キャベツの外側の葉は、栄養がとても豊富なので、捨てずに料理に取り入れるのがおすすめです。
内側の葉と比べると、やや火が通りにくく食感が少ししっかりめに感じられますが、内側と同じように、スープにしたり炒めものにしたりすることができます。
この記事では、キャベツの外葉の食べ方とレシピをご紹介します。
キャベツの外葉の栄養
キャベツの外側の葉は、内側よりもビタミンが豊富です。
外葉2〜3枚で、1日に必要な量のビタミンCが摂れるとも言われています。
ただ、ビタミンCは水溶性の栄養素なので、水を使って調理をすると、流れ出てしまいます。
ですから、茹でたりするよりは、蒸す方がおすすめです。
また、キャベツの葉は「グルタミン酸」という旨味成分が豊富なので、だし代わりにすれば、美味しい料理が作れます。
外葉はどこまでたべられるか
キャベツの外側の葉は、硬さや汚れが気にならなければ、すべて食べられます。
また、キャベツの外側の葉というと、農薬が気になるという方もいるかもしれません。
でも、それは大丈夫。
私は以前、農薬のことが気になって、専門家の方に話を聞きに行ったり、自分でも色々と調べたりしたことがありますが、結論から言うと心配しなくていいです。
あらかじめきれいに水洗いすれば、問題ありません。
日本では、そもそも人体に悪影響のあるものは認可されていないので、市販の野菜に付着している農薬の人体に対するリスクは、かなり低いです。
キャベツの外葉のレシピ
さて、この記事では、そんなキャベツの外側を使った簡単レシピを3品ご紹介します。
- 外葉のスープ
- 外葉の炒めもの
- 外葉のメンチカツ
- キャベツの外側の葉
キャベツの外側の葉のスープ
まずご紹介するのは、「キャベツの外葉の和風スープ」のレシピです。
材料
キャベツの外側の葉 | 100g(2枚程度) |
卵 | 2個 |
醤油 | 小さじ1 |
塩 | 少々 |
和風だしの素 | 小さじ1 |
水 | 400ml |
※かつおだし(400ml)でもOK。
作り方
- キャベツの葉をざく切りにし、芯も使う場合は薄切りにする。
- Aを鍋に入れ、火にかける。沸騰したらキャベツを加え、さっと火を通す。
卵を割り入れ、フタをして2〜3分加熱し、卵を半熟に固める。 - 醤油と塩で味を整えたらできあがり。
キャベツの外側の葉は、生の状態では硬そうに見えますが、内側の葉と同じくらい短時間で火が通ります。
和風だしの素の代わりにコンソメを使って、洋風スープにしても美味しいですよ。
キャベツの外側の葉のベーコン炒め
こちらは、「キャベツの外側の葉のベーコン炒め」です。
材料
キャベツの外側の葉 | 100g(2枚程度) |
ベーコン | 1枚 |
油 | 大さじ1/2 |
酒 | 大さじ1/2 |
塩こしょう | 少々 |
作り方
- キャベツの葉をざく切りにし、芯も使う場合は薄切りにする。ベーコンを短冊切りにする。
- フライパンに油を入れ、ベーコンとキャベツを炒める。(焦げそうになったら火を弱める。)
キャベツがしんなりしてベーコンに焼き色が付いたら、酒を回し入れ、炒め合わせる。
塩こしょうで味を整えたらできあがり。
キャベツとベーコンは好相性。
ベーコンの旨味で、キャベツがとても美味しくいただけます。
お弁当のおかずとしてもおすすめです。
キャベツの外側の葉のメンチカツ
最後にご紹介するのは、「キャベツの外葉のメンチカツ」です。
キャベツの外葉のしっかりとした食感をいかすと、美味しいメンチカツができます。
材料
きゃべつの外葉 | 2〜3枚(150g) |
豚ひき肉 | 200g |
◎玉ねぎ | 1/4個 |
◎にんにく | 1/2かけ |
◎パン粉 | 1/3カップ |
◎卵 | 1/2〜1個 |
◎塩・こしょう | 各適量 |
揚げ油 | 適量 |
小麦粉 | 適量 |
溶き卵 | 適量 |
パン粉 | 適量 |
作り方
- きゃべつは8ミリくらいの幅に切る。玉ねぎとにんにくはみじん切りにする。
- ◎の材料すべてをボールに入れ、手でよく混ぜる。全体がまとまったらきゃべつを加え、手でぎゅっとつかむように混ぜる。
- 2を4等分し、少し平たい円形に整え、小麦粉・溶き卵・パン粉の順に衣を付ける。
- 揚げ油を150度に温め、油をかけながらじっくり6〜7分揚げる。衣が色づいてきたら上下を返し、さらに4〜5分揚げる。
最後に火を少し強め、全体をさっと揚げて表面をカリッとさせたらできあがり。
キャベツの外葉は、8ミリくらいの少し太めに切ります。
そして、キャベツの葉を肉だねに混ぜます。
続いて、小麦粉・溶き卵・パン粉の順に衣を付けます。
揚げる際には、中までしっかり火が通るように、油を少し低めの温度に熱します。
もしザルをお持ちであれば、鍋にザルを重ねて、その上にメンチカツを置いて揚げると、鍋底から少し浮いた状態になるので、下面が焦げにくいです。
できあがりは、こんな感じ。
上の写真はボール状に形を整えていますが、もう少し平たい形にすると、中まで火が通りやすくなります。
ふんわりとしたジューシーな食感で、美味しくいただけます。
以上、キャベツの外側の葉のレシピについてお伝えしました。
外葉を料理に活用すれば、栄養を漏らさず摂れますし、そのうえ材料費の節約にもなります。
キャベツの外葉は、しっかりと火を通せば、美味しく食べられますよ。
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