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茶色く変色してしまったリンゴを、剥きたてのような見た目に復活させる方法をご紹介します。
リンゴの皮を剥いてしばらく置いておくと、身が茶色く変色してしまいます。
空気に触れてリンゴの成分が酸化することがその原因ですが、色が悪くなったリンゴをオレンジジュースに浸すだけで、剥きたてに近い色に蘇ります。
実際に試してみると、その変化に結構驚きますよ。
茶色くなったリンゴを元通りにする方法

変色したリンゴを、オレンジジュースを使って元に戻す手順です。
- 茶色くなったリンゴを、オレンジジュースに漬ける。
- そのまま5分ほど置く。
オレンジジュースに、リンゴを5分浸すだけです。
簡単ですね。
オレンジジュースに漬けた後のリンゴは、きれいな淡い黄色に戻ります。
漬ける前とくらべると、別物と思えるほどの違いがあります。
味については、オレンジジュースが加わるのである程度変わりますが、全くイヤな感じはしません。
酸味と甘みが良い感じにプラスされて、普通に美味しく食べられます。
オレンジジュースの効果
下の写真は、切って半日置いたリンゴです。
まだ、オレンジジュースに浸していない状態のものです。
どちらのリンゴも、茶色く変色し始めています。
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そして、下の写真は、2つのリンゴのうち、右側だけをオレンジジュースに浸したものです。
上の写真と見比べると、茶色いシミのようなものが薄まり、剥きたての色が戻ってきている様子がお分かりいただけると思います。
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リンゴの色が元通りになる理由
では、なぜオレンジジュースに浸けるだけで、リンゴが元に戻ったのでしょうか。
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オレンジジュースの中に含まれるビタミンCには、このポリフェノールと酸素の結びつきを外す効果があり、このビタミンCの働きによって、酸化した茶色の部分が元に戻るというわけです。
変色してしまったリンゴのために、わざわざオレンジジュースを用意するのは少しやり過ぎだとは思いますが、冷蔵庫にオレンジジュースのストックがある時には、試す価値は十分にあります。
覚えておくと便利な裏ワザですよ。
ちなみに、リンゴの色止めの方法としては、塩水や砂糖水に浸ける方法が有名です。
これらの方法は、変色する前の色止めとしては効果がありますが、変色してしまったリンゴを元に戻す効果はありません。
オレンジジュースのような効果はないので、注意が必要です。
ただ、オレンジジュースとは違って味はほとんど変わらないですし、そのうえとても手軽なので、普段使いの方法としてはかなりおすすめです。
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