豆腐の水切りのおすすめの方法をご紹介します。
豆腐の水切りには複数のやり方があるので、どの方法がベストなのか分かりづらいですよね。
そこで今回は、5種類の異なる方法を比較検証した結果を踏まえて、おすすめの水切り方法をお伝えします。
比較したのは次の5パターンです。
- 冷蔵庫に一晩置く
- ペーパーで水分を拭き取る
- 電子レンジで加熱する
- 重しをする
- 鍋で茹でる
結論から先にお伝えすると、時間と水切り量を比較して、一番効率的なのは、電子レンジを使ったやり方です。
もし、よりしっかりと水切りしたいという場合には、レンチンした後に重しをします。
5分ほど重しをしておくと、かなりの量の水分を取り除くことができます。
ただ、レンチンにも弱点はあります。
それは豆腐が熱々になるということ。
温かい料理に使うなら問題はありませんが、サラダや和え物などに使いたいという場合には、レンチンせずに最初から重しをするのがおすすめです。
さて、以上の2つを含めた計5パターンの検証結果については後ほど詳しくご説明しますが、その前に、下のフローチャートをご覧ください。
質問に答えていけば、あなたがお探しの水切りの仕方がきっと見つかります。
リンクをクリックすると、この記事内の該当箇所にジャンプするので、目次としても使えます。
ちなみに、水切りする際に使用するお豆腐は、木綿豆腐でも絹ごし豆腐でもOKです。
15分
また、この記事の最後には、水切りした豆腐を使った料理のレシピも紹介しています。
そちらもぜひご覧ください。
豆腐の水切り方法の比較
まずは、豆腐の水切り方法を比較した表をご覧ください。
水切りにかかった時間と、水切りできた量をまとめています。
並び順は、時間が短い順。
使用した豆腐は、固めの木綿豆腐です。
「水切り量」の欄は、豆腐の重さが何パーセント減ったのかを表しています。
水切り方法 | 時間 | 水切り量 | |
---|---|---|---|
拭き取る | 豆腐をぎゅっと絞りつつ、ペーパーで水分を拭き取る | 1分 | 5% |
レンチン | ペーパーに包んでレンジで3分加熱 | 3分 | 8% |
茹でる | 沸騰した湯から3分茹でて、10分ほどざるに置く | 15分 | 10% |
重し | ペーパーに包んで、30分ほど重しをする | 30分 | 13% |
一晩 | ざるにペーパーを敷いて一晩置く | 一晩 | 13% |
注目していただきたいのは、濃いピンク色で塗りつぶした部分です。
たったの3分レンチンするだけで、8%分の水切りができていることが分かります。
もし水切り量が足りなければ、レンチン後に重しをすればOK。
その量は、上の表の数字と比べても単独トップです。
こうした点から、当サイトでは、電子レンジを使った水切り法をおすすめしています。
次に注目したいのが、薄いピンク色で塗りつぶした「重しをする方法」です。
30分重しをするだけで、一晩置く方法と同じだけの量を水切りできています。
しかも、レンチンと違って豆腐が熱々になりません。
冷たいまますぐに料理に使いたい場合は、この方法がおすすめです。
もし、ごく軽めに水切りするだけであれば、「拭き取る方法」も意外と侮れません。
また、水切りした豆腐を使うのが明日の朝であれば、一晩冷蔵庫に置く方法も便利です。
13%の量の水切りができます。
鍋で茹でる方法は、15分で10%の量の水切りができるので時間対効果は悪くありませんが、豆腐の食感がやや固くなるため使いどころが限定されます。
例えば、チャンプルーや麻婆豆腐を作る時に、この方法で下処理することがあります。
豆腐の水切りの手順
続いて、上でご紹介した5パターンの水切り方法を写真入りで詳しくご紹介します。
レンジでチンイチオシ!
