酒粕酵母パンのレシピをご紹介します。
酒粕から自然酵母を起こしてパンを焼くレシピです。
酒粕酵母を起こし終えるまでの時間は、季節(特に気温)によって変わってきます。
今回は、3月下旬の寒い時期に仕込んだので、パン種として使えるようになったのは10日後で、パンが焼けたのは12日後でした。
少し時間がかかりますが、その分、味わい深いパンが焼けます。
じっくりと時間をかけた発酵過程で、酵母が複雑な味や香りを出してくれるためです。
完成した酒粕酵母パンは、ほのかに酒粕の香りがして、ほど良く酸味も感じられ、発酵パンの魅力たっぷりです。
材料
酒粕 | 45g |
小麦全粒粉 | 45g |
水 | 150ml |
小麦粉 | 大さじ2 |
酒粕酵母(元種) | 全量 |
小麦全粒粉 | 150g |
強力粉 | 200g |
塩 | 小さじ1と1/4 |
水 | 少々 |
レシピ
- ビンを熱湯消毒して、冷まして乾燥させます。
酒粕・小麦全粒粉(45g)・水(150ml)をビンに入れ、よく混ぜて、軽くフタをします。
元種が完成するまで、1日に1回スプーンでかき混ぜます。 - 8日ほど経ち、プチプチッと気泡が現れ始めたら、酵母の活動が盛んになってきた証拠です。
そうしたら、酵母のエサとして、小麦粉(大さじ1)を加えてよく混ぜます。 - 10日目に、再び、小麦粉(大さじ1)を加えてよく混ぜます。
- 11日目に、気泡がたくさん出来て、表面が盛り上がっていました。
元種の完成です。
- 酒粕酵母(元種)の全量をボールに入れ、小麦全粒粉(150g)・強力粉・塩・水(少々)を加え、よくこねてパン生地を作ります。
生地の2.5倍くらいの大きさのタッパー(またはボール)に入れ、フタをして12時間ほど置きます。 - パン生地が2倍くらいに膨らんだら、円形に整えて、クッキングシートを敷いた天板の上にのせます。
軽くラップをかぶせ、再び、2倍くらいに膨らむまで、2時間ほど置きます。 - 210度に温めたオーブンで10分焼き、温度を下げて180度で20分焼いたら完成です。
ほのかに酒粕の香りが漂う、味わい深いパンが焼けました。
なお、冒頭でお伝えした通り、この酒粕酵母パンを作ったのは、3月下旬(3月23日)です。
パンが焼き上がるまでの12日間は、だいたい3月下旬の平均的な気温でした。
酒粕酵母パンは、気温に応じて、できあがりまでの時間や味に少し違いが出ます。
参考にしてください。