ポーチドエッグ(落とし卵)の作り方を解説します。
ポーチドエッグとは、湯の中に卵を割り入れて、黄身は半熟に、白身は少しかたまらせて作るお料理です。
日本では、落とし卵と呼ばれることもあります。
ポーチドエッグのレシピには酢や塩を加えて作るものが多いですけど、次の3つのコツを抑えると、お湯だけでも上手に作れます。
- 卵を小さな器に割り入れる
- 湯の量を少なくする
- 卵を動かさずに弱火で加熱する
完成したポーチドエッグは、西洋料理の場合は、マフィンにのせてエッグベネディクトにするのが定番です。
また、トーストにのせたり、あるいは、サラダやスープの具材にするレシピも人気があります。
一方で、日本では、味噌汁の具材としてもお馴染みです。
材料
卵 | 1個 |
湯 | 700ml |
作り方
- 鍋に湯を沸かし、卵を冷蔵庫から出して、小さめの容器に割り入れる。
- 沸騰したら弱火にして、卵を水面近くでそっと入れ、そのまま3分ほど加熱する。
- 卵を網じゃくしなどですくって取り出し、キッチンペーパーの上にのせて水気を切る。
まず、鍋に湯(700ml)を沸かします。
そして、卵を冷蔵庫から出して、小さめの容器に割り入れます。
卵を小さな器に割る
卵は、冷蔵庫から出してすぐのものを使ったうえで、小さめの容器に割り入れるのがおすすめです。
器が小さい方が、湯の中に卵白が散りにくいです。
小さい器に入れた方が、卵液をコンパクトにまとめて湯に落とすことができるうえに、湯の水面近くまで近づけて卵をそっといれやすいためです。
沸騰したら弱火にして、卵を水面近くでそっと入れ、そのまま3分ほど加熱します。
少ない湯で動かさずに加熱
湯の量は、卵が完全に浸かるくらいの必要最小限におさえるのがおすすめです。
そうすると、卵を落下させる距離(鍋底までの距離)が短くなるので、卵白が散らばりにくくなります。
また、鍋底に落ちた卵は、動かさずにそのまま弱火で静かに加熱すると、形が崩れにくいです。
3分経ったら、卵を網じゃくしなどですくって取り出し、キッチンペーパーの上にのせて水気を切ります。
外側の白身の部分はゆるめに固まり、内側の黄身の部分は、さらにゆるい半熟状に仕上がります。
白身を割ると黄身の部分がとろっと流れ出してくるので、パンやベーコンや野菜など、なんらかの食材の上に置いて食べるのがおすすめです。
卵のマイルドな味が他の食材とよく馴染み、とても美味しくいただけます。
味噌汁の落とし卵にする場合
この作り方を応用すれば、落とし卵の味噌汁やスープも簡単に作れます。
味噌汁にする場合は、具材を煮た汁の中に卵を直接入れて、味噌を溶かすのが一般的です。
ただ、この方法で作ると、卵と具材がくっついて全体がツルンときれいに仕上がらなかったり、黄身がちょうど良い半熟にならないこともあります。
そうすると、見た目がきれいなうえに加熱時間も調整しやすいです。
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