鮭の美味しい焼き方を解説します。
用意する鮭は、塩鮭でも生鮭でもOKです。
鮭の切り身を焼いて食べるのなら、魚焼きグリルを使うのが一番おすすめです。
高温かつ短時間でさっと焼くと、こんがりと香ばしくなるうえに、鮭の脂もほど良く落ちて、皮目はパリッと、中はしっとりジューシーに仕上がります。
一方で、フライパンで焼くメリットもあります。
フライパンを使う良さは、何と言っても片付けがラクなこと。
グリルの場合は、焼いたあとに網や受け皿などを洗うのがわりと面倒ですが、フライパンだったら、クッキングシートを敷いて焼けば、洗う必要はありません。
ただ、味に関しては、両者を食べくらべると、グリルの方がより美味しいです。
もちろんフライパンで焼いた鮭も悪くはありませんが、フライパンだと、脂が鮭に付いたまま焼けるので、焼き上がりが脂っこくて少しベチャッとします。
味を優先してグリルにするか、片付けを優先してフライパンにするか、ケースバイケースで使い分けるといいですよ。
なお、冷凍鮭を焼く場合は、冷蔵庫に移すなどして解凍してから焼いてください。
凍った状態をそのまま焼くと、中心部分まで火が通るのに時間がかかるので、表面がパサっとした仕上がりになってしまいます。
グリルで鮭を焼く
最初に、グリルを使った鮭の切り身の焼き方をご紹介します。
鮭を焼く場合は、手元にあるのが塩鮭であれ生鮭であれ、まずは、キッチンペーパーで余分な水気をふき取ってください。
鮭に付着した水分には臭みがあるので、あらかじめきれいに取り除きます。
そして、生鮭の場合は、2切れ(150g)につき塩(小さじ1/3程度)を表面全体にまぶして、5分ほど置きます。
次に、あらかじめしっかり温めたグリルに、鮭(1〜2切れ)を並べて入れます。
グリルは、鮭を入れる前に、ガンガンに温めておきます。
そうすると、高温かつ短時間で鮭が焼けるので、鮭の表面がパリッと、中はしっとりジューシーに仕上がります。
逆に、低温かつ長時間だらだらと焼くと、鮭の水分が蒸発しすぎて、パサパサになりやすいです。
ちなみに、グリルの掃除をなるべく簡単にしたいのなら、網の下(受け皿の上)にアルミホイルを敷いておくと、鮭の脂で汚れにくくなります。
そして、強火で6〜10分を目安に焼きます。
片面焼きグリルを使う場合は、途中でひっくり返してください。
焼き時間は、鮭の厚さやグリルの種類などによって若干変わってきます。
標準的な厚さの鮭を両面焼きグリルで焼く場合は、6分くらいを目安にしてみてください。
少し厚めで片面焼きグリルを使う場合は、途中でひっくり返す時に庫内の温度が下がるため、10分くらい必要な場合もあります。
グリルで焼くと、鮭の余分な脂が流れ落ち、とても美味しく仕上がります。
フライパンよりもちょっとだけ片付けが面倒ですが、仕上がりの味を重視するなら、グリルを使うのがおすすめです。
続いて、フライパンを使った鮭の焼き方をご紹介します。
フライパンで鮭を焼く
フライパンで焼く場合も、キッチンペーパーで水気を取る工程と、生鮭の場合に塩をふって5分おく工程までは全く同じです。
次に、フライパンをしっかりと温めます。
そして、鮭をクッキングシートの上に並べて置いて、中火で3〜4分焼きます。
このとき、鮭の両面を見くらべて、「見栄えが良い方の面」を下にして並べてください。
大差ない場合はどちらでも構いません。
皿に盛りつける時にはこの面を上に向けるので、最初にこの面を下にして焼き、こんがりと美味しそうな焼き目を付けます。
どちらも手元にない場合は、少し焦げやすくなりますが、フライパンの上に直に鮭を並べてももちろんOKです。
3〜4分経って片面がこんがりとしたら、ひっくり返します。
そして、すぐにフタをして、火を弱めて、あと3〜4分焼いたら完成です。
最初に焼く面は、きれいな焼き目を付けるためにフタをせずに加熱しますが、裏面にひっくり返したら、中まで火を通すために、フタをして少し弱めの火で加熱します。
そうすると、少し厚みのある鮭でも、ふっくら美味しく焼けます。
フライパンで焼くと、脂が流れずに残るため、グリルで焼いた鮭とくらべると、脂っこくて食感が少しベチャッとしています。
人それぞれ好みもありますが、私としては、グリルで焼いた鮭の方が断然美味しいと思います。
グリルで焼くと、こんがりと香ばしくて、味もしつこくなく、皮目はパリッと、中はしっとりジューシーに仕上がります。
とは言え、フライパンで焼いた鮭もけして悪くありませんし、そのうえ、フライパンなら後片付けもラクです。
どちらにも長所があるので、余裕があるときはグリル、忙しいときはフライパンというように使い分けるのがおすすめです。
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