山椒シロップ。アク抜きなしで生のまま使う!実山椒のはちみつ漬けレシピ

投稿日:2018年5月21日 更新日:

山椒シロップ(山椒の実のはちみつ漬け)

山椒の実を使ったシロップの作り方をご紹介します。
旬の爽やかな香りを閉じ込めた、実山椒のはちみつ漬けのレシピです。

山椒の実は、茹でたり水にさらしたりしてから使うのが基本ですが、このレシピでは、そうした下処理なしで、生のまま使います。
実を食べるわけではないので、アク抜きしない方が、独特の風味を最大限活かせます。

辛くて硬い山椒の実でもOK

なお、山椒の実は、収穫時期が2週間程度ととても短く、そのタイミングを逃してしまうと、いくらアクを抜いても辛くて硬いままのことがあります。

もし、運悪くそうした山椒の実を入手してしまったら、ぜひ、この山椒シロップを作ってみてください。
良質な山椒の実はもちろんのこと、からいものでも、かたいものでも、問題なく美味しく作れます。

水やソーダで割って飲んでもいいですし、パンに塗ったり、肉料理の味付けに使っても合います。
冷蔵庫で1年日持ちするので、とても便利ですよ。

レシピ動画

「風味抜群!山椒はちみつシロップ」のレシピです。

材料

調理時間15分/漬ける時間除く
実山椒 200g
はちみつ 300g

※ 実山椒の量を変える場合は、実山椒の重量の1.5倍のはちみつを使用する。

作り方

実山椒の太い茎を取り除く

まず、実山椒の太い茎を取り除きます。

細い軸の部分に関しては、付いたままでも構いません。
太い茎だけを外して、細い枝に実が数粒ずつ付いているくらいの状態にすればOKです。


実山椒を洗う

そして、実山椒をボールに入れ、水をためて洗います。
何回か水を替えてきれいになったら、ザルに上げて水気を切ります。


実山椒の水気を取り除く

洗い終えたら、水気をしっかりと取り除きます。

時間がある場合は、ザルに広げたまましばらく置いて乾燥させてもいいですし、時間がない場合は、布巾やキッチンペーパーなどで水気を拭き取ってもいいです。


実山椒にはちみつを注ぐ

次に、実山椒を保存袋に入れ、はちみつを注ぎます。

山椒の1.5倍のはちみつを使う

はちみつの量は、実山椒の重量の1.5倍くらいがおすすめです。
はちみつがあまり多すぎると、山椒の風味が弱くなります。

生の実山椒をはちみつに漬ける

また、実山椒は、茹でて水にさらした下処理済みのものではなく、生のまま使うのも大事なポイントです。

下処理なしで生のまま漬けた方が、風味がしっかり感じられて美味しいです。


山椒のはちみつ漬けを入れた袋の空気を抜く

保存袋の中の空気をしっかりと抜き、冷蔵庫に入れて1ヶ月ほど置いたら完成です。

保存袋で漬ける

実山椒のはちみつ漬けは、ビンなどの保存容器ではなく、保存袋で漬けるのがおすすめです。

実山椒をビンに入れてはちみつに浸す
実山椒をはちみつに浸すと、右の写真のように、実山椒がとても浮きやすくなります。
そのため、ビンなどに漬けると、その分、混ぜるなどの手間がかかります。

保存袋を使えば、冷蔵庫に放置しておくだけで完成しますし、スペースも取りません。


山椒シロップ

こちらが、1ヶ月経ったはちみつ漬けです。
山椒の実が少し黒っぽくなり、はちみつは、山椒の風味が移って琥珀色の「山椒シロップ」に変わります。

山椒シロップの日持ち

なお、このシロップは、保存袋に入れたままの状態で、冷蔵保存で1年ほど日持ちします。
漬けてから1ヶ月経った後は、お好みで、ビンなどの保存容器に移し替えてもOKです。

