冷凍豆腐を使った唐揚げとナゲットのレシピをご紹介します。
豆腐を凍らせることで食感をアップさせ、お肉の代用品として使うお料理です。
美味しく作るコツは2つあります。
1つめは、冷凍豆腐を切ってかたまりのまま使うのではなく、手で軽く混ぜてひき肉状にして使うことです。
そうすると、調味料が豆腐に絡みやすくなり、コクのある味に仕上がります。
また、形をアレンジするのも簡単なので、丸めて揚げれば唐揚げ、平たく揚げればチキンナゲットにすることができます。
2つめは、味付けにカレー粉を使うことです。
カレー粉の風味をプラスすると、豆腐臭さが和らいで美味しくなります。
さらに、カレー粉の他に、鶏ガラスープの素やにんにくや生姜などを加えることで、豆腐料理らしからぬパンチの効いた味を楽しめます。
レシピ動画
「風味抜群!冷凍豆腐の唐揚げ&ナゲット」のレシピです。
材料
冷凍豆腐 ※ | 1丁(350g)分 |
卵 | 1個 |
カレー粉 | 小さじ1 |
鶏ガラスープの素 | 小さじ2/3 |
おろしにんにく | 小さじ1と1/2 |
おろし生姜 | 小さじ1 |
醤油 | 小さじ1 |
塩こしょう | 少々 |
片栗粉 | 小さじ2 |
サラダ油 | 適量 |
小麦粉と片栗粉 | 同量ずつ適量 |
※ 木綿でも絹ごしでもOK。冷凍して水気をしっかり絞ったもの150gでも良い。
冷凍豆腐を作る

豆腐を保存袋に入れ、冷凍庫に入れるだけです。
使用する豆腐は、木綿豆腐でも絹ごし豆腐でもOK。
木綿豆腐の方が、食感が少ししっかりとした仕上がりになります。
なお、豆腐は、スーパーに売られているパックのまま冷凍することもできます。
ただ、丸ごとのまま冷凍庫に入れると、冷凍する際には簡単ですが、解凍する際に時間がかかります。
一方で、切ってから冷凍すると、ラップで小分けにして包む手間がかかりますが、解凍は短時間で終わります。
解凍方法は、このあとの解説を参考にしてください。
作り方
まず、冷凍豆腐(1丁:350g分)を解凍します。
そして、水気をぎゅっとしっかり絞ってからボールに入れ、手で軽く混ぜてそぼろ状にします。
水気はきっちり絞ってください。
なお、凍らせた豆腐がもともと何グラム分だったのか分からない場合は、水気を手でしっかり絞ったものを150g分用意してください。
冷凍豆腐は手で瞬時にほぐせる
冷凍豆腐は、高野豆腐と食感が似ていますが、高野豆腐と違って、手で軽く混ぜるだけできれいにほぐれます。
冷凍豆腐の解凍方法は、時間があるのなら、流水に軽く当ててから、常温に移して自然解凍するのが一番簡単です。
自然解凍にかかる時間は、丸ごとだったら2時間〜半日、小さく切れば30分くらいです。

より詳しく:豆腐の冷凍と解凍
次に、冷凍豆腐を入れたボールに、卵(1個)・カレー粉(小さじ1)・鶏ガラスープの素(小さじ2/3)・おろしにんにく(小さじ1と1/2)・おろし生姜(小さじ1)・醤油(小さじ1)・塩こしょう(少々)・片栗粉(小さじ2)を加えて、よく混ぜます。
カレー粉で美味しく
冷凍豆腐を使って唐揚げを美味しく作るコツは、カレー粉を使うことです。
カレー粉を加えると、豆腐臭さがやわらぎ、とても食べやすくなります。
また、鶏ガラスープの素やにんにく&生姜を加えると、パンチの効いた食べ応えのある味に仕上がります。
そして、たねを10等分して、それぞれを丸め、ラップの上にのせておきます。
ラップの上にのせておくと、お皿にのせた場合と違ってたねがくっつかないので、次の工程にスムーズに進めます。
平たくすればナゲット

続いて、フライパン(もしくは鍋)にサラダ油を2〜3センチ注ぎ、170度くらいまで温めはじめます。
油が170度に達したかどうかは、菜箸をつかって簡易的に調べることができます。

大きめの泡が箸全体から出てきたら、だいたい170度くらいです。
丸めたたねに、片栗粉と小麦粉を同量ずつ混ぜたものをまぶし、油の中に入れます。
粉を付けたらすぐに揚げる
たねに粉を付けると、お皿に放置した際にくっつきやすくなります。
そのため、粉をまぶしたら、その都度1個ずつ油の中に入れていくのがおすすめです。
表面が少しこんがりとするまで、3〜4分揚げたら完成です。
キッチンペーパーの上に取り出して、油を切ってからお皿に盛り付けます。
カレー粉のスパイシーな香りと、鶏がらスープの濃厚な旨味。
そこに、にんにくと生姜の風味も加わって、深みのある味に仕上がります。
ごく普通の唐揚げとくらべると、焦げ色がやや付きにくいですけど、食べたときの満足度はかなり高いです。
ふんわりと軽い食感で、スナック感覚でつまんでいると、いつの間にか手が止まらなくなりますよ。