人参ケーキのレシピ。しっとり美味しいキャロットケーキ!

人参ケーキ(キャロットケーキ)

レシピ動画

風味豊か!人参たっぷりケーキ

人参ケーキ(キャロットケーキ)のレシピをご紹介します。

人参の優しい味を、きび砂糖のコクのある甘みで補った、風味豊かなパウンドケーキ。
人参をたっぷりと使い、なおかつ粉の量を少し控えめにすることで、しっとりモッチリとした食感に仕上げます。

材料

14×7センチ型1台分:調理時間45分
薄力粉 70g
重曹 小さじ1/3 ※1
人参 70g(1/2本程度)
1個
サラダ油 大さじ2
きび砂糖 50g
くるみ(ロースト) 20g
レーズン 25g
シナモン 小さじ1/3
  1. 重曹がおすすめですが、ベーキングパウダー(小さじ1/2)で代用可。
  2. 14センチの型を使っていますが、16〜17センチの型で焼いても良いです。
    17センチの型を使うと、焼き上がったときの高さが、写真の7割から8割くらいになります。

レシピ・作り方

人参をすりおろす
人参をすりおろす
くるみを包丁で切る
くるみを刻む
  1. ① 人参(70g:1/2本程度)を皮ごとすりおろします。
  2. ② くるみ(ロースト:20g)を少し粗めの6等分くらいに刻みます。

補足:人参は皮ごと使う炒ったくるみを使う


卵を泡立て器で混ぜる
卵を溶く
卵とサラダ油を混ぜる
油を混ぜる
  1. ③ ボールに卵(1個)を割り入れ、泡立て器で混ぜます。
  2. ④ サラダ油(大さじ2:30ml)を加え、よく混ぜます。

卵とサラダ油にきび砂糖を混ぜる
きび砂糖を混ぜる
すりおろした人参を加える
人参を混ぜる
  1. ⑤ きび砂糖(50g)を加え、よく混ぜます。
  2. ⑥ すりおろした人参を加え、よく混ぜます。

補足:茶色っぽい砂糖が合う


薄力粉・重曹・シナモンをふるい入れる
粉の半量を加える
人参と薄力粉などをヘラで混ぜる
軽く混ぜる
  1. ⑦ 薄力粉(70g)・重曹(小さじ1/3)・シナモン(小さじ1/3)を混ぜて、ボールに2回に分けて振るい入れます。
    1回めは、粉の半量を粉ふるい器に入れて、生地に粉を振るってから、ヘラで軽く混ぜます。

補足:練らないように混ぜるふくらし粉は重曹がおすすめ


薄力粉・重曹・シナモンをふるい入れる
粉の残りを加える
人参ケーキの生地を混ぜる
混ぜる
  1. ⑧ 2回めは、残った粉を振るい入れ、生地を練らないように注意しながら、粉っぽさがなくなるまでヘラで混ぜます。

人参ケーキの具材にくるみとレーズンを加える
くるみ等を加える
人参ケーキの生地を型に流し入れる
型に流す
  1. ⑨ くるみ(20g)とレーズン(25g)を加え、軽く混ぜます。
  2. ⑩ 型にクッキングシートを敷き、生地を流し入れます。


人参ケーキの生地をオーブンで焼く
オーブンで焼く
オーブンで焼いた人参ケーキ
冷ます
  1. ⑪ ヘラで表面を平らにならし、190度に温めたオーブンで30分ほど焼きます。
    焼き時間は、オーブンの種類などによって若干変わる可能性がありますので、様子を見て微調整してください。
  2. ⑫ 人参ケーキが焼き上がったら、型から外して冷まします。
    食べやすい大きさに切り分けていただきます。

