豆腐は、冷凍保存できる食材です。
凍らせた豆腐の保存期間は、1ヶ月ほどが目安。
冷蔵での日持ちは2〜3日ですから、冷凍することで、保存性が大幅にアップします。
また、豆腐を冷凍すると、食感も大きく変化します。
冷凍豆腐を解凍すると、豆腐特有のツルンとした舌触りはなくなって、高野豆腐のようなしっかりめの食感に変わります。
冷凍することで豆腐の中の水分がかたまって氷になりますが、解凍することで、氷があった部分が空洞になり、スポンジ状になるためです。
こうした冷凍豆腐の食感は、しばしば「お肉のようだ」と言われることもあります。
そのため冷凍豆腐は、お肉の代用品として、ダイエット中の方にもよく使われます。
そこで、この記事では、豆腐の冷凍方法と合わせて、冷凍豆腐を美味しく食べるための料理レシピもご紹介します。
から揚げやステーキ、とんかつやそぼろなど、簡単レシピ5品です。
冷凍豆腐に豆腐らしさを求めるのは難しいですけど、余った豆腐の使い道に困ったら、ぜひ試してみてください。
豆腐とは別物の、お肉のような高野豆腐のような食材だと思えば、いくらでも料理に使えますよ。
豆腐の冷凍保存(冷凍豆腐の作り方)
まずは、豆腐の冷凍保存方法(冷凍豆腐の作り方)を解説します。
材料
豆腐 | 好みの量 |
※木綿豆腐でも絹ごし豆腐でもOK。
冷凍の手順
開封前の豆腐が手元にある場合は、開封せずに、そのまま保存袋に入れて冷凍することができます。
一方で、開封後の豆腐を冷凍する場合は、水気を軽く切り、丸ごと、もしくは好みの大きさに切ってから保存袋に入れます。
丸ごとは冷凍がラク
豆腐を丸ごと冷凍すると、自然解凍に2時間〜半日ほど、レンジで25分ほどかかります。
その反面、冷凍する時にラクですし、あとで好みの大きさに切れるというメリットもあります。
このことは、開封せずにパックのまま冷凍しても、パックから出して冷凍しても、同様です。
小さく切ると解凍がラク
食べやすい大きさに切ったうえで、小分けにしてから冷凍すると、短時間で解凍できます。
小さく切ったら、1個1個がくっつかないように、ラップを間にはさむようにして包んでください。
くっつけたまま冷凍すると、ひとかたまりになって、解凍に時間がかかってしまいます。
- 切ってラップ
- 保存袋へ
豆腐は、丸一日くらい冷凍庫に入れると、カチコチに凍ります。
冷凍豆腐の保存期限
豆腐を冷凍した場合の賞味期限は、1ヶ月ほどです。
絹豆腐と木綿豆腐の違い
ただ、絹ごし豆腐の方が少し柔らかく感じられますし、若干崩れやすいです。
また、もともと絹ごし豆腐の方が水分が多いので、水気が抜けやすく、その分、量も減りやすいです。
お肉の代わりに冷凍豆腐を使うのなら、食感が近い木綿豆腐の方がやや適しています。
解凍の手順
冷凍豆腐を使う時は、流水に当ててから常温や冷蔵庫に移して自然解凍するか、レンジの解凍モードを使います。
一丁丸ごとの自然解凍は半日かかる
一丁丸ごとを常温で自然解凍するには、2時間〜半日ほどかかります。
ですから、あらかじめ余裕を持って早めに準備するといいです。
短時間で解凍する方法
解凍を急ぐ場合は、袋に入ったままでぬるま湯に浸したり、レンジの解凍モードを使います。
豆腐丸ごと一丁だったら、全解凍モードで25分。
豆腐一丁分を小さく切って、2個くらいずつ包んだものであれば、全解凍モードで15分くらいで解凍できます。
丸ごと一丁をレンジで全解凍する場合は、たまにひっくり返すといいです。
また、包丁が入れられるくらいの柔らかさになったら、途中で切り分けると、解凍時間をさらに短縮することができます。
解凍後の保存期間
なお、豆腐の解凍後は、あまり日持ちしません。
冷蔵保存したうえで、2〜3日で食べ切ってください。
次に、冷凍豆腐を使った料理のレシピをご紹介します。
冷凍豆腐のレシピ
冷凍豆腐は、お肉の代用品として、幅広いお料理に使えます。