最初にご紹介するのは、電子レンジを使う方法です。
この方法のメリットは、とにかく時短で、なおかつそれなりに効果があること。
早く水切りしたい方には電子レンジが一番おすすめです。
ただし、豆腐が加熱されるので、冷たい状態で食べたい場合には、冷蔵庫で冷やす時間が必要です。
豆腐 | 1丁 |
- キッチンペーパーを2枚重ねにして豆腐(一丁)を包む。
- キッチンペーパーの端が重なっている方(折りたたんである方)を下にし、耐熱皿に乗せ、ラップをせずに電子レンジ(500w)で3分加熱する。
加熱する際に、ラップをしないのがポイントです。
ラップをすると水気がこもってしまうので、キッチンペーパーに包んだまま、レンジに入れます。
ちなみに、キッチンペーパーがない場合は、ふきんで包んでもいいです。
ふきんもない場合は、豆腐をそのままレンジに入れるだけでもOK。
ただ、キッチンペーパーやふきんで包んだ方が、よりしっかり水切りできます。
チンして重し
さらにしっかりと水切りしたい場合には、チンした後にキッチンペーパーを替え、5分くらい重しをするのがおすすめです。
そうすると、重しを30分した場合よりも多く水切りすることができます。
重しをする幅広く使える
続いては、キッチンペーパーで包んで重しをする方法です。
レンチンよりも時間がかかりますが、しっかり水切りできますし、重しをする時間を変えれば、水切りする量を簡単に調整することもできます。
また、豆腐を加熱することもないので、冷たい料理を含めて色々なメニューに対応可能です。
- キッチンペーパーを2枚重ねにして豆腐を包み、バットにのせる。
重しをして、30分ほど置く。
まず、キッチンペーパーを2枚重ねにして豆腐を包みます。
しっかり水切りしたい場合は、ここで、キッチンペーパーの枚数を増やすといいです。
そして、豆腐の上に重しをします。
重しは何でもOKですが、豆腐が潰れない程度の重しをします。
重量は、豆腐の2倍くらいがおすすめ。
豆腐1丁の水切りをする時は、350mlのペットボトル2本分くらいの重さがあるといいですよ。
豆腐を冷たい状態ですぐに食べたい場合は、このまま冷蔵庫に入れてください。
ちなみに、このまま重しをする時間を1時間に延ばしても、効果はあまり変わりません。
よりしっかり水切りしたい場合は、次の方法がおすすめです。
- キッチンペーパーを替えて重しをする。
- 豆腐を砕いて重しをする。
水分を拭き取る
次にご紹介するのは、ペーパーで軽く水切りする方法。
1番簡単で早く水切りできるやり方です。
水切りできる量は少なめですが、冷奴にする場合や、鍋や煮物に具材にする場合は、この方法で十分なことも多いです。
- キッチンペーパーを2枚重ねにして豆腐を包み、手で1分ほどぎゅっと絞る。
豆腐は水分がとても多い食品なので、ぎゅっと手でおさえるだけでも、けっこう水気が取れます。
絞るのが面倒な場合は、キッチンペーパーで包んで1分ほど置くだけでも、意外と効果がありますよ。
一晩置く
こちらは、一晩置く方法です。
食べるのが明日以降という場合には、豆腐をザルに上げて冷蔵庫に入れておくだけでも水気が切れます。
時間はかかりますが、実は、これが一番手間がかからない方法です。
- キッチンペーパーをざるの上に敷き、豆腐を乗せ、ラップをして冷蔵庫に一晩置く。
ザルの代わりに、ダイソーなどの100均やネットなどで販売されているグッズを使うのもいいです。
容器の中にザルが入っていて、水切りしたい時にも使えますし、豆腐の保存容器としても使えます。
また、豆腐をパックのまま水切りすることもできます。
この方法だったら特別な道具もいりません。
パックの一辺に包丁を入れ、その部分を下にしてタッパーや皿などに乗せて、冷蔵庫に一晩置くだけ。
水切りできる量はやや少なめですが、手頃なザルがない場合に便利です。
キッチンペーパーなしの場合は、豆腐をちぎってザルの上にのせるだけでも効果があります。
豆腐は細かくちぎればちぎるほど、水気が抜けやすいですよ。
3分茹でる
最後にご紹介するのは、豆腐を茹でて水切りする方法です。
豆腐のなめらかな食感がやや失われますが、しっかり水分が抜けます。
この方法は、チャンプルなど炒めものにするときに向いています。
また、麻婆豆腐を作る際に豆腐を下茹でして使う方も結構いらっしゃいます。
- 鍋に湯を沸かし、豆腐を加え、3分ほど茹でる。
- ざるに上げ、10分ほど置く。
茹で上がったら、アツアツのうちにザルに上げてしばらく置くと、水気がよく切れます。
徹底的に水分を抜きたい場合は、豆腐をちぎって茹でるのがおすすめ。
水分がさらに抜けて、食感も固めになります。
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