りんごの飾り切りの方法を動画でご紹介します。
お伝えするのは、花や桜やトサカなど、5パターンの可愛くておしゃれな切り方です。
りんごと言えば、フルーツカットに用いられる果物の定番です。
切るのが簡単なうえに、皮の色がキレイなので、食卓に華を添える食材としてとても重宝します。
カッティングしたりんごを盛り付けるだけで、お料理の見た目を手軽にワンランクアップさせることが可能。
クリスマスなどのご馳走や、特別な日のお弁当にもぴったりですよ。
りんごの飾り切り「花」
最初にご紹介するのは、パーティー料理に添えるととても見栄えがする、「花」の切り方です。
まず、りんごの頭の部分を切ります。
りんごのヘタは、取ってしまってもいいですし、お好みでそのままつけておいても構いません。
次に、切り離したりんごの上部に、ペティナイフを斜めに入れ、放射状に花びらの模様をかたどります。
模様は、全部で8ヶ所くらい入れると、仕上がりがきれいです。
8ヶ所の花びら模様をなるべく均等に入れるには、次の手順で作業するといいです。
まず模様を1つ入れたら、その対角線上にある、反対側にもう1つ入れます。
そして、この2つの模様を含めて十字になるように1つずつ入れ、合計4つの模様を最初に入れます。
模様を4つ入れたら、あとは、それぞれの模様の間に1つずつ入れます。
このようにすると、8枚の花びらがきれいに並びます。
続いて、りんごのフチをギザギザにカットして、カットした部分を切り離します。
先に作った花びら模様の外側に、ゆるやかに沿うようにナイフを入れると、仕上がりがきれいです。
これで、りんごの大きなお花が出来ました。
今度は、りんごの頭よりも下の部分で、器を作ります。
まず、りんごのお尻の部分を切り落とします。
お尻の部分は使いません。
そして、分厚い輪切りになったりんごの皮の内側にペティーナイフを入れ、果肉をくり抜いて器にします。
くり抜きにくい場合は、両側からペティーナイフを入れるといいです。
くり抜いた果肉は、芯の部分を取り除き、ひと口大に切ります。
そして、りんごで作った器の中に詰めます。
最後に、花型に切ったりんごをのせたら完成です。
ここまでの工程は、慣れれば5分くらいでできます。
りんごは変色しやすいので、切ったらその都度、塩水(水200mlに塩小さじ1/5を溶かしたもの)にくぐらせて、色止めするといいですよ。
りんごの飾り切り「桜」
こちらは、りんごを使った「桜」の飾り切りです。
何が「桜」かというと、りんごの皮に入っている切れ目が、桜の花びらのかたちになっているんです。
まず、りんごを8等分くらいのくし切りにして、芯を取り除きます。
そして、りんごの皮の部分に桜の花びらの形をした切れ目を入れます。
花びらの形と言っても、難しく考えなくていいんです。
りんごのフチから3〜5ミリ内側のところに包丁で切れ目を入れ、りんごの両端部分は、一方にMの字に切れ目を入れて、残りの一方はぐるっと切れ目を繋げればOK。
やってみると、けっこう簡単です。
ちなみに、M字の切れ目は、桜の花びらの先端部分になるので、りんごの頭の方(赤色がきれいな方)に入れるのがおすすめです。
あとは、M字の反対側の端から一気に皮を剥き、皮の内側を手でそっと切り離したら完成です。
この工程では、包丁で一気に皮をむくのがポイントです。
りんごのお尻の方から包丁を入れ、桜の花びらの切れ目よりもさらに少し先まで、一度に最後まで包丁を入れると、りんごの果肉の表面がツルンときれいに仕上がります。
花びらの形にくり抜いたりんごを円形に飾ると、お花のように見えていいですよ。
お花見弁当の飾り切りにもおすすめです。
りんごの飾り切り「木の葉」
こちらは、「木の葉」というりんごの飾り切りです。
見た目がとても繊細なので、お正月のおせちの飾りなど、特別な日のお料理にぴったりです。
切り方は、上の動画かリンク先の別記事をご覧ください。
りんごの飾り切り「うさぎ」
こちらは、普段使いとして最も人気がある「うさぎ」です。
切り方は、上の動画かリンク先の別記事をご覧ください。
りんごの飾り切り「とさか」
こちらは、「とさか」。
にわとりのとさかみたいな形なので、とさかです。
詳しい切り方は、この動画と下の説明をご覧ください。
まずは、りんごをあらかじめ6〜8等分くらいのくし切りにして芯を取り、皮の中央あたりに、包丁で斜めに切れ目を入れます。
次に、りんごのお尻の方から包丁を入れ、切れ目よりも少し先まで皮をむきます。
そして、皮を軽く引っ張って、切れ目の部分から切り離します。
あとは、残った皮の部分をキッチンバサミで切ったら完成です。
ちなみに、ここでハサミの入れ方を工夫すると、オリジナルのカッティングができますよ。
以上、りんごの飾り切りの作り方を5パターンご紹介しました。
普段使いとしては、「うさぎ」や「とさか」が簡単で便利です。
時間があるときには「花」や「桜」や「木の葉」もおすすめ。
これらの飾り切りを添えるだけで、食卓がパッと華やぎますよ。
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