かつお菜のシンプルレシピをご紹介します。
かつお菜とは
かつお菜は、博多の伝統野菜で、地元では主に正月の雑煮に使われます。
縮れた肉厚な葉が特徴の、かつお菜。
グルタミン酸、アスパラギン酸といた旨みの元であるアミノ酸が多く含まれており、カツオのような美味しさが感じられることから、その名があります。
かつお菜の旨みがどれ程なのか、今日は、あえてダシなしで煮浸しを作りました。
ほのかな旨みが感じられ、ダシなしでも十分満足できる仕上がりになりました。
かつお菜のアク抜き
なお、かつお菜は、あらかじめさっと茹でて、あく抜きしてから使います。
そうすると食べやすいです。
「だしいらず!かつお菜の煮浸し」のレシピです。
材料
かつお菜 | 1束 |
油揚げ | 1枚 |
みりん | 大さじ1と1/2 |
醤油 | 大さじ2 |
水 | 大さじ3 |
作り方
- かつお菜をさっと湯がいて冷水に取り、水気を軽く絞って一口大に切る。油揚げを湯通しして短冊切りにする。
- Aを小鍋に入れて沸騰させる。かつお菜と油揚げを加え、さっと煮たらできあがり。
かつお菜は、博多以外の地域ではほとんど流通しておらず、博多でさえ年末にしか出回らないそうです。
今回使ったかつお菜は、博多出身の知人からいただきました。
こんなにおいしい菜っ葉が、なぜそれほど入手しづらいのか、私には分かりません。
私が住んでいる関東地区でも、簡単に買えたらいいのにと思います。
でも、実際は、博多から取り寄せでもしない限り、再びかつお菜に巡り会うことはないのかもしれません。
残念です。