干し椎茸の軸が残ったら、細かく刻んで卵雑炊を作るのがおすすめです。
椎茸と溶き卵は相性が良く、卵のマイルドな味に包まれて、椎茸の風味が引き立ちます。
また、軸を細かく刻んでから加えるのも大事なポイントです。
食感がかたい干し椎茸の軸が食べやすくなるうえに、だしも出やすくなります。
とは言え、だしに関しては、残った軸だけでだしを取ると少し物足りなく感じることもあります。
そこで、このレシピでは、市販の顆粒だしの風味を少し補って、旨味をさらにアップさせています。
顆粒だしの代わりに、かつおだしを使ってももちろんOKです。
干し椎茸の旨味に、他の食材の旨味を掛け合わせると、少量ながらも旨味の相乗効果が働いて、美味しく仕上がりますよ。
材料
干し椎茸の軸※ | 20g(6個分程度) |
卵 | 1個 |
ご飯 | 200g |
顆粒だしの素 | 小さじ1 |
水 | 400ml |
塩 | 適量 |
小ねぎ | 少々 |
- 戻して石づきを取ったもの。
作り方

まず、干し椎茸の軸(戻して石づきを取ったもの:20g)を細かく刻み、小ねぎ(少々)を小口切りにします。
椎茸の軸は食感がしっかりしているので、少し細かく切って、出汁も出やすくします。
また、椎茸の軸は、柔らかく戻したうえで、石づきを取ってから使います。
干し椎茸の戻し方については、リンク先を参考にしてください。

次に、小鍋(もしくは小さいフライパン)に水(400ml)・顆粒だしの素(小さじ1)・椎茸の軸を入れ、火にかけます。
そして、沸騰したら火を少し弱め、3分ほど煮ます。
ご飯を加える前に軸を少し煮ると、椎茸の風味が煮汁に溶け出してきます。

続いて、ご飯(200g)と塩(適量)を加え、さっとひと煮立ちさせます。
塩の分量がわからない場合は、最後まで出来上がってから加え、味見をしながら調整するといいです。

そして、溶いた卵(1個分)を細く回し入れます。

卵を半熟に固め、小ねぎを散らしたら完成です。

干し椎茸の軸と卵をメインの食材にした、優しい味の雑炊です。
干し椎茸の軸は、もともとは食感がかためな食材ですが、細かく刻んでから加えているので、ほどよい弾力を残しつつも、食べやすく仕上がります。
また、傘の部分と同様にしっかりとした旨味があるので、噛むたびに椎茸の風味が口の中に広がります。
干し椎茸の軸を食べずに捨ててしまうのは勿体ない。
雑炊の具材にすれば、手軽に美味しくいただけますよ。