柚子の種を有効活用する方法をご紹介します。
柚子の種を利用した、手作り化粧水のレシピです。
柚子の種には、水溶性食物繊維の「ペクチン」が豊富に含まれています。
このペクチンは、ジャムにとろみを付ける際にも利用されますが、保湿性が高いため、乾燥して荒れた肌を整える効果が期待できます。
さて、今回ご紹介するのは、私(やまでら)が学生の頃によく作っていた化粧水のレシピです。
キッチンの余り物で作れるので、当時の、決して裕福とは言えなかった一人暮らしの私には、とても助かりました。
材料は、柚子の種と焼酎(もしくは日本酒)の2つだけでOK。
柚子を無駄なく使い切りたい方、また、コスメを節約したい方におすすめです。
柚子化粧水の作り方
「冬の自然派コスメ!柚子の種の化粧水」のレシピです。
材料
柚子の種 | 20g |
焼酎もしくは日本酒 | 40g ※ |
- 焼酎(日本酒)の量は、柚子の種の2倍。焼酎は20度程度のアルコール度数が低いものを選ぶと良い。
まず、柚子を横半分に切って、種を集めます。
柚子をカットする際に種が一緒に切れてしまったとしても、そのまま使えます。
なお、種を取り出したあとに残った果肉や皮については、次のような使い道がおすすめです。
次に、種を洗わずにそのまま保存容器に入れ、焼酎もしくは日本酒(40g)を注ぎます。
種を取ったらすぐに洗わずに使う
柚子の種は、果肉から取り出したら、水洗いしたりせずに、すぐに使います。
また、焼酎や日本酒の量をかなり少なめにするのもポイントです。
このようにして化粧水を作ると、私の経験では、肌の保湿効果がよりアップするように思います。
取り出した種は冷蔵したり冷凍したりすることもできますが、そのように保存しておくのではなく、すぐに化粧水を作ってみてください。
一度に取り出せた種が少量だっとしても、このレシピだったら、問題なく作れます。
単純に、種の2倍の重さの焼酎や日本酒を注げばOKです。
焼酎と日本酒の違い
なお、焼酎と日本酒はどちらを使っても構いませんが、日本酒だと香りがほんのりと残ります。
最近は、日本酒を使った市販の保湿クリームなどもありますが、日本酒の匂いに抵抗がある場合は、焼酎を使ってみてください。
焼酎にする場合は、ホワイトリカーでもOKです。
焼酎と日本酒、どちらを使うにしても、アルコール度数の低いものを選んだ方が、肌に対する刺激が弱いように思います。
そして、フタをして、冷蔵庫に5日ほど入れたら完成です。
冷蔵庫に入れてから2〜3日経つと、焼酎を使った場合も、日本酒を使った場合も、ゆるいとろみが付いてきます。
保湿効果のもとになる「ペクチン」が、溶け出してくるためです。
5日ほど経つと、ゆるいゼリー状に固まります。
柚子化粧水の日持ち
この柚子化粧水は、種を浸した状態で冷蔵保存します。
日持ちは、1年くらいです。
柚子化粧水の使い方
化粧水を使う時は、清潔なスプーンですくって適量取り出します。
柚子の種は、無理に濾したりする必要はありません。
種がスプーンにのってきたら、種も一緒に手のひらの上で転がして、表面に付いたエキスも無駄なく使うといいです。
単に化粧水としてだけでなく、ハンドクリームやボディークリームの代わりにもなります。
なお、私はこの化粧水で肌トラブルが起きたことは一度もありませんが、肌が弱い方は、念のため避けた方が無難です。
また、初めて使う際には、上腕部の内側など皮膚の薄い部分で試してから使用するとより安心です。
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