さんまの干物を美味しく焼く方法を解説します。
さんまの開きは、開いていない丸ごとのさんまと比べると、厚みがなく、火が通りやすいです。
そのため、グリルに限らず、オーブントースターやフライパンでも簡単に焼くことができます。
とは言え、それぞれを実際に食べくらべると、グリルで焼いたさんまの味は、やはり格別です。
グリルだと高温短時間で焼けるため、表面はこんがりと香ばしく仕上がりますし、何よりも、身のふっくら感が違います。
シンプルにグリルで焼くのが、さんま開きの一番美味しい食べ方。
ぜひ、グリルで焼いてみてください。
グリルを使ったさんまの焼き方
さんまを解凍する
グリルを使うメリットは、高温短時間で焼き上げられる点です。
そのため、表面のタンパク質を効率良く焼きかためて旨味を閉じ込めることができますし、また、水分の蒸発量をおさえてジューシーに仕上げることも可能です。
こうしたグリルの利点をいかすためには、もし手元にあるさんまの干物(開き)が冷凍ものなら、面倒でも解凍してから焼くのがおすすめです。
さんまが凍ったまま焼くと、解凍までの時間が余分にかかるので、焼き時間が長くなり、せっかくのグリルの良さを活かしきれません。
解凍方法は、冷蔵庫や常温に移して自然解凍するのが一番おすすめです。
また、レンジで解凍することも一応できますが、加熱しすぎてさんまに誤って火が入らないように、十分注意してください。
さんまの水分を拭き取る
もし、さんまの干物(開き)に水分が付着している場合は、キッチンペーパーなどで水気をきれいに拭き取ります。
特に、使用する干物が一夜干しなどで生っぽい場合は、付着した水分が臭みを含んでいますので、あらかじめしっかりと拭き取ります。
さんまをグリルで焼く
- オモテ(上に向ける)
- ウラ(下に向ける)
グリルでさんまを焼くにあたっては、盛り付けた時にオモテになる方を上にして焼きます。
その理由は、先に上にした面の方が、見栄え良くきれいに焼けるからです。
オモテになるのは身の方なので、身の方を上にして、皮目を下にして焼きます。
魚焼きグリルをあらかじめしっかりと温め、さんまの身の方を上にして、頭を奥に向けて、グリルに入れます。
そして、上火を「中火」から「弱中火」、下火を「弱火」に設定して、4〜5分ほど焼きます。
両面焼きグリルを使う場合は、そのまま焼き上げることができますが、片面焼きグリルを使う場合は、途中でひっくり返して焼いてください。
なお、火加減と加熱時間には、少し幅をもたせてあります。
一夜干しのような生っぽい干物を焼く場合は、上火を「中火」にして焼き時間を5分にするのがおすすめです。
グリルをしっかり温めておく
グリルを十分に温めておいたうえで、上火よりも下火を弱めにして焼くのがポイントです。
グリルを温めておくと、さんまを最初から高温で効率よく加熱することができるので、適度な焦げ目が付き、身もふんわりジューシーに仕上がります。
さんまの開きは厚みがあまりなく、下面にあたる皮目や、尻尾など繊細な部分が焦げやすいです。
ですから、全体的に火力を弱めたうえで、下火の方を弱くして焼きます。
干物に酒を塗る効果について
ちなみに、さんまにお酒を塗ってから焼く方法が、テレビなどで話題になることがあります。
そのため、お酒に関しては、わざわざ塗らずに、そのまま焼くといいです。
焼き上がりは、こんな感じ。
これくらだったら、尻尾も皮目も焦げすぎにはなりませんが、もう少しこんがりとさせたい場合は、尻尾があえて焦げるまで焼くのもアリです。
グリルでさんまの開きを焼くと、表面はこんがりと、中はふっくらジューシーに仕上がります。
ポイントは次の4点です。
ぜひお試しください。
- 冷凍さんまは、凍ったまま焼くのではなく、解凍してから焼く。
- 魚焼きグリルをあらかじめしっかりと温める。
- さんまの身の方を上向きにして、頭を奥にしてグリルに入れる。
- 魚焼きグリルの上火を「中火」から「弱中火」、下火を「弱火」にして、4〜5分ほど焼く。
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