鮭の保存方法を解説します。
鮭の切り身の賞味期限は、生鮭であっても塩鮭であっても、せいぜい2〜3日です。
しっかりと塩をした塩鮭であれば少しは長持ちしますが、スーパーに並んでいる塩鮭は、塩気控えめの甘塩鮭が主流。
そのため、塩鮭の日持ちも、生鮭と同じぐらいと考えておくのが無難です。
もし2〜3日中に鮭を使う予定がないのであれば、すみやかに冷凍保存してしまうのがおすすめです。
鮭を冷凍すれば、賞味期限を1ヶ月ほどにのばすことができます。
この記事では、鮭の冷凍・冷蔵方法について詳しくお伝えします。
鮭の冷凍
まずは、鮭を冷凍して保存する方法についてです。
鮭は、冷凍することで、長期保存することができます。
冷凍した場合の日持ちは1ヶ月。
冷凍の手順は、「塩鮭」・「下味の付いた鮭」・「生鮭」の場合で、それぞれやり方が異なります。
そして、使いやすいように一切れずつラップでぴったりと包み、何枚かまとめて保存袋に入れて、冷凍します。
「下味の付いた鮭」の場合は、調味料が付いた状態で1切れずつラップで包み、さらに保存袋に入れます。
もし汁気がかなり多い場合は、ラップで包まずに、小分けにして直接保存袋に入れることもできます。
「生鮭」だったら、まずは、塩鮭と同じように、水気をキッチンペーパーで拭き取ります。
そして、あまり味を付けたくない場合は、塩(少々)を振って5分ほど置き、再び水分が出てきたら、もう1度キッチンペーパーで拭き取ります。
最後に酒(少々)をまぶして、一切れずつラップでぴったりと包み、さらに保存袋に入れます。
たとえば、醤油ベースの甘辛い味付けにしたいなら、別記事「冷凍できる鮭の漬け焼き」を参考に味付けをしてみてください。
解凍方法
凍った鮭の解凍方法としては、一晩ほどかけて、冷蔵庫で自然解凍するのが一番おすすめです。
レンジでの解凍は、誤って火が入る可能性があるので失敗しやすく、あまりやらない方がいいです。
解凍後の焼き方
解凍した鮭は、フライパンでもグリルでもお好みの方法で焼くことができます。
グリルだったら、あらかじめグリルを温めたうえで、強火で両面を6〜10分ほど焼けばOK。
ただし、鮭を凍ったまま焼くのはNGです。
凍ったまま焼くと、中心部分まで火が入りにくく、表面だけがパサついたり焦げたりしてしまいます。
なお、冷凍した鮭を解凍して焼く方法は、別記事「冷凍鮭の解凍と焼き方」で詳しく解説しています。
合わせて参考にしてください。
鮭の冷蔵
続いて、鮭を冷蔵して保存する方法について解説します。
生鮭でも塩鮭でも、鮭を買ったら、すみやかに冷蔵庫に入れるのが基本です。
鮭は、傷みやすいので常温保存はできません。
鮭を冷蔵するにあたって、ほんのひと手間かけると、より美味しく食べられます。
それは、鮭をパックから取り出して、鮭に付着した水分(ドリップ)をキッチンペーパーなどできれいに拭き取り、ラップで包むなどして密閉することです。
スーパーなどで売られている鮭は、冷凍ものを解凍して陳列している場合がほとんどなので、解凍する際に出た水分が鮭に付着しています。
この生臭みのある水分が付いたまま保存すると、鮭に臭いが移ってしまいます。
そのため、きれいに拭いてから、乾燥しないようにラップでぴったり覆って、冷蔵することをおすすめします。
ちなみに、西京漬けや塩麹漬けなど、すでに味が付いている鮭の場合は、パックのまま冷蔵庫に入れればOKです。
鮭を冷蔵庫に入れる際には、場所にもこだわりたいところです。
生鮭の保存に一番適したスペースは、冷蔵庫の中でも一番温度が低い「チルド室」です。
ぎりぎり凍らない程度の低温で保存すると、鮮度が落ちにくいです。
とは言え、鮭も、他のほとんどの食品と同様に、時間の経過とともに味も落ちてしまうので、パックに記載された賞味期限を目処にして、早めに食べ切るのが一番です。
以上、鮭の保存方法についてお伝えしました。
鮭を保存する際には冷蔵するのが基本ですが、長期保存したい場合は、冷凍が便利。
上手に使い分けるといいですよ。
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