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バナナの保存方法。ラップやビニール袋で覆って冷蔵庫が一番長持ち。

投稿日:2015年11月2日 更新日:

バナナを生のまま日持ちさせる保存方法をご紹介します。

おすすめは冷蔵保存

一番のおすすめは冷蔵保存です。
バナナをはじめとする南国のフルーツは、気温の低いところに置くと低温障害で皮が黒くなってしまうため、冷蔵は一般的にはNGと言われています。
でも、変わるのは皮の色だけで、中身は常温に置くよりもずっと長持ちします。
冷蔵庫の野菜室でバナナを保存する方法は、食品保存の専門家もすすめています。

皮の黄色をキープするにはラップやビニール

また、バナナの皮の黄色をキープしたい場合は、1本だったらラップをして、複数本だったら新聞紙などに包んでビニール袋に入れて冷蔵保存するといいです。(1房だったら、あらかじめ少しばらしておく方が、均一に日持ちしやすいです。)
ラップやビニールなどを使って、冷蔵庫の冷気が直接当たらないようにすると、きれいな見た目が比較的長く保てます。


上の写真をご覧ください。

熟し方が同じくらいのバナナ4本を、冷蔵庫の野菜室に1週間入れたものです。

写真右の茶色いバナナ2本は、新聞紙に包んで野菜室に入れました。
左側の黄色いバナナ2本は、新聞紙に包み、さらにビニール袋に入れ、袋の口を縛りました。

ビニール袋で覆うだけで、1週間後にはこんなに色の違いが出ます。

保存したいバナナが1本だけだったら、新聞紙は使わずラップで全体を包むだけでも、同じくらいの効果があります。(新聞紙は湿気がこもりやすいという理由で使っています。)

バナナの中身の変化に違いはない


ただ、バナナの中身は、それほど違いはありません。

1週間経っても、どちらも買ったばかりに近い状態です。
とは言え、皮の色もきれいな方が良いでしょうから、ビニール袋やラップを使って、冷蔵庫の野菜室に入れた方がいいですよ。

3週間後の見た目


この方法を使って、買ったばかりの柄がまだ青いバナナを保存すると、3週間ほど日持ちします。

上の写真は、新聞紙で包んでビニール袋に入れて、野菜室で3週間保存したバナナ。
皮はかなり茶色くなっていますが、中身はまだかたさがあり、十分食べられます。

長期保存する場合は、新聞紙やビニール袋に湿気がこもりやすいので、5日に1回くらい開けて、湿気を逃がすといいですよ。

実際にいろいろなシチュエーションで比較した結果を踏まえて、バナナの上手な保存方法をおすすめ順にご紹介します。

(一部情報元:TBSテレビ「この差って何ですか?」バナナを長持ちさせるプロ技 2015年11月1日放映、NHK「あさイチ」プロのバナナの保存法 2018年5月1日放映)

1位 バナナを冷蔵庫の野菜室に入れる

NHKの「あさイチ」では「黄色くなったバナナを最も日持ちさせる方法」として、冷蔵庫の野菜室に入れる保存法が紹介されたことがあります。

バナナを野菜室に入れると、低温障害で色が茶色くなってしまいますが、変わるのは皮の色だけで、中身は常温に置くよりもずっと長持ちします。

またすでにお伝えした通り、新聞紙などで包んだ上でビニール袋に入れて冷蔵すると、皮の色は比較的きれいな状態に保てます。


上の写真をご覧ください。

バナナの保存方法5パターンを1週間後に比較した写真です。
一番左が、冷蔵庫の野菜室に入れたバナナで、他の4本は、常温に置いたバナナです。

具体的には、左から順に次のような保存方法を試しました。
ちなみに気温は、1年の中では高め(5月:平均20度くらい)の1週間です。

  • 冷蔵庫の野菜室に新聞紙に包んで入れる
  • 常温に吊るす
  • 常温に置く
  • 柄の部分にラップをして常温に置く
  • アルミホイルで包んで常温に置く

一番左の冷蔵庫の野菜室に入れたバナナをご覧ください。
低温障害によって茶色くなったバナナの皮は、常温に置いて熟した他の4本のバナナとは明らかに違い、全体により均一に変色しています。
日持ちという観点から眺めると、見た目はどれも同じくらい熟しているか、もしくはすでに食べ頃を過ぎてしまっているようにしか見えません。


でも皮をむいてみると、冷蔵庫に入れたバナナの中身の状態は、他の4本とまったく違いました。

写真では違いが分かりませんが、冷蔵庫に入れたバナナだけは、しっかりした硬さが残っており、完熟にはほど遠い状態のままでした。冷蔵庫に入れる前の状態とほとんど変わらず、ずば抜けて日持ちが良いことが分かりました。

食品科学の専門家、首都大学東京の酪農大学の東直樹教授によると、バナナは、気温が高いと呼吸が活発になり、成長ホルモンである「エチレンガス」が発生しやすくなります。
でも5〜10度くらいの涼しい場所(冷蔵庫の野菜室など)に保存すると、バナナの呼吸をおさえることができるので、日持ちするようになるそうです。
ちなみに冷蔵庫の野菜室だったら、バナナの皮の乾燥も防げるので、そうした点でも理想的だということです。

【保存のポイント】
バナナを冷蔵庫の野菜室に入れると、バナナの呼吸をおさえることができるので、日持ちするようになる。

ちなみに気温が5〜10度くらいの季節だったら、常温に置いても日持ちはさほど変わらないということになりますので、そうした涼しい時期には、吊るすなどして常温に置くが正解です。

