粉チーズの上手な保存方法をご紹介します。
粉チーズと言えば、きっと冷蔵庫で保存している方が多いのではないかと思います。
私も以前はそうでした。
でも、久しぶりに取り出した粉チーズが、カチカチに固まっていたなんて経験はありませんか。
そうなんです。
粉チーズを冷蔵する欠点は、固まってしまうこと。
冷蔵庫から出し入れする時の温度差や湿気がその原因です。
では、粉チーズはどうやって保存するのがベストなのか。
どうせならプロに聞いてみようということで、「クラフト 100%パルメザンチーズ」の販売元 森永乳業に問い合わせてみました。
結論としては、常温(冷暗所)保存をベースにした方がいいようです。
ただし、夏場は常温ではなく冷蔵。
そして、季節に限らず、しばらく使う予定がないなら冷凍もありとのことです。
ちなみに、開封後の賞味期限の目安は、どの保存方法であっても大体1ヶ月とのことです。
以下に、詳しくお伝えします。
また、記事の後半では、粉チーズを使ったおすすめレシピもご紹介します。
余ってしまった粉チーズを美味しくいただけますよ。
粉チーズの保存方法
粉チーズは常温保存が基本
冒頭でもお伝えしたとおり、粉チーズを冷蔵庫で保存するのはあまりおすすめできません。
キンキンに冷えた状態の粉チーズを冷蔵庫から取り出すと、室温との間に大きな温度差があるので、容器内に結露が発生する可能性が高いです。
それを何度も繰り返していると、粉チーズが水分を含んで固くなってしまいます。
ですから、粉チーズの保存は、常温(冷暗所)が基本。
森永乳業の担当の方も実際にそう仰っていました。
日の当たらない涼しい場所で保存するのがいいそうです。
とは言っても、夏の盛りには、おそらくそんな場所はないでしょうから、そういう場合は、冷蔵庫で保存した方がいいとのことです。
固まった粉チーズを元に戻す方法
ところで、冷蔵して固まってしまった粉チーズを元に戻すには、常温にしばらく置いておくといいですよ。
30分くらい放置するだけで、パラっとした状態に戻ります。
すぐに元に戻したい場合は、力づくで粉状に。
容器ごと振ったり、フォークなどで砕いたりしても、意外と簡単にパラっとします。
しばらく使わないなら冷凍保存もあり
森永乳業によると、粉チーズを頻繁に使わない場合は冷凍保存するのもいいようです。
粉チーズを袋に小分けにして冷凍。
常温保存よりも少し手間がかかりますが、冷凍しておくとカビが生える可能性が低くなるので、さらに安心して保存できます。
粉チーズの賞味期限
また、粉チーズの賞味期限は、常温・冷蔵・冷凍に限らず、開封後1ヶ月くらいが目安とのことです。
冷凍しても、常温と変わらず1ヶ月。
ちょっと意外ですね。
担当の方によると、冷凍だとカビが生えにくくなるものの、冷凍庫にずっと置いておくと他の食品のニオイが移る可能性があるためなんだとか。
美味しくいただくには、1ヶ月くらいで食べきった方がいいそうです。
ちなみに、開封前の粉チーズであれば、賞味期限はもっと長いです。
製品によって違いますが、例えば「クラフト 100%パルメザンチーズ」なら製造から9ヶ月間。
開封前であれば、常温保存でOKです。
粉チーズの使い道5品
最後に、粉チーズの使い方をいくつかご紹介します。
賞味期限内に使い切れないという時に参考にしてください。
カルボナーラ
粉チーズと言えば、まず真っ先にパスタに振りかけて食べる方法を思い浮かべる方が多いと思います。
このカルボナーラは、粉チーズや卵などの日本で容易に手に入るものだけを具材にしていますが、本場のカルボナーラにもひけを取らない美味しさです。
粉チーズのふりかけ
粉チーズをご飯にかけて、ふりかけの代わりに使うのもおすすめです。
いりごまやこしょう、カレー粉など、お好みの食材を合わせると楽しいです。
粉チーズドレッシング
混ぜるだけだったら、粉チーズでドレッシングを作るのもいいですよ。
リンク先で紹介しているのは、白菜サラダのおすすめレシピ。
このサラダは、手作りのシーザーサラダドレッシングをかけていただきます。
シーザーサラダドレッシングの材料は、粉チーズ・マヨネーズ・牛乳・おろしにんにく・塩こしょうだけ。
あっさりとして物足りなくなりがちな白菜サラダが、とても美味しくいただけます。
ジェノベーゼ
粉チーズがあれば、定番のパスタソースも作れます。
本場イタリアのジェノベーゼソースは、パルミジャーノチーズやペコリーノチーズで作りますが、これらを粉チーズで代用しても美味しく仕上がります。
冷凍すれば、1ヶ月日持ちします。
大葉ジェノベーゼ
大葉を使ったジェノベーゼソースに粉チーズを加えるのもおすすめです。
大葉の青々とした香りが、意外なほどチーズやオリーブオイルとマッチして、とても美味しくいただけます。
もちろん、パスタとの相性も抜群です。
以上、粉チーズの使い方でした。
他にも、ご飯に混ぜておにぎりにしたり、味噌汁に振りかけて洋風にするのもおすすめですよ。