
卵かけご飯の最強レシピをご紹介します。
イタリア料理の名店「フォリオリーナ・デッラ・ポルタ・フォルトゥーナ」のオーナーシェフ、小林幸司さんが考案した「塩とごま油の卵かけご飯」です。
この卵かけご飯は、醤油を一切使いません。粗塩とごま油で味付けします。
このちょっと変わった味付けについて、小林さんは次のようにおっしゃっています。
卵かけご飯に醤油を使っちゃうと「卵かけしょうゆご飯」になる。
醤油は邪魔にはならないけど、優しすぎる。醤油が美味しいだけになる。ご飯と卵をおいしく味わわせてくれるのは、塩とごま油。
塩とごま油は、ご飯と卵の魅力を引き出してくれる絶妙な組み合わせだそうです。
この卵かけご飯は、卵の甘みが際立ち、味がより濃厚に感じられます。
さっぱりとしたご飯とのコントラストが効いていてとても美味しいですよ。
(一部情報元:日本テレビ「得する人損する人」2018年4月12日放映)
卵かけご飯の作り方

「塩とごま油の卵かけご飯」のレシピです。
全工程は、後ほど写真をもとに説明します。
卵(S玉)※1 | 1個 |
ご飯 | 1杯分 |
粗塩 ※2 | 適量 |
ごま油 | 小さじ3 |
※1 ホロホロ鶏の卵がおすすめ。鶏卵でもOK。
※2 結晶の粗い精製していない塩がおすすめ。普通の塩でもOK。
- 粗塩をフライパンで5分ほど炒る。少し色付いてパチパチ音がしてきたら、皿に取り出して冷ます。
- ご飯を茶碗に盛り、卵を割ってのせ、ごま油を回しかける。1をひとつまみかけたらできあがり。
写真をもとにレシピを説明します。
卵かけご飯の作り方

【工程1】
まず粗塩(適量)をフライパンで炒ります。(上の写真)
5分ほどして塩が少し色付き、パチパチ音がして塩がはねてきたら、皿に取り出して冷まします。
ちなみに使用する塩は、上の写真のような結晶の粗い塩がおすすめだそうですが、普通の粒が細かい塩でも良いようです。
ただ普通の塩にする場合も、あらかじめ炒って使った方が、美味しい卵かけご飯ができるそうですよ。
粗塩を炒って塩の中の湿気を気化させると、ところどころに隙間ができるので、サクサクした食感が出ます。
塩をこのようにカサカサになるまで炒っておくと、湿気させることなく、長期保存できるそうです。

【工程2】
ご飯を茶碗に盛り、卵(S玉1個)をのせ、ゴマ油(小さじ3)を回しかけ、炒った粗塩(ひとつまみ)をかけたら完成です。
卵はS玉を使います。
卵の卵黄の大きさは、SもMもLもほぼ同じなので(卵白の量が違うだけなので)、濃厚な味が楽しめるS玉を使います。
ちなみに小林さんのおすすめの「ほろほろ鶏の卵」は、鶏卵よりもコクがあって美味しいそうです。

卵の濃厚な味が楽しめる卵かけご飯が出来ます。
炒った粗塩を卵にかけると、塩のサクッとした歯応えが良いアクセントになります。
また塩の塊の強い味がところどころにあることで、味の対比効果が働いて、卵の甘みが際立ちます。
ごま油は少したっぷりめにかけるレシピになっていますが、くどさはまったくなく、むしろ卵のまろやかな味やとろっとした食感とよく馴染み、卵の魅力を底上げしてくれます。
卵とご飯がとても美味しくいただける卵かけご飯ですよ。
ところで小林さんと言えば、当サイトでは「「世界一美味しいカルボナーラ」と「世界一美味しいイタリアンライス」と「世界一美味しいふりかけ」と「ウンブリケッリ(冷凍うどんのパスタ)」もとても人気があります。
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