グリルトーストのすすめ。食パンがサクサク&ふんわり焼けます。

グリルトースト(魚焼きグリルトースト)

魚焼きグリルで美味しいトーストを焼く方法をご紹介します。

わが家には以前、オーブントースターがなかったので、代わりに、魚焼きグリルかフライパンで毎朝トーストを焼いていました。

トースターで焼いた場合との違い

グリルを使うと、オーブントースターと同じくらいか、もしくはそれ以上に、食パンが美味しく焼けます。
遠赤外線のパワーによって、高温でスピーディーに焼けるので、サクサク感とふんわり感がより際立ちます。

材料

調理時間2分
食パン 1〜2枚

トーストの焼き方

  1. 魚焼きグリルを、強火で3分ほどかけて十分に温める。
  2. 【両面焼きグリルの場合】
    上火を中火、下火を弱火にする。
    扉を開けて食パンを入れ、すぐに閉めて40秒焼く。
    ひっくり返して、さらに40秒焼く。
  3. 【片面焼きグリルの場合】
    中火にする。
    扉を開けて食パンを入れ、すぐに閉めて40秒焼く。
    ひっくり返して、さらに40秒焼く。

※ 両面焼きも片面焼きも、途中で1回ひっくり返して焼きます。

グリルで焼いたトーストをひっくり返す
ひっくり返す
グリルで焼いたトースト
焼き上がり

グリルでトーストを美味しく焼くコツは、大きく4つあります。

  • グリルを十分に予熱する。
  • 両面焼きグリルの場合は、下火を弱火にする。
  • 食パンを網の上に直にのせる。
  • 2枚焼く場合は奥に寄せすぎない。

これらのコツをおさえると、外側はカリッと中はふんわりと仕上がります。

グリルを十分に予熱する

食パンをグリルで焼く際には、あらかじめ庫内を十分に温めたうえで、短時間で加熱することがとても大切です。
そのためには、強火で3分ほど予熱することをおすすめします。
1分程度では、庫内が十分な温度になりません。

しっかりと温まっていない庫内に入れてダラダラと焼くと、パンの水分が失われやすくなり、表面は焦げやすく、内側はパサッとした食感になってしまいます。

下火を弱火にする

両面焼きグリルを使う場合は、「上火」と「下火」がありますが、「上火」を中火にしたうえで「下火」を弱火にして焼くと、食パンが焦げずに美味しく仕上がります。
一方、片面焼きの場合は「上火」しかないので、中火で焼いてください。

なお、両面焼きと片面焼き、どちらのグリルを使う場合も、途中でひっくり返すようにしてください。
そうすると、全体に均等に程よい焼き目が付きやすくなります。

パンを網の上にのせる

食パンは、グリルの網の上に直接乗せるのがおすすめです。

アルミホイルやプレートを敷いたりせずに、じかに食パンをのせた方が、表面全体がサクッとした焼き上がりになって美味しいです。

なお、このあとに詳しく解説しますが、網の上で直接焼いても、食パンに魚の臭いは移りません。

2枚焼く場合は奥に寄せすぎない

食パン2枚を一度に焼く場合は、あまり奥に寄せすぎないことも大切です。

意外かもしれませんが、あまり奥に入れると、奥側の焼きが浅くなってしまいます。
グリルは構造上、奥の方が高温になりますが、その分、最奥部にはバーナーが付いていない機種が多いためです。

食パンを一度に2枚焼いて焼きムラが出た様子
右の写真は、奥に寄せすぎたために、焼きムラが出た食パンです。

こうなることを避けるため、少し手前寄りに食パンを配置するのがおすすめです。


なお、食パンの枚数やグリルの機種によって、焼き時間は若干変わってきますので、様子を見ながら微調整してください。
焼き加減は、少し焦げるくらいが香ばしくて美味しいです。

魚の臭いはパンには移らない

食パン2枚を焼いてひっくり返したところ
ひっくり返す
食パン2枚が焼き上がったところ
焼き上がり

ところで、私が以前、魚焼きグリルでトーストを初めて焼いた時、魚の臭いがパンに移らないかとても心配でした。
グリルの奥の方にこびり付いた掃除しきれない魚の脂で、トーストが臭くなるような気がしたからです。

ところが、実際に焼いてみると、魚の臭いはまったくつかないことが分かりました。

なぜ、トーストには、魚の臭いが移らないのでしょうか?

以前読んだ「料理の裏ワザ・基本ワザ大全」という本には、魚焼きグリルトーストについて、次のようなことが書かれていました。

食パンを焼いている間は、パンの水分が勢い良く蒸発しています。

その水蒸気によってパンがガードされるため、パンには魚の臭いはつきません。

同著によると、たとえ魚を焼いた後にパンを焼いたとしても、グリルを普通に掃除していれば、魚の臭いはつかないそうです。

焼いたらすぐに庫内から取り出す

ただし、注意点が1つあります。

パンを焼いて火を止めたあとに、トーストを庫内にそのまま放置しておくと、臭いが移ってしまうそうです。
実際に試してみたところ、たしかに、魚臭さがパンに付いてしまいました。

トーストをグリルで焼いたら、すぐに取り出して食べるようにしてください。

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