンの対極にあるようなどっしりとした食べごたえがあり、噛みしめると味わい深いです。
ちなみに「グルテン」とは、小麦・大麦・ライ麦などに含まれるたんぱく質の一種です。
これらの粉に水を加えてこねると粘りや弾力性が出ますが、これはグルテンの性質によるもの。パンをふっくらと膨らませるためには、グルテンが必要です。
なお今回使用した「グルテン粉(上)」は、小麦粉から抽出したグルテンを粉状にしたものです。
以前私が学んでいた、玄米菜食の健康法を提唱する「マクロビオティック」では、この「グルテン粉」を使って「コーフー」という肉もどきを作ります。
本物のお肉っぽくて、けっこうイケますよ。
グルテン粉を使った蕎麦粉パン
グルテン粉を使った蕎麦粉パンのレシピです。
蕎麦粉 | 150g |
グルテン粉 | 38g(粉全体の20%) |
塩 | 小さじ1/2 |
黒糖 | 大さじ1 |
ドライイースト | 小さじ1 |
- 材料すべてをボールに入れ、耳たぶくらいの滑らかな生地になるまで10分程こねる。
ボールにラップをかけ、生地が約1.5倍になるまで暖かいところに置く。(3月の温かい日に、日の当たるところに置いて2時間ほどかかりました。) - 生地を6等分して成形する。これを天板に並べ、その上からラップをかけて、再び暖かいところで生地が1.5倍に膨らむまで置く。
- 180度に温めたオーブンで約20分焼いたらできあがり。
できあがったパンの断面は、下のようになりました。
細かい気泡が入っており、わずかながら膨らんでいます。
食感はパンなのですが、味はしっかりと蕎麦なので、はじめは少々違和感がありました。
でもよく噛んで食べると、味わい深くて美味しいです。
このパンにはバターがよく合います。
なお冷めると硬くなりますが、温めると食べやすくなりますよ。