圧力鍋を使った栗のゆで方と皮むきの方法をご紹介します。
栗を圧力鍋で茹でるメリットは、栗の皮がむきやすくなること。
皮と実の間に隙間ができ、また、皮も柔らかくなるので、皮むきが簡単になります。
加圧時間は、10分もしくは30秒。
状況に応じて、2パターンを使い分けるのがおすすめです。
栗をちょうど食べ頃の柔らかさに仕上げたい場合は、加圧時間は10分です。
10分加圧すると、栗に完全に火が通るので、皮もダンゼン剥きやすくなります。
圧力鍋で栗を茹でると、鍋よりも水っぽくならないので、蒸し栗のようにホクホクとしています。
一方で、生の状態をできるだけキープしつつ、皮を剥きやすくしたい場合は、15〜30秒くらい加圧します。
表面には火が通りますが、中はまだ固い状態。
これからもう一度加熱して調理する場合には、こちらの方が適しています。
どちらの方法で加熱したとしても、栗ご飯に使えます。
調理法がそれぞれ異なるので、栗ご飯の作り方についても合わせてお伝えします。
材料
栗 | 好みの量 |
ちなみに、栗を10分間加圧して、それを栗ご飯に使う場合は、水1リットルにつき小さじ1の塩を加えておくと、さらに美味しく仕上がります。
圧力鍋を使った茹で方
![栗を圧力鍋で爆発させない方法(栗の尖った部分に切り込みを入れる)](https://kumiko-jp.com/wp-content/uploads/2014/09/3P9A5393-560x380.jpg)
まず、栗をきれいに洗い、尖った部分に十字の切り込みを入れます。
十字が大変なら、一の字でもいいです。
圧力鍋で栗を茹でる場合は、必ず、栗に切れ目を入れてください。
加熱中の栗の破裂を防ぐことができます。
![栗に切れ目を入れる](https://kumiko-jp.com/wp-content/uploads/2019/09/3P9A5896-560x378.jpg)
切れ目を入れる手間が面倒な場合は、普通の鍋で茹でることをおすすめします。
鍋の場合は、完全に火を通すのなら50〜60分、皮むきだけだったら2〜3分茹でます。
栗にあらかじめ切り込みを入れると、加熱中の栗の破裂を防ぐことができるうえに、あとで皮がむきやすくなります。
![栗を圧力鍋に入れて水を注ぐ](https://kumiko-jp.com/wp-content/uploads/2014/09/3P9A5407-560x373.jpeg)
次に、栗を圧力鍋に入れ、かぶるくらいの水を注ぎます。
![フィスラーやティファールといった圧力鍋に栗と水を入れて加熱する](https://kumiko-jp.com/wp-content/uploads/2014/09/3P9A5442-560x373.jpg)
続いて、フタをして、火にかけます。
そして、沸騰して圧がかかったら、弱火にして加熱します。
加圧時間は、下の表を参考にしてください。
加圧時間 | 食感 | 栗ご飯に使う場合 |
---|---|---|
10分 | 柔らかい | 炊き上がりに加える |
15〜30秒 | 中はまだ硬い | 米と一緒に炊く |
![圧力鍋で茹でた栗](https://kumiko-jp.com/wp-content/uploads/2014/09/3P9A5489-560x373.jpeg)
加圧時間が終了したら、火を止め、圧が自然に抜けるまで冷まします。
フタを取ると、こんな感じに茹で上がります。
圧力鍋を使って加熱すると、栗の皮と実の間にある空気が減圧することによって膨張するので、皮が実から剥がれやすくなります。
また、栗の硬い皮が柔らかくなることもあり、皮がむきやすくなります。
![茹で栗の美味しい食べ方](https://kumiko-jp.com/wp-content/uploads/2019/09/3P9A5941-560x377.jpeg)
「圧力鍋で茹でた栗」の皮の剥き方
![圧力鍋で茹でた栗](https://kumiko-jp.com/wp-content/uploads/2014/09/3P9A5504-560x374.jpg)
ここからは、「圧力鍋で茹でた栗」の皮の剥き方をご紹介します。
圧力鍋で10分茹でると、中までしっかり火が入るので、鬼皮も渋皮も剥きやすくなります。
一方で、圧力鍋で15〜30秒加熱すると、10分茹でた状態よりも皮はやや剥きにくいですが、中まで完全に火が通っていない状態をキープできます。
栗ご飯に使うのなら、米と一緒に炊いてもOKです。
![栗の鬼皮に入れた切り込みに包丁を入れる](https://kumiko-jp.com/wp-content/uploads/2014/09/3P9A5514-560x403.jpg)
表面の硬い皮(鬼皮)をむく時は、先に入れた切り込みから包丁を入れます。
![栗の鬼皮を引っ張るようにして剥く](https://kumiko-jp.com/wp-content/uploads/2014/09/3P9A5539-560x416.jpg)
切り込みに包丁をひっかけて、皮を引っ張るようにすると、ラクに皮がむけます。
![残った鬼皮を手で剥く](https://kumiko-jp.com/wp-content/uploads/2014/09/3P9A5576-560x386.jpg)
![鬼皮をすべてむいた栗](https://kumiko-jp.com/wp-content/uploads/2014/09/3P9A5591-560x369.jpg)
これで鬼皮がすべて剥けました。
渋皮煮にする場合は、この状態で調理します。
![栗の渋皮を包丁で剥く](https://kumiko-jp.com/wp-content/uploads/2014/09/3P9A5600-560x395.jpg)
栗ご飯や甘露煮にする場合は、さらに、渋皮(薄い皮)を包丁でむきます。
![皮むきした栗](https://kumiko-jp.com/wp-content/uploads/2017/10/3P9A4204-560x372.jpg)
これで皮むきはお終いです。
「圧力鍋で茹でた栗」を使った栗ご飯
続いては、圧力鍋で皮を剥いた栗を使った「栗ご飯」のレシピをお伝えします。
![圧力鍋を使った栗ご飯の作り方](https://kumiko-jp.com/wp-content/uploads/2019/09/3P9A5297-560x444.jpeg)
まずご紹介するのは、圧力鍋で15〜30秒加圧した栗で作る、栗ご飯のレシピです。
栗は米と一緒に炊く
![圧力鍋で皮むきした栗をご飯と一緒に炊飯器で炊く](https://kumiko-jp.com/wp-content/uploads/2019/09/3P9A5120-560x373.jpeg)
レシピは、下のリンク先を参考にしてください。
飽きの来ないシンプルな栗ご飯のレシピを紹介しています。
皮を剥いた栗を250g使うレシピになっていますが、栗の分量はお好みで変えても問題ありません。
![圧力鍋を使った栗ご飯の作り方](https://kumiko-jp.com/wp-content/uploads/2019/09/3P9A6231-3-560x441.jpeg)
一方で、圧力鍋で10分加圧した栗は、中まで火が通っているので、調理法が少し変わります。
栗は炊き上がりに加える
![圧力鍋で茹でた栗を炊き上がったご飯に加える](https://kumiko-jp.com/wp-content/uploads/2014/09/3P9A5815-560x373.jpg)
ご飯だけを先に炊き、炊き上がったところに茹でた栗を加え、10分ほど蒸らしたら完成です。
レシピは、下のリンク先をご覧ください。
こちらも、使用する栗の量はお好みで変えられます。
この栗ご飯の最大の特徴は、栗自体の味が、先に紹介したレシピよりも濃く感じられるところ。
先のレシピの方がご飯に栗の味がよく馴染みますが、栗の味を存分に楽しみたい場合にはこちらの方がおすすめです。
合わせて是非参考にしてください。
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