水出し紅茶の美味しい作り方を解説します。
水出しアイスティーを作る際の、茶葉の量や、抽出に必要な時間についてです。
紅茶を水出しすると、熱湯を使ったごく一般的な場合とくらべて、茶葉の味がはっきりと感じられます。
また、苦み成分の「カフェイン」と渋み成分の「タンニン」が溶け出すのを抑えられるので、苦みと渋みの少ないマイルドで飲みやすい味に仕上がります。
わが家では、夏の紅茶と言えば、水出しが定番です。
お湯出しした王道の紅茶も美味しいものですが、蒸し暑い季節には、ごくごく飲める水出しのアイスティーが一番です。
茶葉とティーバック(ティーパック)、両方のやり方についてお伝えします。
材料
紅茶茶葉 | 10g(大さじ2と1/3) |
水 | 1リットル |
紅茶ティーバック | 2〜3個 |
水 | 1リットル |
作り方
- ① 水が1リットル入るボトル、もしくはその他の容器を用意します。
- ② 紅茶の茶葉かティーバックを用意します。
水出し用でなくても良いです。
【補足】
容器(プラスチックは避ける)
紅茶の種類(何でも水出しOK)
水出し専用紅茶について
- 茶葉
- ティーバック
- ③ ボトルに水(1リットル)を入れ、紅茶の茶葉(10g:大さじ2と1/3)もしくはティーバック(2〜3個)を加えます。
補足:ティーバックの量
- ④ フタをして冷蔵庫に入れます。
短くて4〜5時間、長くて一晩くらい経ったら完成です。
水出しする時間について
水出しする時間も、紅茶の種類や好みによって変わってきますので、途中で味見してみて、好みの濃さになるまで置いてください。
紅茶専門店では、4〜5時間を推奨しているところが多いようです。
あまり長く置きすぎると、渋味や苦味が出やすくなるので、タイミングを見計らって茶葉(もしくはティーバック)を引き上げるといいです。
こちらができあがった水出し紅茶です。
水出し紅茶の日持ち
水出し紅茶は、熱湯を使って淹れた場合と違って、あまり日持ちしないと考えてください。
そのため、一度にあまり大量に作らずに、丸1日くらいで飲み切るのがおすすめです。
また、常温に長時間放置するのは避けた方が無難です。
水出しした紅茶は、茶葉の風味がしっかりと感じられます。
しかも、苦みや渋みが少ないので、味わいがマイルド。
熱湯で淹れてから冷ました紅茶よりも、上品な味に仕上がります。
甘くしたい場合はガムシロップなどを加えてもいいですけど、紅茶の味を堪能したいのなら、ストレートで飲むのがおすすめです。
すっきりとした味で、とても美味しいですよ。
水出しについての補足説明
容器(プラスチックは避ける)
ボトルがない場合はボールでもいいですし、1リットル入る容器がない場合は、小分けにして、タンブラーやマグカップで抽出しても構いません。
ただ、プラスチック製品の使用は避けた方が無難です。
プラスチック容器でフレーバーティーを水出しすると、容器にニオイが残りやすくなります。
わが家では、このボトルを愛用しています。
紅茶の種類(何でも水出しOK)
紅茶の種類は、お好みで選んでください。
スーパーによくあるリプトンや日東紅茶でもいいですし、紅茶専門店の紅茶でもいいです。
ただ、紅茶を水出しすると、紅茶の味がはっきりと出るので、お気に入りの商品を使うのがおすすめです。
美味しものはより美味しく、それなりのものはそれなりに仕上がり、味の差がくっきりと出るところが面白いです。
また、アールグレイなどのフレーバーティーでもいいです。
フレーバーティーは、熱湯でいれるよりも、風味がはっきりと出ます。
水出し専用の紅茶について
私は、マリアージュフレールやルピシアといった紅茶専門店をわりとよく利用していて、それぞれの店員さんに紅茶の水出しについてお話しを伺ったことがあります。
どちらの店員さんも、お店で扱っている茶葉については、どれも水出しできるとおっしゃっていました。
実際に私(やまでら)は、これまで両店のいろいろな紅茶で水出しを作ってきました。
ただ、一方で、両店に限ったことではありませんが、水出し専用の紅茶も販売されています。
水出しは熱湯を使わないので心配という場合は、こうした専用の紅茶を使うのもアリだと思います。
ティーバックの量
ティーバックの量は、2〜3個とあえて少し幅をもたせています。
というのは、商品によって、濃さにばらつきがあるためです。
安めのティーバックは、かなり細かく砕いた茶葉が使われていて、味も色も比較的出やすいので、2個くらいに量をおさえるのがおすすめです。
とは言え、量に関しては、ティーバックを使う場合も、茶葉を使う場合も、個々人の好みもあると思います。
自分にとってベストな分量を見つけてみてください。
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