うどの皮を使ったきんぴらのレシピをご紹介します。
うどの皮は、身の部分とくらべて食感がかなりしっかりしていますが、その反面、身よりも風味が強いです。
ですから、捨ててしまうのはもったいない。
甘辛く炒めてきんぴらにすれば、とても美味しく食べられます。
もちろん、皮だけでなく、身の部分もきんぴらの材料として使えます。
ただ、皮と身は食感がかなり違いますし、必要な加熱時間も異なるため、別々に分けたうえで、それぞれの特徴をいかして調理するのがおすすめです。
なお、うどの身のきんぴらについては別記事でご紹介していますので、合わせて参考にしてください。
うどの皮の量を選択
このレシピは、使用するうどの皮の量を選べるようになっています。
分量が変わっても、作り方はまったく同じです。
材料
うどの皮 | 正味100g |
鷹の爪 | 1/4本程度 |
ごま油 | 小さじ2 |
いりごま | 小さじ2 |
砂糖 | 小さじ2/3 |
みりん | 大さじ1 |
醤油 | 大さじ1 |
水 | 150ml |
作り方
- ① うどの皮の繊維を断ち切るように、3〜4ミリの細切りにします。
このとき、うどの皮に生えたうぶ毛は、取らずにそのまま使うのがおすすめです。
あっても食感が気になりませんし、あった方が、味が絡みやすくなります。
繊維を垂直に断ち切る
うどの皮は、繊維質で食感がしっかりしています。
うどの繊維は縦に通っているので、横に切って繊維を断ち切ると、とても食べやすくなります。
縦にむいた皮を横向きに切ると、ごく一般的な「きんぴら」のイメージとくらべて、少し短めの細切りになりますけど、まったく問題はありません。
むしろ、そのように少し細かく切った方が、食べやすくなります。
穂先の茎の部分も一緒に使える
なお、うどの皮のきんぴらには、「穂先の茎の部分」も一緒に使うことができます。
きんぴらには葉の部分は使いませんが、残った葉の部分については、さっと湯がいて「マヨネーズ和え」にするのがおすすめです。
- ② うどの皮をたっぷりの水に5分ほどさらし、ザルに上げて水気を切ります。
水でアク抜き
うどはアクが強いため、酢水に浸してアク抜きするのが一般的です。
でも、炒める場合はそれだけで食べやすくなるので、水に軽く5分ほどさらす程度で十分です。
- ③ 砂糖・みりん・醤油を混ぜます。
- ④ 鷹の爪を小口切りにしてフライパンに入れ、ごま油を加えて中火にかけて、うどの皮を1分ほど炒めます。
- ⑤ 混ぜておいた調味料と水を回し入れます。
- ⑥ フタをして火を少し弱め、7〜8分煮ます。
軽く煮る
うどの皮は少し硬いので、炒めてから更に煮ることで、くたっと柔らかい食感に仕上げつつ、味馴染みを良くします。
- ⑦ フタを取り、汁気が残っている場合は完全に飛ばして火を止めます。
- ⑧ いりごまを混ぜたら完成です。
うどの皮は普段捨ててしまいがちな食材ですが、きんぴらにするととても美味しいです。
皮は身の部分よりも風味が強いため、うどの味がしっかりと感じられます。
そのうえ、苦味やエグミは全くなく、「風味」と「食べやすさ」がいい感じに両立しています。
うどの味を堪能したいのなら、この食べ方がおすすめです。
うど好きの方にはきっと気に入ってもらえると思います。
うどの皮の冷蔵保存
ちなみに、他の料理をつくった際に残ったうどの皮は、塩水に10分ほどひたしてアク抜きしておけば、1〜2日くらいだったら冷蔵保存しておくことができます。
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