圧力鍋を使った栗の茹で方と皮むきの簡単な方法!蒸し栗風のホクホク食感。

栗の圧力鍋を使った茹で方
レシピ動画
圧力鍋を使った栗の茹で方と皮のむき方

圧力鍋を使った栗のゆで方と皮むきの方法をご紹介します。

栗を圧力鍋で茹でるメリットは、栗の皮がむきやすくなること。
皮と実の間に隙間ができ、また、皮も柔らかくなるので、皮むきが簡単になります。

加圧時間は、10分もしくは30秒。
状況に応じて、2パターンを使い分けるのがおすすめです。

茹で栗の加圧時間は10分

栗をちょうど食べ頃の柔らかさに仕上げたい場合は、加圧時間は10分です。
10分加圧すると、栗に完全に火が通るので、皮もダンゼン剥きやすくなります。

圧力鍋で栗を茹でると、鍋よりも水っぽくならないので、蒸し栗のようにホクホクとしています。

皮むきだけなら30秒

一方で、生の状態をできるだけキープしつつ、皮を剥きやすくしたい場合は、15〜30秒くらい加圧します。

表面には火が通りますが、中はまだ固い状態。
これからもう一度加熱して調理する場合には、こちらの方が適しています。

どちらの方法で加熱したとしても、栗ご飯に使えます。
調理法がそれぞれ異なるので、栗ご飯の作り方についても合わせてお伝えします。


材料

好みの量

ちなみに、栗を10分間加圧して、それを栗ご飯に使う場合は、水1リットルにつき小さじ1の塩を加えておくと、さらに美味しく仕上がります。

圧力鍋を使った茹で方

栗を圧力鍋で爆発させない方法(栗の尖った部分に切り込みを入れる)

まず、栗をきれいに洗い、尖った部分に十字の切り込みを入れます。
十字が大変なら、一の字でもいいです。

圧力鍋で栗を茹でる場合は、必ず、栗に切れ目を入れてください。
加熱中の栗の破裂を防ぐことができます。

栗に切れ目を入れる
包丁で切れ目を入れるのが難しい場合は、キッチンバサミで栗の先を切ってもいいです。

切れ目を入れる手間が面倒な場合は、普通の鍋で茹でることをおすすめします。
鍋の場合は、完全に火を通すのなら50〜60分、皮むきだけだったら2〜3分茹でます。

【調理のポイント】
栗にあらかじめ切り込みを入れると、加熱中の栗の破裂を防ぐことができるうえに、あとで皮がむきやすくなります。


栗を圧力鍋に入れて水を注ぐ

次に、栗を圧力鍋に入れ、かぶるくらいの水を注ぎます。


フィスラーやティファールといった圧力鍋に栗と水を入れて加熱する

続いて、フタをして、火にかけます。

そして、沸騰して圧がかかったら、弱火にして加熱します。
加圧時間は、下の表を参考にしてください。

加圧時間 食感 栗ご飯に使う場合
10分 柔らかい 炊き上がりに加える
15〜30秒 中はまだ硬い 米と一緒に炊く

圧力鍋で茹でた栗

加圧時間が終了したら、火を止め、圧が自然に抜けるまで冷まします。

フタを取ると、こんな感じに茹で上がります。

【調理のポイント】
圧力鍋を使って加熱すると、栗の皮と実の間にある空気が減圧することによって膨張するので、皮が実から剥がれやすくなります。

また、栗の硬い皮が柔らかくなることもあり、皮がむきやすくなります。

茹で栗の美味しい食べ方
ちなみに、茹でて完全に火を通した栗をそのまま食べるのなら、包丁で切って、スプーンですくうのが一番ラクチンですよ。

「圧力鍋で茹でた栗」の皮の剥き方

圧力鍋で茹でた栗

ここからは、「圧力鍋で茹でた栗」の皮の剥き方をご紹介します。

圧力鍋で10分茹でると、中までしっかり火が入るので、鬼皮も渋皮も剥きやすくなります。

一方で、圧力鍋で15〜30秒加熱すると、10分茹でた状態よりも皮はやや剥きにくいですが、中まで完全に火が通っていない状態をキープできます。
栗ご飯に使うのなら、米と一緒に炊いてもOKです。


栗の鬼皮に入れた切り込みに包丁を入れる

表面の硬い皮(鬼皮)をむく時は、先に入れた切り込みから包丁を入れます。


栗の鬼皮を引っ張るようにして剥く

切り込みに包丁をひっかけて、皮を引っ張るようにすると、ラクに皮がむけます。

残った鬼皮を手で剥く
包丁で鬼皮を1回剥がしたら、残った鬼皮は手でもむけます。


鬼皮をすべてむいた栗

これで鬼皮がすべて剥けました。
渋皮煮にする場合は、この状態で調理します。


栗の渋皮を包丁で剥く

栗ご飯や甘露煮にする場合は、さらに、渋皮(薄い皮)を包丁でむきます。


皮むきした栗

これで皮むきはお終いです。


「圧力鍋で茹でた栗」を使った栗ご飯

続いては、圧力鍋で皮を剥いた栗を使った「栗ご飯」のレシピをお伝えします。

圧力鍋を使った栗ご飯の作り方

まずご紹介するのは、圧力鍋で15〜30秒加圧した栗で作る、栗ご飯のレシピです。

栗は米と一緒に炊く

圧力鍋で皮むきした栗をご飯と一緒に炊飯器で炊く
栗の中心部分はまだ生の状態なので、米と一緒に炊飯器に入れて炊きます。

レシピは、下のリンク先を参考にしてください。
飽きの来ないシンプルな栗ご飯のレシピを紹介しています。

皮を剥いた栗を250g使うレシピになっていますが、栗の分量はお好みで変えても問題ありません。

作り方を見る

圧力鍋を使った栗ご飯の作り方

一方で、圧力鍋で10分加圧した栗は、中まで火が通っているので、調理法が少し変わります。

栗は炊き上がりに加える

圧力鍋で茹でた栗を炊き上がったご飯に加える
こちらは、栗を米と一緒に炊きません。

ご飯だけを先に炊き、炊き上がったところに茹でた栗を加え、10分ほど蒸らしたら完成です。

レシピは、下のリンク先をご覧ください。
こちらも、使用する栗の量はお好みで変えられます。

この栗ご飯の最大の特徴は、栗自体の味が、先に紹介したレシピよりも濃く感じられるところ。
先のレシピの方がご飯に栗の味がよく馴染みますが、栗の味を存分に楽しみたい場合にはこちらの方がおすすめです。

合わせて是非参考にしてください。

50分
茹でた栗

作り方を見る

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