2位 バナナの柄の部分にラップをする

バナナの保存方法として2番めにおすすめなのは、バナナの柄の部分にラップをする方法です。

これはTBSテレビの「この差って何ですか?」で話題になった保存方法で、人気果物店「カワムラフルーツ」の川村昌敏さんがすすめる裏ワザです。

ラップの仕方を念のため写真で説明します。

材料
バナナ 1本


【工程1】
まずバナナを1本ずつばらします。

そしてバナナの柄の部分だけをラップでしっかり包みます。これでお終いです。



【工程2】
ちなみに柄の部分にラップをしていないバナナが近くにあったり、またりんごやメロンといったエチレンガスを出す食材がある場合は、上の写真のように、バナナ全体をさらにラップでしっかり包みます。


このようにバナナにラップをすると、熟し過ぎを防ぐことが出来る上に、皮のきれいな黄色を比較的長くキープできます。
こんなことが本当に効くのかと思うかもしれませんが、実際に試してみると違いが良く分かります。

でもなぜラップをするだけで、バナナを日持ちさせることができるのでしょうか。

川村さんによると、バナナが熟すのは、バナナ自体が出す成長ホルモン「エチレンガス」が原因です。
バナナの柄の部分をラップで巻くと、バナナがエチレンガスを放出するのをおさえることができます。
さらにバナナ全体にラップをすると、まわりにあるバナナや他の食品(りんごなど)が出すエチレンガスの吸収をおさえることができます。
2段階に分けてラップで包むと、バナナがエチレンガスに触れにくくなるので、熟し過ぎを防げるというわけです。

【保存のポイント】
バナナの柄の部分をラップで包み、さらに全体をラップで覆うと、バナナがエチレンガスに触れにくくなるので、日持ちするようになります。

バナナの柄にラップをする方法の注意点

ただ、このバナナの柄にラップをする方法には、注意しなければならない点もあります。

すでにお伝えした通り、保存したいバナナのまわりに、他のバナナやエチレンガスを出す食材がある場合は、バナナの柄の部分だけでなく、バナナ全体をラップで包む必要がありますが、バナナをラップで覆い尽くすと、蒸し暑い季節には、かえって傷みやすくなります。

ですのでこの方法で保存する場合は、すべてのバナナの柄の部分にラップをするか、まわりにエチレンガスを発する食材を置かないのがおすすめです。
気温が高い時期には、冒頭にお伝えした冷蔵庫の野菜室に入れる保存方法が1番いいです。


またすべてのバナナの柄の部分をラップで包んだとしても、冷蔵庫に入れる場合は、ビニールに入れたりラップで全体を覆ったりしないと、皮の色が変わってしまいますので注意してください。

上の写真は柄の部分にラップをして冷蔵庫(野菜室)に1週間入れたバナナです。
左側の茶色くなった2本のバナナは、新聞紙で包んだだけ。
右側の黄色い2本のバナナは、新聞紙で包んだ上でビニール袋に入れて口を縛ったものです。

ちなみにラップだけで済ませたい時は、柄の部分にラップをした上で、さらに全体をラップで包むと、冷蔵庫の野菜室に入れても、ビニール袋に入れた場合と同じくらい皮の色は変りません。

3位 バナナを常温に吊るす

続いてご紹介するのは、バナナスタンドなどでバナナを吊るす方法です。

ちなみに上の写真では、左から2番めが吊るしたバナナ(1週間後)です。
見た目では、その右隣りにある常温に置いただけのバナナ(1週間後)との違いはあまり分かりませんが、皮をむいてみると、やはり吊るした方が、少し熟し方が遅いことが分かりました。

バナナは寝かして置くと、重みがかかった部分から痛むので、できれば吊るして保存するのが良いようです。

4位 バナナを常温に置く

バナナを常温にただ置くだけの保存方法は、気温が5〜10度くらいまでだったら、悪くありません。

すでにお伝えした通り、バナナは重みがかかった部分から傷むので吊るして置く方がおすすめですが、気温がそれほど高くなければ、バナナの熟し方も比較的ゆるやかなので、暑い季節よりは保存が効きます。

5位 バナナをアルミホイルで覆う

最後にご紹介するのは、バナナをアルミホイルで包む方法(一番右)です。

これは保存方法というわけではなく、バナナを何かで包むということが、気温が高い時にどれほどのデメリットになるかということを示す一例として挙げています。


アルミホイルで包んだバナナ(一番右)は、5パターン中で最も日持ちしませんでした。

バナナをアルミホイルで包むと、内部に熱がこもって蒸れやすくなります。暑い季節にはなおさらです。
また密閉状態になることで、バナナ自体が放出する成長ホルモン「エチレンガス」にもしっかりさらされることになり、追熟がぐんぐん進んでしまいます。

ちなみにラップで包んだバナナも、気温が高い時期に常温に置くと、アルミホイルで包んだ場合と同じくらい蒸れて腐りやすくなります。

以上、バナナの保存上手な保存方法をお伝えしました。

バナナの熟し過ぎを抑えて劇的に長持ちさせるには、バナナを少しばらして、新聞紙などで包んでビニール袋に入れ、袋の口を縛って冷蔵庫の野菜室に入れるのが1番おすすめです。
1本だったらラップをして、野菜室に入れてもいいですよ。

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