超簡単な餃子のレシピをご紹介します。
料理研究家の小林まさみさんが考案した「油揚げギョーザ」です。
餃子の皮の代わりに油揚げを使うので、ごく普通の餃子のように、1つずつ包む手間がかかりません。
しっとりジューシーな餃子が、あっと言う間に完成しますよ。
(一部情報元:日本テレビ「キューピー3分クッキング」2017年3月27日放映、日本テレビ「スッキリ」ワンパン料理 2017年6月19日放映)
油揚げギョーザの作り方
「油揚げギョーザ」のレシピです。
レシピの全工程は、後ほど写真をもとに説明します。
油揚げ | 3枚(55g) |
豚ひき肉 | 300g |
ニラ | 1/2束(50g) |
玉ネギ | 1/3個(70g) |
おろしニンニク | 小さじ1 |
醤油 | 大さじ1 |
味噌 | 小さじ1 |
砂糖 | 大さじ1/2 |
片栗粉 | 小さじ2 |
ゴマ油 | 小さじ2 |
- ニラは細かい小口切りにし、玉ネギはみじん切りにする。
肉ダネの材料すべてをボールに入れ、粘りが出るまで手でよく混ぜる。 - 油揚げはペーパータオルで押さえて油を拭き取り、長辺の一方に包丁を入れ、袋状に開く。
- 2に1を詰め、手で押さえて平らにする。
- フライパンに3を並べ、水(1カップ)を注ぎ、フタをして強めの中火にかける。
水分がほぼ飛んだらフタを取り、両面がきつね色になるまで弱火で5分ほど焼く。 - 4を食べやすい大きさに切り、皿に盛る。好みで酢醤油やラー油をつけていただく。
写真をもとに、レシピを説明します。
油揚げギョーザの作り方
工程1は分かりやすいので、工程2から説明します。
【工程2・3】
まず油揚げをペーパータオルで押さえ、油を軽く拭き取ります。
そして上の写真右のように、長辺の一方に包丁を入れ、袋状に開きます。
そして3等分した餡を油揚げの角までしっかり詰め、手で押さえて平らにします。(写真左)
【工程4】
次に、油揚げギョーザをフライパンで焼きます。
まず冷たい状態のフライパンに油揚げギョーザを並べ、水(1カップ)を注ぎ、フタをして強めの中火にかけます。
水は1カップとかなりたっぷり使いますが、少し厚みのある油揚げギョーザの中まで効率よく火を通すには、これくらい必要です。
水分がほぼ飛んだら、フタを取ります。
ここまでの加熱時間は、私が試したところ、だいたい6〜7分です。
そして両面がきつね色になるまで、弱火で5分ほど焼きます。
餃子は先に中まで火を通し、最後に焼き色をつけます。
【工程5】
食べやすい大きさに切って皿に盛ったらできあがり。
好みで醤油やラー油をつけていただきます。
見た目はまったく餃子っぽくはありませんが、お料理の大部分を占める餡は、香味野菜の風味をいかした餃子の餡そのものなので、食べれば美味しい餃子の味がします。
ただ皮の食感は、本物とはまったく違います。
小麦粉で作った本物の餃子の皮のような、焼いた面がパリパリで蒸した面がモッチリとした、そんな食感は出ません。
このギョーザはたっぷりの水で蒸し焼きにするので、油揚げは全体的にしっとりしています。
でも餡の味が油揚げにしっかり染みており、油揚げの香ばしい味が加わることで餃子の風味がアップするので、これはこれで美味しいですよ。
何よりも手間いらずで、あっと言う間に4人分の餃子が作れるところが、すごく魅力的です。
ところで当サイトでは、油揚げを使った餃子をもう1品と、油揚げを使ったメンチカツのレシピを以前紹介したことがあります。
料理研究家の柳澤英子さんの「いなり餃子」は、ダイエット用に開発されたメニュー(普通の餃子の皮を油揚げで代用すると、糖質オフになります)で、今回ご紹介した餃子よりもやや食べ応えに欠けますが、見た目が餃子っぽいですし、蒸し焼きにしない分、皮がパリパリに仕上がります。
また日本テレビの「ヒルナンデス」で話題になった「油揚げのメンチカツ」は、今回の餃子の餡をメンチカツのタネに置き換えたお料理です。
油揚げの柔らかい食感と見た目はそっくりですが、油揚げの風味がしっくり合うのは、今回ご紹介した餃子の方です。
でもメンチカツも、一風変わった和風っぽい優しい味がして面白いですよ。
今回ご紹介した「油揚げギョーザ」は、お弁当にもぴったりです。
(上の写真のお弁当のレシピは、こちらの記事をご覧ください。)
餃子というと冷めると皮が硬くなりがちで、お弁当にはしづらいですけど、「油揚げギョーザ」だったら皮までしっとりしているので、美味しくいただけますよ。