さんま梅煮のレシピをご紹介します。
調理のコツは、梅干しを崩さずに、丸ごと加えることです。
そうすると、特有のエグミが煮汁に溶け出しにくくなるため、さんまの風味にマッチした、ほのかな酸味を楽しめます。
さっぱりとしつつもコクのある美味しさで、ご飯との相性も抜群です。
材料
さんま | 2尾(270〜300g程度) |
梅干し | 中3個 |
皮付き生姜薄切り | 1かけ分(15g) |
砂糖 | 大さじ1と1/2 |
酒 | 大さじ3 |
醤油 | 大さじ1 |
水 | 150ml |
レシピ・作り方
- 頭と内臓を取る
- 水洗いする
- ① さんま(2尾)はなるべく新鮮なものを選び、頭と内臓を取り除きます。
全体をきれいに水洗いして、水気を拭き取ります。
さんまの下処理は、上の動画か、別記事「さんまの内蔵の取り方」を参考にしてください。
補足:新鮮な生サンマがおすすめ
- ② さんまの尻尾を切り落とし、長さを4等分します。
補足:尻尾の切り方
- ③ さんまをぎりぎり並べられる程度の小さな鍋を用意します。
砂糖(大さじ1と1/2)・酒(大さじ3)・醤油(大さじ1)・水(150ml)・梅干し(中3個)を入れ、中火にかけます。
- ④ 煮汁が沸騰したら、さんまを並べ、その隙間に生姜(皮付き薄切り:15g)を入れます。
- ⑤ クッキングシートの落とし蓋をして、火を少し弱め、そのまま動かさずに10〜13分ほど煮ます。
- ⑥ 落し蓋を外します。
- ⑦ 鍋を少し傾けながら、スプーンを使ってさんまに煮汁をかけて、味を馴染ませます。
汁気が少なくなるまで煮詰めたら完成です。
補足:さんまをひっくり返さない
醤油の量はすこし控えめにしてあるので、塩気が強すぎず、コクがありつつも食べやすい味に仕上がります。
また、梅干しから滲み出た、柔らかな酸味も良い感じです。
さんまの生臭さが大幅に抑えられ、とても美味しくいただけます。
味に変化を付けたい場合は、梅干しを崩しながら食べるのもありです。
パンチのある酸味が口の広がって、メリハリのある味を楽しめます。
レシピの補足説明
さんま梅煮の日持ちは、冷蔵保存で4日程度です。
新鮮な生サンマがおすすめ
梅煮に使うさんまは、なるべく新鮮なものを選ぶと、それだけで仕上がりの美味しさが違います。
スーパーで売られているさんまには、大きく分けて「生さんま」と「冷凍さんま」がありますが、鮮度の良い「生さんま」を使うのがおすすめです。
尻尾の切り方
さんまを切る包丁は、家庭で最もよく使われている三徳包丁で十分です。
尾の部分は骨が固いので少し切りにくいですけど、包丁の柄に近い部分(持ち手に近い部分)を使って、少し体重をかけるようにして切り落とすとラクです。
小さめの鍋を使う
使用する鍋(もしくはフライパン)は、さんまを重ねずにぎりぎり並べられるくらいの大きさにすると良いです。
あまり大きすぎると、さんまが煮汁に十分に浸からないためです。
梅干しは市販品でも手作りでもOK
今回のレシピでは、梅干し特有のエグミを抑えつつ、酸味をほど良く付けるために、梅干しを丸ごと使います。
梅干しを崩してから加える場合とくらべると、梅干しの塩気にお料理の味が左右されにくいため、使う梅干しの大きさや塩気は、ざっくりで構いません。
市販の梅干しでも、自家製の梅干しでも良いです。
これから買ってくるという場合は、塩分10〜18%程度の梅干しがおすすめです。
これくらいの塩分の梅干しを想定してレシピを作りました。
クッキングシートを使うメリット
クッキングシートの落し蓋をしたうえで、途中でさんまを動かさずにそのまま煮ると、さんまの皮が剥がれにくくなるので、簡単に見た目良く仕上がります。
クッキングシートがない場合は、普通の落し蓋やアルミホイルで代用して作ることももちろんできます。
なお、煮ている間の火力は、落とし蓋に煮汁が当たる程度に弱めてください。
落とし蓋の下の面に煮汁が当たることで、さんまの上面にも味が染みやすくなるので、あまり弱すぎると、落とし蓋をしている意味がなくなります。
煮る時間の目安
煮る時間は、少し幅を持たせてあります。
10分ほど経った段階で、煮汁が減って落とし蓋に当たらなくなったら、落とし蓋は取り外してOKです。
一方で、まだ落とし蓋に煮汁が当たるようなら、あと3分くらいそのまま煮て、水分を飛ばしてください。
さんまをひっくり返さない
最後に煮汁を煮詰める際に、さんまをひっくり返してしまうと、皮が破れたり煮崩れしたりする原因になります。
ですから、さんまは動かさずに、フライパンを少し傾けて煮汁を端に集め、スプーンですくって少しずつかけながら煮詰めます。
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