かぼす(香母酢)の切り方と絞り方、食べ方を解説します。
切り方と絞り方については、上の動画も参考にしてください。
かぼすの切り方・絞り方
かぼすは、まだ青い未熟な果実を使うのが一般的です。
完熟すると黄色くなるのですが、その状態になると、特有の香りが飛んでしまいます。
ただ、かぼすが未熟なうちは、かたくて絞りにくいこともあります。
レンジで加熱することで、細胞壁が壊れて柔らかくなるためです。
かぼすを切るにあたっては、まず、ヘタの部分を横にして置きます。
そして、上から包丁を入れて、半分に切ります。
このように半分に切ると、それぞれの房が剥き出しになるので、絞りやすくなって、かぼすの果汁が無駄なく取れます。
ちなみに、ヘタの部分を上もしくは下にして縦に切ると、逆に絞りにくくなってしまうので、注意してください。
- 縦に切るのはNG
- 絞りにくい
そのようにして切ると、かぼすの果肉に付いている薄皮が邪魔をして、果汁が出にくくなります。
かぼすの絞り方
切ったかぼすを絞る時は、かぼすの皮を下にするのがコツです。
かぼすの皮を下にして絞ると、果汁が皮を伝って下に落ちるため、絞った際に出た皮の風味や栄養も一緒に摂ることができます。
また、かぼすを半分に切ると、くし切りにするよりもタネが落ちにくいというメリットもあります。
かぼすの使い道
続いて、かぼすの食べ方についてお伝えします。
かぼすは酸味が強いので、そのまま食べるのには向きません。
基本的には、果汁を絞って使います。
最も人気のある使い方は、焼き魚や肉料理、鍋料理などに、果汁を絞っていただく方法です。
さんま・鮭・牡蠣・海老などの魚介によく合いますし、豚しゃぶのつけダレに少し加えるのも美味しいものです。
また、薄切りにしてうどんに添えて「かぼすうどん」を作るのもおすすめです。
かぼすの上品な風味が加わって、うどんがとても美味しくいただけます。
さらに、かぼすの青い皮を削って吸い口(汁物料理のトッピング)にしたり、すりおろして薬味などに使うのもとてもいいです。
かぼすを皮ごと残さず使うのなら、薄くスライスして砂糖漬けやはちみつ漬けにしたり、また、ジャムなどに加工しても美味しいです。
こうした保存食なら、大量のかぼすを1ヶ月ほど日持ちさせることも可能です。
この記事の写真は一応かぼすです。
かなり小さめのかぼすですが、すだちと同じ日に購入したので、覚えています。
その時にかぼすとすだちを一緒に撮影したのですが、このくらいサイズが異なりました。
画像1
画像2
れおくん様のおかげで、記事を再検証することができました。
コメントをどうもありがとうございます
かぼすのお話しの記事、興味深く読ませてさせて頂きました。
一つ気になる点が。
使用されていた写真の果実の大きさがゴルフボールくらいに見えるのですが。
写真だからでしょうか?
すだちの大きさのような?
かぼすはテニスボールくらいの大きさのはず…
間違っていたら申し訳ございません。