みょうがの切り方を解説します。
みょうがの千切りと小口切り、みじん切りの仕方についてです。
千切りとは、線のように細長く、1〜2ミリの厚さに切り分ける方法。
繊維に沿って切るため、シャキシャキとした食感が残りやすいのが特徴です。
千切りにしたみょうがは、そうめんや豆腐や刺身などの薬味にしたり、また、味噌汁の具材としてよく使われます。
ちなみに、千切りにしたみょうがを更に刻むと、みじん切りになります。
小口切りの場合は、繊維を断ち切るように、細かく輪切りにします。
小口切りにしたみょうがは、薬味などにもよく使われますが、他の食材と馴染みやすいので、料理にちょい足しする場合などにも便利です。
みょうがの千切り
それでは、まず最初に、みょうがの千切りのやり方を解説します。
千切りのやり方には、大きく分けて3パターンあります。
- 基本的で簡単な切り方
- 芯まで綺麗に千切りにする切り方
- 芯を取り除き、それ以外の部分だけを千切りにする切り方
普段使いであれば、1番めの「基本的で簡単な切り方」がおすすめです。
ざるそばや冷奴の薬味にする程度なら、この切り方で全く問題ありません。
ただ、みょうがの根元には芯の部分があり、普通に切るだけだと、その部分が少しバラバラになりにくいです。
そのため、とことん見た目にこだわりたい場合は、2番め・3番めのやり方で切るといいですよ。
基本の千切り
1番めにご紹介するのは、みょうがの千切りの最も基本的で簡単な切り方です。
- 根元を切り落とす
- 縦半分に切る
まず、みょうが(1個)の根元が汚れている場合は、少し切り落とします。
根元以外にも、洗っても汚れている部分がある場合は、表面をひと皮むいて使ってください。
汚れた部分が特になければ、みょうがは、基本的にはそのまま使えます。
そして、縦半分に切ります。
- 縦に置く
- 端から細く切る
次に、みょうがの切断面を下にして、縦にして置きます。
端から1〜2ミリの幅に細く切ったら、千切りの完成です。
日常的な家庭料理であれば、この切り方で十分です。
千切りから「みじん切り」を作る
芯まで綺麗な千切り
2番めにご紹介するのは、みょうがの芯の部分まで細く切る方法です。
みょうがの芯とは
みょうがの芯というのは、写真の赤色で囲んだ部分です。
私たちが普段食べているのは、みょうがの地下茎から出る花穂(穂のような形で咲く花)で、芯というのは、地下茎に繋がっている茎の部分にあたります。
花穂と芯は構造が異なる
花穂の部分は、花びらが幾層にも重なっているので、包丁を入れることで簡単にバラバラになります。
でも、芯の部分はそういう構造になっていないので、花穂と同じように切っても、バラバラとまではいきません。
花穂と似たような見た目に芯を切り分けるには、ひと工夫加える必要があります。
- 縦半分に切る
- 芯に切れ目を入れる
まず、根元を少し切り落とし、縦半分に切ります。
次に、みょうがの断面を下にして、根元を利き手の方に向けて置きます。
右利きだったら、根元を右に向けます。
そして、みょうがの腹を上からおさえながら、包丁を寝かせて、芯の部分に切れ目を入れます。
切れ目は、1〜2ミリ間隔で3〜4本くらい、芯の先まで切れるくらいまで(みょうがの長さの1/3くらいまで)入れてください。
- 90度回転させる
- 端から細く切る
続いて、みょうがの向きを90度回転させて、端から1〜2ミリの幅に細く切ったら完成です。
あらかじめ切れ目を入れてあるため、芯の部分まで細く切ることができます。
芯を取り除いてから千切り
3番めにご紹介するのは、先ほどの方法よりも更に見た目にこだわった切り方です。
- 縦半分に切る
- 芯を取り除く
まず、みょうが(1個)の根元を少し切り落とし、縦半分に切ります。
そして、みょうがの断面を上にして置き、みょうがの芯の部分に両サイドからV字の切り込みを入れ、芯を取り除きます。
- 縦に置く
- 端から細く切る
あとは、みょうがの切断面を下にして、縦にして置き、端から1〜2ミリの幅に細く切ったら完成です。
残った芯については、使わない方が、長さが揃って見た目がきれいに仕上がります。
ただ、そうは言ってもモッタイナイという場合には、細く刻んで混ぜて使うのもアリですよ。
みょうがの小口切り
続いて、小口切り(輪切り)のやり方をご紹介します。
こちらは、千切りとは違って、1パターンだけ知っておけば事足ります。
- 先端から細く切る
- 根元を少し残す
まず、みょうが(1個)の先端を利き手の方に向けて、横向きに置きます。
右利きだったら、先端を右に向けます。
そして、みょうがの腹をおさえて、みょうがの先端の方から1〜2ミリ幅の輪切りにします。
この時、みょうがの根元が汚れている場合は、その根元部分を少し残して切り終えます。
小口切りの場合は、芯の部分の処理を考える必要はありません。
花穂の部分と同じように切るだけなので、千切りよりもシンプルです。
切ったみょうがを水や酢水にさらす
ちなみに、千切りや小口切りにしたみょうがの風味を存分に堪能したいのなら、水などにさらさず、そのまま食べるのがおすすめです。
ただ、食感をアップさせたい場合や、色よく仕上げたい場合には、水や酢水に10分ほどさらすという方法もあります。
みょうがを水にしばらくさらしておくと、シャキッとした食感になります。
一方で、酢水にさらしておくと、赤い色がより鮮やかに出やすくなります。
このときの酢の量の目安は、水500mlにつき、大さじ1程度です。
また、風味が失われるものの、アク抜きの効果も期待できます。
エグみが抜けて、みょうがが苦手な方でも食べやすくなるので、必要であれば試してみてください。
以上、みょうがの切り方についてお伝えしました。
千切りにしたみょうがは、食感がシャキシャキとしているうえに、見た目も華やか。
一方で、小口切りにしたみょうがは、繊維を断ち切るように細かく切っているため、他の食材と馴染みやすいです。
用途に応じて使い分けるといいですよ。
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