補足:冷まして食べる方が美味しい


キャロットケーキ

人参をたっぷりと使ったパウンドケーキです。
きび砂糖とシナモンを生地に練り込むことで、風味が増して、深みのある味に仕上がります。

レーズンの甘酸っぱさとクルミのマイルドなコクも印象的です。
それらの後味が余韻になって、パクパクととても美味しくいただけます。

なお、この人参ケーキは、食べ切りサイズになっています。
1回作って、だいたい6切れくらい。
2〜3人いれば、わりとペロッと食べられます。

レシピの補足説明

人参は皮ごと使う

人参は、皮ごと使うのがおすすめです。
その方が、せっかくの栄養がムダになりませんし、皮をむく手間を省略できるので調理時間の短縮にも繋がります。

とは言え、皮ごと使うことに抵抗がある場合は、皮をむいてももちろんOKです。
その場合は、皮をむいた人参をすりおろして、70g分用意してください。

参考:人参の皮むき

くるみは炒ってあるものを使う

くるみは、炒ってあるものを使います。
生くるみがお手元にある場合は、フライパンに入れ、弱火で5分ほど炒ってから使用します。

茶色っぽい砂糖が合う

きび砂糖がない場合は、三温糖でもいいです。
いずれにしろ、普通の白い砂糖よりも、茶色っぽい色の砂糖の方がおすすめです。

練らないように混ぜる

小麦粉を加えたら、練らないように注意しながら、全体が均一になるまでさっくりと混ぜます。

小麦粉に水分を加えて練ると、「グルテン」という粘りの強いタンパク質ができます。
「グルテン」ができると、ケーキの仕上がりが硬くなったり、また膨らみが弱くなったりするので、練らずに切るようにして混ぜてください。

ふくらし粉は重曹がおすすめ

このケーキは、重曹を使って生地を膨らませます。
重曹がない場合は、ベーキングパウダー(小さじ1/2)で代用することもできますが、私としては重曹を使うのがおすすめです。

重曹は、どら焼き作りなどにも欠かせない食材で、ややほろ苦い風味が特徴的です。
重曹を加えることで、生地の味の深みが増して、コクのある甘みを楽しめます。

また、ベーキングパウダーを使うと生地がふんわりとしますが、重曹を使うとしっとりモッチリとした食感に仕上がるところも魅力です。

加えて、味や食感には関係がありませんが、重曹の方が色が少し濃く仕上がるという違いもあります。

冷まして食べる方が美味しい

紙製の型を使った場合は、焼いてすぐに型から取り出す必要はありませんが、金属製や耐熱ガラスの場合は、そのままにしておくと余熱でさらに火が入るので、すぐに取り出して冷ます方が良いです。

なお、このケーキは、熱々のできたてをいただくよりも、完全に冷ましてから食べた方が美味しいです。

コメント

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  • kitako様(2023年8月14日)

    やまでら先生おはようございます!
    週末に先生の人参ケーキを作らせていただきまして、大好評だったのでご報告いたします!
    キャロットケーキ自体自分で食べたことが無いような初挑戦だったのですが、とても!美味しかったです!(出来心でナツメグとコリアンダーも入れてしまいました)やまでら先生のレシピはものすごく手順が理路整然とされていて、書き写してから実際に作る時ちゃんと自分の手が動いて、美味しい料理が出来て、何というかすごく感動します。ありがとうございます!取り急ぎお礼をおつたえしたかったです。素敵な週末になりました!暑い日が続いておりますがやまでら先生も、どうぞ良い夏をお過ごしください!^^

    • やまでら くみこ(2023年8月14日)

      おはようございます、そして、心温まるご報告をありがとうございます!
      人参ケーキを試していただき、それが大好評だったとのこと、本当に嬉しい限りです。

      ナツメグとコリアンダーを加えたアレンジも興味深いですね。
      レシピにご自身のアイデアやフレーバーを加えて楽しむことは大切だと思います。
      そういったアレンジがさらに美味しさを引き立ててくれたようで、素晴らしいと思います。

      お忙しい中、暖かいメッセージをお寄せいただき、心から感謝申し上げます。
      暑い日が続いておりますが、どうぞお身体に気をつけて、良い夏をお過ごしください。

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