にんにくオイル(ガーリックオイル)の作り方をご紹介します。
にんにくをオリーブオイルに浸して、じっくりと加熱して作ります。
にんにくそのものを後で美味しく食べたい場合は、にんにくを丸ごと使うのがおすすめです。
一方で、にんにくを食べずにオイルだけを使いたい場合は、にんにくを薄切りにして使うと良いです。
薄切りにすると、少量のにんにくからエキスを効率良く抽出することができます。
材料
にんにく | 100g(1〜2株) |
オリーブオイル | 150ml |
にんにく | 40g(4かけ) |
オリーブオイル | 100ml |
(A) にんにくを食べる場合の作り方
- 鍋に入れる
- 完成
- ① にんにくの根元を少し切り落とし、皮をむきます。
- ② にんにくを小鍋に入れ、オリーブオイルを注ぎ、ごく弱火にかけます。
全体が薄っすらと色付くまで、15〜20分ほどじっくり加熱します。
にんにくを焦がすと苦みが出るので、焦がさない程度の加熱にとどめます。 - ③ 火を止めたら、すぐに清潔で小さめの保存ビン(又は耐熱容器)に移し、にんにくがオイルに浸かった状態で粗熱を取ります。
フタをかぶせて冷蔵保存すると、2週間ほど日持ちします。
にんにくは、オイルから取り出して、塩こしょうを振って食べると美味しいです。
補足:にんにくがオイルに浸らない場合・オイルを冷蔵すると固まる
にんにくを丸ごと使うメリット
にんにくを丸ごと使うと、にんにく自体も美味しくいただくことができます。
少しこんがりとしていて香ばしいうえに、とろっと柔らかな食感で、塩こしょうを振るとより味わい深くなります。
なお、にんにくを丸ごと使うと、薄切りにした場合と比べてオイルの風味がやや控えめになります。
でも、このレシピではにんにくを少し多めに使っているので、オイルの風味もしっかりと感じられ、薄切りにした場合と同じくらい豊かな風味を楽しめます。
(B) にんにくを食べない場合の作り方
- 鍋に入れる
- 完成
- ① にんにくの根元を少し切り落として、皮をむきます。
半分に切って、芯を取り除き、薄切りにします。 - ② にんにくを小鍋に入れ、オリーブオイルを注ぎます。
ごく弱火にかけ、表面が少し硬くなり、全体が薄っすらと色付くまで、12〜18分ほどじっくり加熱します。
にんにくを焦がすと苦みが出るので、焦がさない程度の加熱にとどめます。 - ③ 作り方(A)と同様に、保存ビンなどに移して使います。
日持ちも同じです。
にんにくを薄切りにするメリット
にんにくを薄切りにして使うと、にんにくの風味がしっかりとオイルに移ります。
ただ一方で、にんにくを食べるのには向きません。
にんにくを細かく切り、その風味を十分にオイルに移すと、食感が硬くなりやすいからです。
そのため、にんにくは食べずに取り除いて、オイルだけを使う方が良いです。
なお、にんにくは、あまり細かく切り過ぎずに、薄切り程度にとどめると、取り除くのがラクです。
また、にんにくが硬くならないように加熱時間を短くするのは、おすすめしません。
風味が十分にオイルに移らないうえに、にんにく自体はふにゃっとした柔らかい食感になり、オイルとにんにくのどちらも仕上がりが悪くなるためです。
にんにくをムダなく美味しく食べたいのなら、(A)のレシピで作ると良いです。
レシピの補足説明
にんにくオイルの使い方
今回ご紹介した2種類のにんにくオイルは、次のような使い道にぴったりです。
- ドレッシングのベースにする
レモン汁と塩こしょうを加えるだけで、即席ドレッシングが作れます。 - パスタに絡める
茹でたパスタに絡めると、風味が格段にアップします。 - パンやバゲットに塗る
パンに塗ってからトーストすると、簡単にガーリックトーストが作れます。 - 炒め物の風味付けに使う
にんにくオイルを使うと、香り豊かな炒め物が作れます。
特に、エビや鶏肉との相性が抜群です。
にんにくがオイルに浸らない場合
(A)の作り方では、にんにくを丸ごと小鍋に入れて、オリーブオイルに浸して加熱します。
このとき、なるべく小さい鍋を使うと、にんにくが頭までオイルに浸かりやすくなります。
もし、にんにくがオイルに十分に浸からない場合は、にんにくを返しながら全体を均等に加熱してください。
もしくは、にんにくとオイルを2:3の割合で増やし、しっかり浸かるようにしてから加熱しても良いです。
なお、にんにくを半分に切ってオイルに浸す方法もありますが、丸ごと使う方が、にんにくの食感が硬くならず、より美味しく食べられます。
オイルを冷蔵すると固まる
にんにくオイルは、オリーブオイルを使って作るため、冷蔵すると固まります。
固まったまま加熱調理に使っても問題ありませんが、液体に戻して使いたい場合は、しばらく常温に置くと良いです。
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