バナナは、冷凍保存するととても便利です。
賞味期限が1ヶ月にのびるうえに、完熟の美味しさのピークをそのまま閉じ込めることができます。
また、栄養もアップ。
冷凍することで、バナナに含まれるポリフェノールが増えるという研究があります。
ポリフェノールには、強い抗酸化力があり、脳や血管を老けさせない効果があると言われています。
一方で、冷凍バナナには、解凍することで食感が失われてしまうというデメリットがあります。

この記事では、バナナを冷凍する方法と合わせて、冷凍バナナの使い方や美味しい食べ方もご紹介します。
バナナの冷凍方法

冷凍する手順としては、まず皮をむきます。
皮をむかずに冷凍することもできますが、あらかじめむいておいた方が、使う時にラクです。
そして、お好みで適当な大きさに切ったり潰すなどして、小分けにしてラップでぴったり包んだうえで、保存袋に入れれば終了です。
冷凍バナナの保存期間は、1ヶ月程度と考えてください。
あらかじめバナナを潰しておくと、密閉しやすくなるので空気に触れにくくなり、冷凍中に茶色く変色するのを抑えられます。

潰して密閉すると、最も変色しにくい。
ジュースなどに使える。
バナナを凍らせてアイスとして食べるのなら、皮をむいて丸ごと冷凍するのがおすすめです。
割り箸を刺してから冷凍庫に入れると、持ち手ができて食べやすいです。

丸ごとならそのままアイスに。
冷凍するにあたっては、丸ごとのままでも問題はありませんが、小さく切った方が、解凍が早いので便利です。

切って冷凍すると解凍が早い。
バナナを皮付きのまま冷凍するのは、あまりおすすめしません。
というのは、凍ったままでは皮がむけませんし、半解凍しても皮がむきにくいためです。
どうせ皮をむいて使うのなら、中身だけにして冷凍する方が時短になります。
皮ごと冷凍すると、皮が黒っぽく変色するという欠点もあります。
ただし、中身は、比較的きれいな色に保てます。

皮ごと冷凍するとむきにくい。
ちなみに、冷凍バナナの変色を防ぐ方法としては、レモン汁を振りかけるという方法も、よく知られています。
ただ、当サイトで実際に試したところ、あまりはっきりとした効果は現れませんでした。
解凍
冷凍バナナを解凍する際には、常温にしばらく置くか、もしくは冷蔵庫に移すなどして、自然解凍します。
時間がない場合は、レンジで軽くチンすることもできます。
ただ、解凍したバナナは、そのまま食べると食感が無くて美味しくありません。
ですから、凍ったままスムージーにしたり、半解凍くらいでカップケーキの生地に練り込んだり、カレーなどの煮込み料理の風味付けに使うことをおすすめします。
冷凍バナナの美味しい食べ方
最後に、冷凍バナナを使ったおすすめレシピを5品ご紹介します。
凍らせるだけ棒アイス
バナナに割り箸を刺してから冷凍すれば、棒アイス風のおやつが手軽に作れます。
凍ったままであれば、食感も損なわれないので、美味しくいただけます。
バナナヨーグルトアイス

バナナを丸ごと使ったアイスもいいですけど、バナナを潰したうえでヨーグルトと砂糖を混ぜてから冷凍するのもアリです。
より甘みが強まるので、満足度がさらにアップします。
激うまバナナジュース

「バナナミルク」
こちらは、冷凍バナナと牛乳で作るバナナジュースです。
冷凍バナナを使うと、氷を加える必要がないので、味が薄まらず、濃厚な味のジュースが作れます。
一口飲むと、バナナのしっかりとした甘みと爽やかな酸味が広がって、幸せな気分に浸れます。
バナナヨーグルトスムージー

牛乳の他に、ヨーグルトやハチミツを加えても美味しいです。
食物繊維が豊富なバナナに、乳酸菌たっぷりのヨーグルトをプラス。
腸活にもおすすめのドリンクです。
バナナトマトスムージー

冷凍バナナをトマトと一緒にミキサーにかけるという手もあります。
ピンク色の可愛らしいスムージー。
こちらも飲みやすくて美味しいです。
以上、バナナの冷凍についてお伝えしました。
完熟したバナナを冷凍しておくと、ジュースやアイスなどに使えて、とても便利ですよ。