お醤油などで味付けしてそのまま食べることもできますが、ひと手間かけることで、より満足度の高いメニューが作れます。
そのまま塊肉の代わりにしたり、あるいは、砕いてひき肉の代わりにしてもOK。
こうした使い方を応用すると、たとえば、唐揚げ・ナゲット・ステーキ・とんかつ・そぼろ丼などが作れます。
また、小麦粉の生地に加えて、ドーナツなどのおやつにアレンジすることもできます。
冷凍豆腐の唐揚げ・ナゲット
まずご紹介するのは、「冷凍豆腐を使った唐揚げ」です。
たねを平たく形成することで、チキンナゲットにもなります。
美味しく作るコツは、カレー粉・鶏ガラスープの素・にんにく&生姜などを加えること。
そうすると、豆腐臭さが和らぎ、パンチの効いた満足度の高い味に仕上がります。
- ① そぼろ状にする
- ② 味を付けて丸める
- ③ 揚げる
- ④ 盛り付ける
作り方は、まず、冷凍豆腐の水気をしっかり絞り、手で軽く混ぜてほぐします。
そして、調味料や卵を加えて丸め、片栗粉をまぶし、油で揚げたら完成です。
詳しいレシピは、上のリンク先をご覧ください。
冷凍豆腐のステーキ
「冷凍豆腐のステーキ」は、作るのがとても簡単です。
めんつゆをベースにした、にんにくバター醤油味。
さっぱりとした味の冷凍豆腐に、コクと旨みが適度に加わることで、食べ応えがアップします。
- ① 片栗粉をまぶす
- ② バターで焼く
- ③ 味付けをする
- ④ 盛り付ける
作り方は、冷凍豆腐の水気をしっかり絞り、薄く切り分けてから片栗粉をまぶし、少し多めのバターでこんがりと焼きます。
あとは、めんつゆとおろしにんにくを混ぜたステーキソースを絡めるだけです。
冷凍豆腐のそぼろ丼
冷凍豆腐でそぼろ丼を作るのなら、たとえば、このように煮物風に作るのがおすすめです。
まず、冷凍豆腐の水気をしっかり絞り、手でほぐします。
次に、お好みの野菜をフライパンで炒め、冷凍豆腐を加えます。
そして、醤油やみりんなどで甘辛い味付けをして、溶き卵を回しかけたら完成です。
ご飯にのせていただきます。
- ① 具材を炒める
- ② 豆腐を加える
- ③ 味付けする
- ④ 味を絡める
- ⑤ 卵をかける
- ⑥ ご飯にのせる
冷凍豆腐のカツ
冷凍豆腐があれば、とんかつ風のおかずも作れます。
とんかつを作るのなら、冷凍豆腐の水気を絞ったうえで、切れ目を入れて大葉やチーズを挟んで揚げると、美味しいです。
- ① 具材をはさむ
- ② 衣を付ける
- ③ 揚げる
- ④ 盛り付ける
冷凍豆腐のスイーツ
冷凍豆腐でおやつを作るのなら、油で揚げてコクをアップさせるといいです。
たとえば、ドーナツ。
水気をしっかり絞った冷凍豆腐をきれいにほぐし、小麦粉・ベーキングパウダー・卵・砂糖などを加えて、ペースト状の生地を作ります。
そして、チョコを生地で包んで、油で揚げたら完成です。
冷凍豆腐を使うとあっさりとした味になりがちですが、とろっと溶けたチョコの舌触りとコクが加わることで、ともに美味しくいただけます。
- ① 生地を作る
- ② チョコを包む
- ③ 揚げる
- ④ 盛り付ける
こうしたお料理のほかにも、たとえば、冷凍豆腐をひき肉の代わりにしてハンバーグやコロッケや餃子を作ったり、サイコロ状に切ってカレーや麻婆豆腐や煮物の具材にしたり、あるいは、野菜と合わせて炒め物にしても美味しいですよ。
以上、豆腐を冷凍保存する方法と、冷凍豆腐を使ったおすすめレシピについてお伝えしました。
冷凍した豆腐は生の豆腐とは別ものですが、保存性が高いうえに、幅広いお料理に使えます。
余った豆腐の使いみちとしておすすめですよ。
このお料理についてのご感想などをお寄せください。
サイト運営の参考にさせていただきます。
頂いたコメントには、2〜3日以内にメールアドレス宛に回答いたします。(詳細)
メールアドレスの入力ミスにご注意ください。
なお、頂いたコメント及びその後のメール等でのやり取りは、この欄でご紹介させていただく場合がございます。