実山椒とシロップを分ける方法

実山椒をはちみつに漬けたら、実山椒を取り除いてシロップだけにすると使いやすいです。

山椒シロップを入れた袋の端を切る
袋の端を切る
袋から蜂蜜を押し出す
蜂蜜を押し出す

実山椒とシロップを分けるには、まず、シロップを保存する容器を用意して、その上に茶こし(もしくはザル)をのせます。

そして、キッチンばさみを使って、保存袋の下の端を、実山椒が出ない程度に少しだけ切り落とします。
あとは、保存袋を手でぎゅっと握って、はちみつを押し出せばOKです。

こうすると、シロップだけを簡単に取り出せます。

山椒ジュースの作り方

保存袋に残った実山椒は食べられませんが、実の表面にはシロップが残っています。
そのため、最後にひと手間かけて、残ったシロップを水や炭酸水で洗い流すと、ムダなく使えます。

山椒の実に水をかける
水をかける
水をかけた山椒の実を混ぜる
混ぜる
山椒の実をザルで濾す
ザルでこす
山椒シロップのジュース
ジュースの完成

まず、はちみつを出し切った保存袋をボールの上のザルにのせ、水(もしくは炭酸水)を実山椒に回しかけ、保存袋に残ったはちみつを洗い流します。(

次に、袋の底にハサミで切れ目を入れて、袋の中の実山椒をボールの中に入れ、スプーンなどでよく混ぜます。(
そして、別のボールの上にのせたザルでこします。(

グラスに注ぎ、味が薄い場合は、原液シロップを少し足して濃さを調整したら完成です。(
お好みで、氷を加え冷たくしてもいいです。

水の代わりに炭酸を加えて山椒ソーダにしてもいいですし、水の代わりにお湯を使って山椒茶にしても美味しいです。

なお、ここでは、残った山椒の実を無駄なく活用してジュースを作っていますが、原液シロップを薄めて作ってももちろんOKです。

山椒シロップの使い道

山椒シロップをパンにかける

山椒シロップの使い道は、ドリンクだけではありません。

他におすすめなのは、パンにたっぷりのバターを塗って、はちみつの代わりに山椒シロップを付けていただくこと。
山椒シロップは、ごく普通のはちみつとくらべて粘度が低く、さらさらとしていますが、パンに付ける分にはまったく問題ありません。

山椒のすっきりとした風味が加わって、いつものトーストに特別感が出ます。


山椒シロップを使った鶏肉の山椒はちみつ漬け焼き

また、山椒シロップをお肉の風味漬けに使うのもおすすめです。

「鶏肉の山椒はちみつ漬け焼き」の作り方は、こちらを参考にしてください。

材料

2人分:調理時間15分/一晩漬ける
鶏もも肉 350g(大1枚)
山椒シロップ 大さじ1と1/2
醤油 大さじ1と1/2
残った山椒の実 大さじ2
サラダ油 適量

作り方

  1. 鶏肉を一口大に切り、ビニール袋に入れる。
  2. 山椒シロップ・醤油・残った山椒の実を加え、よく馴染ませて、袋の中の空気をしっかり抜いて、冷蔵庫に一晩置く。
  3. フライパンにサラダ油を引き、鶏肉に付いた山椒の実を軽く取って並べ、弱めの中火〜弱火で8〜10分焼く。焼いている間に取れた山椒の実は、フライパンから取り出す。
  4. お皿に盛り付けたらできあがり。鶏肉に付いた山椒の実を取りながらいただく。
山椒シロップと残った山椒の実で鶏肉を漬ける
山椒シロップに漬けてから鶏肉を焼くと、肉の臭みが和らぎ、食べやすさがアップします。

山椒の風味に関しては、使うシロップの量がそれほど多くないため、あまり強くは感じられません。
ただ、食べる際に山椒の実をすべて取り除かず、あえて少し残すようにすると、ところどころに爽やかな風味が感じられて、より美味しくいただけます。

残った山椒の実をムダなく使えるおすすめレシピです。
普段のおかずとしてだけでなく、お弁当にもぴったりですよ。

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