数の子の表面を覆っている薄皮の、簡単な取り方を解説します。
数の子には大きく2種類あり、食べやすいように味が付いている「味付け数の子」と、ただ塩漬けにされただけの「塩数の子」があります。
この2つの数の子は、味だけでなく、薄皮の有無に関しても違いがあります。
味付け数の子は、薄皮なしで売られているのが一般的。
だいたい付いています。
数の子の薄皮を取らないで使うと、料理の味や食感が損なわれますし見た目も良くないので、きれいに取ってから使うのがおすすめです。
薄皮を短時間で効率良く取るコツは、2つあります。
1つは、キッチンペーパーを使うこと。
薄皮は半透明の膜のような形状をしているので、素手だと掴みにくくて切れやすいですけど、キッチンペーパーを使うと作業がとても簡単です。
もう1つのコツは、薄皮をなるべく途中で切らないように、繋げた状態で1本分をめくり取ることです。
そうすると、その都度細かく薄皮を千切っていくよりも、数の子の内部に食い込んだ薄皮まできれいに取り除くことができます。
数の子の薄皮のむき方
数の子の薄皮は、オモテ面とウラ面の両方に付いています。
薄皮を取り除く際には、キッチンペーパーを使ってそれぞれを外側に向かってこすり取ると、きれいに除くことができます。
なお、薄皮は、数の子のオモテ面とウラ面、どちらから取っても構いません。
ただ、ウラ面の方が比較的取りやすいため、ここでは、ウラ面→オモテ面の順で取る方法を解説します。
ちなみに、ウラ面というのはへこんでいる方の面のことです。
オモテ面よりも凹凸があるので、その分、薄皮をつまみやすくなっています。
ウラ面の薄皮を取る
まず、数の子のウラ面を上にして手のひらにのせます。
そして、薄皮の端の部分にキッチンペーパーを当て、こするようにして反対側に寄せていきます。
この時、薄皮をなるべく切らないようにして、つなげたままの状態で寄せていく方が、全体の薄皮をラクに取り除くことができます。
ウラ面の中心部分は、薄皮の根が数の子の内部にまで張っています。
この辺りまでむき進んだら、根をピリピリっと剥がすようにして、少しずつ端に寄せていきます。
薄皮を端まで寄せると、こんな感じになります。
そうしたら、薄皮を大きくめくりあげて、下の面(オモテ面)に移します。
- 薄皮が取れたウラ面
- 薄皮が残ったオモテ面
ここまで作業すると、ウラ面は薄皮がきれいに取れてすっきりしており、オモテ面に薄皮が繋がって残った状態になります。
オモテ面の薄皮を取る
次に、オモテ面についても、ウラ面と同じ要領で、薄皮を端に寄せていきます。
先程めくり上げた薄皮とは逆の方向から、薄皮を寄せていきます。
オモテ面も、中央部分に差し掛かると、薄皮が卵の中にややしっかりめに根を張っているので、そっと取るようにして端に寄せていきます。
一番端まで寄せたら、あとは、先に取ったウラ面の薄皮と一緒に、一気にめくり取ります。
これでおしまいです。
この方法であれば、両面の薄皮を取り残すことなく、きれいにむくことができます。
ひとつなぎの薄皮を上手にはがした瞬間は、とても気分がいいですよ。
切って使う場合は断面の薄皮も取る
丸ごとの数の子から薄皮を取る方法をご紹介してきましたが、数の子を小さく切って料理に使う場合は、切断面に出てきた薄皮もきれいに取り除くのがおすすめです。
数の子の薄皮は、内部にも根を張っています。
数の子を丸ごと使う場合は、表面の薄皮だけを取り除くことしかできませんが、切って使う場合は、薄皮をよりしっかり取り除くことが出来ます。
やり方はシンプルで、数の子を切ったときに出てきた薄皮を、素手もしくはキッチンペーパーでつまみ取るだけでOKです。
このお料理についてのご感想などをお寄せください。
サイト運営の参考にさせていただきます。
頂いたコメントには、2〜3日以内にメールアドレス宛に回答いたします。(詳細)
メールアドレスの入力ミスにご注意ください。
なお、頂いたコメント及びその後のメール等でのやり取りは、この欄でご紹介させていただく場合がございます。