
ニラのおすすめの保存方法をご紹介します。
ニラは傷みやすいので常温での保存はNG。
数日以内に食べきるのなら冷蔵して保存、しばらく使う予定がないのなら冷凍して保存するという手もあります。
また、保存食に加工して冷蔵するのもおすすめです。
この記事では、ニラの保存手順や賞味期限と合わせて、ニラを使った保存食のレシピもお伝えします。
ちなみに、ニラを冷凍すると、長期で保存ができるという以外にも、栄養面でのメリットもあります。
東京慈恵会医科大学附属病院の管理栄養士 濱裕宣さんによると、ニラを冷凍することで、がん予防効果が期待できるアリインという成分が大幅にアップするのだとか。
ただ一方で、冷凍ニラは、生とくらべると風味や食感が失われやすいです。
ニラの味を最優先したい場合は、冷凍せずに、生のまま使うのがおすすめです。
詳しく解説します。
ニラの冷蔵保存

まず最初に、ニラを冷蔵庫で保存する方法をご紹介します。
ニラ | 適量 |
- 湿らせたキッチンぺーパーでニラの根元を包む。
- 新聞紙で包んだ上で、ポリ袋に入れて口を縛り、冷蔵庫の野菜室で保存する。
ニラを立てて保存すると、なお良い。
冷蔵した場合の日持ちは、3〜4日くらいが目安

もしスペースに余裕がある場合は、立てておくといいですよ。

ニラを数センチくらいの大きさに切り、ひたひたの水に浸けて保存するというものです。
でも実は、このやり方はあまりお薦めできません。
たしかに日持ちはするのですが、たっぷりの水に浸けることでニラの栄養が流れ出てしまうからです。
特に、ニラに含まれるビタミンCやカリウムは、水に溶けやすいという性質を持っています。
ですから、ニラを冷蔵するなら、最初にご紹介したそのまま保存する方法がおすすめです。
ニラの冷凍保存

続いて、ニラを冷凍して保存する方法をお伝えします。
- ニラをきれいに洗う。水気を拭き取って、食べやすい大きさに切る。
- 小分けにしてラップで包んだうえで保存袋に入れ、冷凍室で保存する。
冷凍した場合の日持ちは、1ヶ月くらいが目安
他の食材ににおいが移らないように、ラップと保存袋で二重に密閉してから、冷凍庫に入れます。
また、後で使いやすくするために、ニラを食べやすい大きさに切ってから冷凍します。

料理に使うときは、事前に解凍せずに、冷凍状態のまま他の食材と一緒に加熱。
あらかじめ解凍すると、ニラがベチャベチャになってしまい、味と食感がより失われやすくなるので注意してください。
ちなみに、冷凍したニラを生で食べるのは、正直まずいのでおすすめしません。
冷凍保存の栄養面でのメリット
ニラを冷凍することには味の面で多少のデメリットはありますが、栄養の面ではメリットが大きいです。
管理栄養士の濱さんによると、ニラにはもともと強い抗酸化作用があり、がん予防効果が期待できるアリインという成分が多く含まれているそうです。
アリインは、通常はニラの細胞の中に閉じ込められていますが、冷凍することで活性化。
なんと9.6倍の量にアップするとのことです。
ちなみに、このアリインは熱を加えても減らないそうですよ。
(アリインに関する情報もと:日本テレビ「ヒルナンデス」2019年6月3日放映)
ニラの保存食
最後に、ニラを使った保存食のレシピをご紹介します。

ガツンと旨いニラポン酢だれ
ニラは冷蔵すると3〜4日しか日持ちしませんが、調味料に漬け込んでおくと、1ヶ月ほど保存できます。
リンク先では、ニラの大量消費におすすめのポン酢漬けのレシピを紹介しています。
作り方はとても簡単。
ニラを切ってポン酢などの調味料を混ぜるだけ。
冷奴にかけたり、ご飯やうどんにトッピングしたり、肉や魚料理のソースにしても美味しいです。
作り置きしておくと、いろいろなお料理に重宝しますよ。