箸休めにぴったりな、トマトピクルスの簡単な作り方をご紹介します。
にんにくと唐辛子を加えた、風味の良いピクルスのレシピ。
調理のポイントは、ミニトマトを使ったうえで、それを湯むきしてから漬けることです。
ミニトマトは、普通のトマトよりも甘みや酸味がしっかりとしているのが特徴ですが、それをさらに皮をむいて漬けることで、小ぶりな粒の中に美味しさがギュッと染み込んで、コクのある味に仕上がります。
酸味は控えめにしてあるので、とても食べやすく、さっぱりと美味しくいただけます。
また、ビニール袋で漬けられるのも、このレシピの特徴の一つです。
保存容器をわざわざ用意する必要がないですし、調味料の量を必要最小限におさえられるので、思い立った時に手軽に作れます。
材料
ミニトマト※ | 150g(12〜15個程度) |
にんにく | 3g(1/3かけ) |
赤唐辛子 | 1/4〜1/3本 |
砂糖 | 大さじ3/4 |
酢 | 大さじ1と1/2 |
塩 | 小さじ1/6 |
- 赤・緑・オレンジなど色はどれでもOK。
作り方

最初に、トマトの湯むきをします。
まず、ミニトマト(150g)のヘタを取り、ヘタの近くに軽く切れ目を入れます。
あらかじめ切れ目を入れておくと、熱湯にトマトを入れた時に、その部分から皮が裂けるので、皮がむきやすくなります。
また、ヘタの近くに切れ目を入れると、盛り付けた時に切れ目が目立ちにくいです。
ミニトマトの色は、人気のレッドでもいいですし、お好みでグリーンやイエロー、オレンジでもOK。
いろいろな色を混ぜて使うと仕上がりがきれいです。

次に、トマトを沸騰した湯にさっとくぐらせます。
時間は5〜10秒くらい。
トマトの皮がいくつか裂けてきたら、すぐに引き上げてください。

そして、冷水に軽く浸します

続いて、皮をむきます。
皮は、手ですっとラクにむけます。
お湯に入れても皮が裂けなかった場合は、包丁で少し切れ目を入れると、そこからすっとラクにむけます。

にんにく(3g:1/3かけ)は薄切りにして、赤唐辛子(1/4〜1/3本)はタネを取り除きます。

そうすると、にんにくのエグミや臭みが和らぎます。

あとは、ミニトマトをビニール袋に入れ、にんにく・赤唐辛子・砂糖(大さじ3/4)・酢(大さじ1と1/2)・塩(小さじ1/6)を加えます。

そして、袋の中の空気を抜き、口をしばり、冷蔵庫に一晩入れたら完成です。
漬け始めは、酢の量が少な過ぎて、袋の中の空気をしっかり抜いてもトマトが十分に浸かっていないように思えるかもしれません。
でも、しばらく冷蔵庫に入れておくとトマトから出た水分でちゃんと浸かりますので、大丈夫です。
なお、このトマトピクルスは、上の写真のように袋に入れたまま冷蔵保存すれば、1週間ほど日持ちします。
日数が経過するにつれて、ピクルスの味が徐々に濃厚になっていくので、その変化を味わうのもおすすめです。

皮をむかずにトマトを漬けると、調味料があまり染み込まず、ぼんやりとした味のピクルスになりがちです。
でも、湯むきしたトマトを使うことで、酢の味が全体に馴染み、さっぱりと美味しく仕上がります。
また、このトマトピクルスは、にんにくで風味付けしているのも特徴の一つです。
にんにくのおかげで味に深みが増して、コク旨な味を楽しめます。
とても簡単に作れるので、ぜひお試しください。