桃の変色を防ぐのに効果的な、おすすめの方法をご紹介します。
桃が変色しない方法には複数のやり方があって、中でも、塩水や砂糖水、レモン汁を使った方法が有名です。
塩水に浸けると、変色防止効果が高いうえに、味にも影響しにくい。
砂糖水とレモン汁もまったく効果がないわけではありませんが、塩水ほど変色を防げるわけではありません。
いずれの方法も、桃を数分間浸けるだけでOK。
それぞれのやり方と効果について、お伝えします。
桃の変色を防げる理由
カットした桃が時間経過とともに茶色く変色してしまう原因は、化学反応です。
桃に含まれるポリフェノールと酸化酵素が、それぞれ空気に触れることでお互いに反応し、色の変化をもたらします。
それでは、なぜ、塩水などに浸けると変色を抑えられるのか。
塩水が効果的な理由は、食塩の成分が酸化酵素の働きを抑えてくれるためです。
レモン汁も同様。
レモンに含まれるビタミンCが酸化酵素を抑制してくれます。
砂糖水の場合は、上の2つとは理由が違います。
砂糖水はある程度の粘度があるので、桃の表面がコーティングされて、空気に触れにくくなるのが理由です。
桃の変色を防ぐ方法の比較
それでは、それぞれのやり方を比較した結果をお伝えします。
塩などの分量については、後ほど説明します。
まずは、下の2枚の写真をご覧ください。
桃を切った2時間後に撮影した写真。
左から、「何もなし」「砂糖水」「レモン汁」「塩水」の順番に並んでいます。
塩水に浸けた右端の桃が、最も変色が抑えられているのがお分かりいただけると思います。
砂糖水やレモン汁に浸けた桃はそこそこ変色していますが、何も浸けない場合よりはマシ。
ただ、塩水には見劣りします。
お味の方は、塩水と砂糖水に浸けた桃にはほとんど違和感がありません。
一方で、レモン汁に浸けた桃からはレモンの酸味を少し感じるので、それが気になる方もいると思います。
以上のことから、当サイトでは、塩水に浸ける方法をおすすめします。
ちなみに、塩と砂糖とレモン汁の分量は、それぞれをまったく同じにしても、また、次に紹介するおすすめの分量に変えても、これと同じ結果が出ます。
続いて、塩水などに桃を浸ける、具体的な手順をお伝えします。
塩や砂糖、レモンの分量
だいたい5〜10分程度浸ければOKです。
塩・砂糖・レモン汁のそれぞれの分量は、少しずつ違います。
色止めしやすいうえに、味に支障がない、おすすめの分量を紹介します。
材料
塩 | 小さじ1/5 |
水 | 200ml |
砂糖 | 大さじ1 |
水 | 200ml |
レモン汁 | 大さじ2 |
水 | 200ml |
手順
- 塩か砂糖かレモン汁を水に混ぜ、桃を5〜10分ほど浸す。
水から取り出した後にラップで包んでおくと、さらに変色防止効果が高まります。
ただし、色止めが効くのは、せいぜい2〜3時間。
1日置くとかなり変色してしまいますので、早めに食べてください。
ところで、当サイトでは、桃の綺麗な切り方や盛り付け方も紹介しています。
皮を剥くのは最後です。
下のリンク先では、桃の上手な剥き方と切り方を紹介しています。
合わせて是非参考にしてください。
このお料理についてのご感想などをお寄せください。
サイト運営の参考にさせていただきます。
頂いたコメントには、2〜3日以内にメールアドレス宛に回答いたします。(詳細)
メールアドレスの入力ミスにご注意ください。
なお、頂いたコメント及びその後のメール等でのやり取りは、この欄でご紹介させていただく場合がございます。