美味しいめんつゆの作り方を2パターンご紹介します。
- 2倍濃縮のめんつゆ
1品めは、料理の達人でNHK料理講師の、高木ハツ江さんが考案した「めんつゆ」。
昆布と鰹節で作るめんつゆで、冷蔵庫で1週間くらい保存が効きます。
- 4倍濃縮のめんつゆ
2品めは、料理家の栗原心平さんが考案した「めんつゆ」。
こちらは、昆布に加え、厚削りの鰹節を使うのが特徴です。
厚削りの鰹節を使うと、コクのある濃厚な味わいのめんつゆが作れます。
お味の方は、1品めとくらべると、やや甘さ控えめ。
冷蔵庫で1ヶ月くらいは余裕で日持ちします。
どちらも調理時間は10分くらい。
市販のめんつゆも旨味がしっかりしていて美味しいものですが、昆布と鰹節を使ってひと手間かけると、数ランク上の滋味深いめんつゆができます。
うどんやそうめんのつけ汁としてだけでなく、お料理にも幅広く使えますよ。
(一部情報元:NHK「きょうの料理ビギナーズ」2018年8月8日放映、テレビ東京「男子ごはん」2018年11月25日放映)
2倍濃縮のめんつゆの作り方
まずご紹介するのは、高木ハツ江さんが考案した「めんつゆ」のレシピです。
このめんつゆの濃度は、市販のめんつゆの2倍濃縮くらいに相当します。
全工程は、後ほど写真をもとに説明します。
昆布 | 10センチ |
鰹節 | 10〜20g |
醤油 | 1/4カップ |
みりん | 1/4カップ |
水 | 3/4カップ |
- 材料すべてを鍋に入れ、そのまま5分置く。
- 1を中火にかけ、煮立ったら弱火にし、5分煮る。
- 2の粗熱を取り、ザルに上げてこしたらできあがり。
冷蔵庫で1週間ほど日持ちする。
写真をもとにレシピを説明します。
【工程1】
まず昆布(10センチ)・鰹節(10〜20g)・醤油(1/4カップ)・みりん(1/4カップ)・水(3/4カップ)を鍋に入れます。
このめんつゆは、醤油とみりんと水を1:1:3の割合で使います。
そして鰹節が完全に浸かった状態で、5分置きます。
火にかける前に5分ほど置き、昆布の旨味を出やすくします。
【工程2】
5分経ったら鍋を中火にかけます。
そして煮立ったら、弱火に落として5分煮ます。
【工程3】
5分経ったら火を止め、そのまま粗熱を取ります。
最後にザルに上げてこしたら完成です。
手作りめんつゆの保存と日持ち
この2倍濃縮のめんつゆは、密閉容器に入れて冷蔵すると、1週間ほど日持ちします。
このめんつゆを、市販のめんつゆとくらべると、味がすごく素直です。
すっと馴染むような旨みがあります。
12分でできる時短レシピですが、上品な味わいでとても美味しいですよ。
うどんやそうめんのつけ汁にすると、市販品との差がよく分かります。
このめんつゆには余計な甘みやクセがありません。
私は自作のこのめんつゆの方が好きです。
もちろん、つけ汁だけでなく幅広いお料理にも使えます。
次に、4倍濃縮くらいに相当するめんつゆの作り方をご紹介します。
4倍濃縮のめんつゆの作り方
次にご紹介するのは、料理家の栗原心平さんが考案した「めんつゆ」のレシピです。
このめんつゆは、市販のめんつゆの4倍濃縮くらいに相当します。
出汁昆布 | 5g |
かつお節(厚削り) | 15g |
醤油 | 300cc |
みりん | 150cc |
砂糖 | 40g |
- 小鍋にみりんを入れて火にかける。
沸騰したら弱めの中火でそのまま3〜4分ほど加熱する。 - そのほかの材料を加え、弱めの中火で5分煮る。
半日ほど置いたらできあがり。
写真をもとにレシピを説明します。
このめんつゆは、かつお節の厚削りを使って作ります。
厚削りとは、その名の通り、かつお節を厚く削ったものです。
薄く削ったかつお節とくらべ、煮出す時間がかかるので、香りは飛びやすくなりますが、コクのある濃厚なだしが取れます。
【工程1】
まず、小鍋にみりん(150cc)を入れ、火にかけます。
そして、沸騰したら弱めの中火にして、そのまま3〜4分ほど加熱します。
みりんはあらかじめ煮切ります。
アルコール分を飛ばして煮詰めると、上品な甘みが出ます。
【工程2】
次に、かつお節の厚削り(15g)・醤油(300cc)・みりん(150cc)・砂糖(40g)を加え、弱めの中火で5分ほど煮ます。
そのまま半日ほど置いたら完成です。
このめんつゆは、市販品とくらべると、やや甘さ控えめです。
飽きの来ない上品な味わいで、しっかりとした旨味があり、とても美味しいですよ。
自家製めんつゆの保存と日持ち
ところでこの4倍濃縮めんつゆは、冷蔵庫に入れれば、1ヶ月くらいは余裕で持ちます。
また残っただしがらは、細かく刻んでフライパンで炒ると、ふりかけができます。