さんま(秋刀魚)の煮付けのレシピをご紹介します。
甘辛く味付けした、さんまの生姜煮のレシピ。
醤油ベースのコクのある味わいが、柔らかく煮込んださんまに染みわたり、とても食べやすい味に仕上がります。
さんまを使った料理と聞くと、下処理が面倒そうなイメージがありますが、コツさえ分かれば、実はかなり簡単です。
手をほとんど汚さずに、スルッと内臓を取り除けます。
内臓を取ったら、あとは煮るだけでOK。
ご飯によく合う美味しいおかずが、手軽に作れますよ。
「ご飯によく合う!さんまの生姜煮」のレシピです。
材料
さんま | 2尾※ |
生姜 | 1かけ(15g) |
砂糖 | 大さじ1と1/2 |
酒 | 大さじ3 |
醤油 | 大さじ1 |
水 | 150ml |
※2尾で合計270〜300g程度。
下処理
生姜煮に使うさんまは、なるべく新鮮なものを選ぶと、それだけで仕上がりの美味しさが違います。
スーパーで売られているさんまには、大きく分けて「生さんま」と「冷凍さんま」がありますが、鮮度の良い「生さんま」を使うのがおすすめです。
最初に、さんま(2尾)の頭と内臓を取り除き、きれいに水洗いします。
うろこが残っている場合は、軽くこすり洗いして、洗い流してください。
内臓の取り方
内臓の取り方は、冒頭の動画をご覧ください。
手をなるべく汚さずに取るポイントは、頭の付け根と肛門の手前1センチあたりに切り込みを入れることです。
そうすると、内臓が一度にスルっと取れます。
詳しい解説:さんまの内臓の取り方
次に、さんまの水気をキッチンペーパーでしっかり拭き取り、尾を切り落として4等分します。
さんまの切り方
サンマを切る包丁は、家庭で最もよく使われている三徳包丁で十分です。
尾の部分は骨が固いので少し切りにくいですけど、包丁の柄に近い部分(持ち手に近い部分)を使って、少し体重をかけるようにして切り落とすとラクです。
生姜(1かけ:15g)は、皮をむいて千切りにします。
さんまを生姜と煮る
続いて、小さめのフライパンに生姜と調味料Aを入れ、中火にかけます。
調味料Aは、砂糖(大さじ1と1/2)・酒(大さじ3)・醤油(大さじ1)・水(150ml)です。
小さめのフライパン(鍋)を使う
フライパンの大きさは、直径20センチ程度がおすすめです。
適当なフライパンがない場合は、同じぐらいの大きさの鍋でもいいです。
あまり大きすぎると、さんまが煮汁に十分に浸かりません。
沸騰したらさんまを加え、落とし蓋をして、少し火を弱めて10〜13分ほど煮ます。
火力は、落とし蓋に煮汁が当たる程度に弱めてください。
落とし蓋の下の面に煮汁が当たることで、さんまの上面にも味が染みやすくなるので、あまり弱すぎると、落とし蓋をしている意味がなくなります。
煮る時間の目安
煮る時間は、少し幅を持たせてあります。
10分ほど経った段階で、煮汁が減って落とし蓋に当たらなくなったら、落とし蓋は取り外してOKです。
一方で、まだ落とし蓋に煮汁が当たるようなら、あと3分くらいそのまま煮て、水分を飛ばしてください。
落とし蓋の作り方
落し蓋がない場合は、クッキングシート(上の写真で使用)やアルミホイルで代用することもできます。
アルミホイルを落し蓋にする場合も、クッキングシートと同じように中心部分に空気穴を開けると使いやすいです。
落し蓋をしながら10〜13分煮ると、煮汁がかなり少なくなります。
最後に、スプーンでさんまに煮汁をかけながら、右の写真のように汁気が少なくなるまで煮詰めたら完成です。
ひっくり返さずに煮る
この時、さんまをひっくり返してしまうと、皮が破れたり煮崩れしたりする原因になります。
ですから、さんまはあまり動かさずに、フライパンを少し傾けて煮汁を端に集め、スプーンですくって少しずつかけながら煮詰めるのがおすすめです。
落とし蓋をしながら煮詰めることで、さんまの身にしっかりと味が染みこみます。
また、刻んだ生姜を加えることで、お料理全体の味が引き締まり、美味しさがさらにアップ。
濃厚でありながら食べ飽きない、ご飯にぴったりなおかずに仕上がります。
煮る時間はある程度かかりますが、調理自体は簡単なので、ぜひお試しください。
日持ち:冷蔵保存で3日程度
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