ひよこ豆(ガルバンゾー)の戻し方と茹で方をご紹介します。
ひよこ豆とは、主に中東やインドなどで食べられている、ひよこの様な見た目をした淡い黄色の豆のこと。
ホクホクとした食感が特徴で、煮込み料理やスープ、サラダなどに使われます。
ひよこ豆は一般のスーパーなどでも取り扱いがあり、市販品は、大きく2種類に分かれます。
調理済みの柔らかいひよこ豆と、乾燥しただけの固いひよこ豆。
調理済みのひよこ豆は水煮やドライパックとして売られていて、そのまま料理に使えるので手軽です。
ただ、乾燥ひよこ豆の方が割安なので、大量に使うなら、こちらがおすすめ。
そこで、この記事では、乾燥ひよこ豆を自宅で戻して茹でる方法をお伝えします。
乾燥ひよこ豆は、茹でる前に、水に浸けて戻しておくのがおすすめです。
浸ける時間は一晩(6時間)ほど。
このひと手間をかけることで、茹でる際に豆の中心部分まで均一に火が入り、茹で時間を短くすることができます。
また、6時間も待てないという場合には、熱湯を使う時短の方法もあります。
浸ける時間は2時間ほど。
ただし、水を使ってじっくり時間をかけて戻す方がよりふっくらと仕上ります。
ひよこ豆を戻した後は、鍋で茹でるのがおすすめです。
茹で時間が30分ほどかかるものの、初心者でも簡単に好みの固さに茹で上げることができます。
鍋以外だったら圧力鍋や炊飯器で茹でる方法もありますが、それらを使うと加熱中に中の様子を見られないため、調理のハードルが上がります。
戻し方・茹で方
- ① 乾燥したひよこ豆(好みの量)をボールに入れ、たっぷりの水を注ぎます。
水の量は、ひよこ豆の重量の4〜5倍くらいは必要です。
- ② ラップをかぶせて、冷蔵庫に一晩(6時間以上)入れます。
こちらは、一晩置いて戻したひよこ豆。
豆の表面のしわが無くなり、ふっくらと膨らんでいます。
熱湯を使った時短の戻し方
なお、ひよこ豆を熱湯を使って戻す場合は、熱湯を注いだらフタをして、なるべく冷めないようにするのがコツです。
だいたい2時間くらいで戻ります。
ひよこ豆の戻し率
また、戻した豆を茹でると、2.6倍くらいの重量になります。
ひよこ豆の重量の変化は、下の表を参考にしてください。
重さ(g) | 乾燥との重量比 | |
---|---|---|
乾燥 | 200 | – |
戻したもの | 436 | 2.2倍 |
茹でたもの | 517 | 2.6倍 |
- ③ ひよこ豆を戻した水ごと鍋に入れ、強火にかけます。
- ④ 沸騰したら、アク(白い泡)が出るので、お玉などできれいに取り除きます。
- ⑤ フタをして、弱めの中火くらいで、30〜40分ほど茹でます。
フタは無しでも構いませんが、あった方が茹で時間が少し短くなります。
- ⑥ 30〜40分くらい茹でると、ひよこ豆は十分に柔らかくなります。
少し食べてみて、好みの固さになったら火を止めます。
茹で上がったひよこ豆は、サラダやカレーやコロッケといったお料理にそのまま使えます。
保存期間は1ヶ月ほど。
詳しくは「ひよこ豆の冷凍方法」をご覧ください。
茹でたひよこ豆のおすすめレシピ
最後に、茹でたひよこ豆を使ったおすすめレシピを3品ご紹介します。
ひよこ豆のサラダ!チャナ・カチュンバル
1品めは、ひよこ豆を使ったエスニック風サラダです。
トマトやキュウリを細かく刻み、クミンやレモンで風味付けします。
香辛料を使っているものの、意外なほど味がすっきりとしているので、ペロッと食べられます。
カレーとの相性がいいのはもちろん、コッテリとした味の肉料理の付け合わせにもぴったりです。
ひよこ豆とトマトのイタリアンスープ
2品めは、ひよこ豆とトマト缶を使ったイタリア風スープです。
ひよこ豆とトマトは、相性が抜群。
トマトの酸味と旨みが、ひよこ豆の美味しさを引き立てます。
超具だくさんで、ボリューム満点です。
ひよこ豆のペースト!フムス
フムスは、中東生まれのひよこ豆のペースト。
バターの代わりにパンに塗ったり、サンドイッチの具材にしたり、野菜スティックに付けて食べたりすると美味しいです。
茹でたひよこ豆があれば、あとはフードプロセッサーにかけるだけ。
マッシャーで潰してざっくりとした食感に仕上げるのもいいですよ。
ひよこ豆のコロッケ!ファラフェル
ところで、ひよこ豆は、茹でずに料理に使うこともできます。
リンク先で紹介している、中東のコロッケ「ファラフェル」は、茹でたひよこ豆と一緒に、加熱調理していない水で戻したひよこ豆を混ぜてタネを作ります。
水で戻したひよこ豆を使うと、ファラフェルらしいしっかりめの食感が出ます。
簡単に作れますし、ビールなどのおつまみにもぴったり。
リンク先も是非参考にしてください。
以上、茹でたひよこ豆&水で戻したひよこ豆のおすすめレシピでした。
どれもとても美味しいですよ。
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