
さんまの梅煮のレシピをご紹介します。
さんまを醤油や砂糖などで甘辛く味付けして、梅干しと一緒に10分ほど煮詰めてつくるお料理です。

丸ごと加えることで梅干し特有のエグミが抑えられ、さんまの風味にマッチした、ほのかな酸味を楽しめます。
さっぱりとしつつもコクのある美味しさで、ご飯との相性も抜群です。
なお、途中で、さんまの内臓を取り除く工程がありますが、やり方さえ分かれば、かなり簡単です。
さんまの頭と一緒にスルッと引っ張り出せます。
レシピ動画
「梅干しで美味しく!さんま梅煮」のレシピです。
材料
さんま | 2尾※ |
梅干し | 中3個 |
生姜 | 1かけ(15g) |
砂糖 | 大さじ1と1/2 |
酒 | 大さじ3 |
醤油 | 大さじ1 |
水 | 150ml |
※2尾で合計270〜300g程度。
作り方
下ごしらえ
梅煮に使うさんまは、なるべく新鮮なものを選ぶと、それだけで仕上がりの美味しさが違います。
スーパーで売られているさんまには、大きく分けて「生さんま」と「冷凍さんま」がありますが、鮮度の良い「生さんま」を使うのがおすすめです。

最初に、さんま(2尾)の頭と内臓を取ります。
手順はとても簡単です。
まず、さんまの頭の付け根に切れ目を入れ、骨まで切ります。

次に、肛門の手前に、1センチの切り込みを入れます。

最後に、頭を手でゆっくり引っ張って、さんまの頭と胴体をゆっくり切り離すようにします。
そうすると、内臓だけがスルッときれいに取れます。
参考:さんまの内臓の取り方

さんまの頭と内臓を取ったら、流水できれいに洗います。
この時、さんまの外側だけでなく、内臓が入っていた内側の部分にも水を流して、きれいにしてください。

さんまを水洗いしたら、キッチンペーパーで水気をしっかり拭き取ります。

そして、さんまの尾を切り落とし、4等分します。
ちなみに、サンマを切る包丁は、家庭で最もよく使われている三徳包丁で十分です。
尾の部分は骨が固いので少し切りにくいですけど、包丁の柄に近い部分(持ち手に近い部分)を使って、少し体重をかけるようにして切り落とすとラクです。

生姜(1かけ:15g)は、皮付きのまま薄切りにします。
梅煮の煮方

次に、小さめのフライパンに、調味料Aと梅干し(中3個:合計40g程度)を入れ、中火にかけます。
調味料Aは、砂糖(大さじ1と1/2)・酒(大さじ3)・醤油(大さじ1)・水(150ml)です。
小さめのフライパン(鍋)を使う
フライパンの大きさは、直径20センチ程度がおすすめ。
適当なフライパンがない場合は、同じぐらいの大きさの鍋でもいいです。
あまり大きすぎると、さんまが煮汁に十分に浸かりません。
梅干しについて
今回のレシピでは、梅干し特有のエグミを抑えつつ、酸味をほど良く付けるために、梅干しを丸ごと使います。
梅干しを崩してから加える場合とくらべると、梅干しの塩気にお料理の味が左右されにくいため、使う梅干しの大きさや塩気は、ざっくりで構いません。
スーパーでよく売られている、中くらいの梅干しを使えばOKです。
ちなみに、これから買ってくるという場合は、10%前後の塩分の梅干しがおすすめです。

煮汁が沸騰したら、重ならないようにさんまを並べ、その隙間に生姜を入れます。
煮汁が沸騰した後にさんまを入れると、さんまの臭みを抑えることができます。

そして、落とし蓋をして、少し火を弱め、10〜13分ほど煮ます。
火力は、落とし蓋に煮汁が当たる程度に弱めてください。
落とし蓋の下の面に煮汁が当たることで、さんまの上面にも味が染みやすくなるので、あまり弱すぎると、落とし蓋をしている意味がなくなります。
煮る時間の目安
煮る時間は、少し幅を持たせてあります。
10分ほど経った段階で、煮汁が減って落とし蓋に当たらなくなったら、落とし蓋は取り外してOKです。
一方で、まだ落とし蓋に煮汁が当たるようなら、あと3分くらいそのまま煮て、水分を飛ばしてください。
落とし蓋の作り方
落し蓋がない場合は、クッキングシートやアルミホイルで代用することもできます。

アルミホイルを落し蓋にする場合も、クッキングシートと同じように中心部分に空気穴を開けると使いやすいです。

落し蓋をしながら10〜13分煮ると、煮汁がかなり少なくなります。

最後に、スプーンを使って、さんまに煮汁をかけながら、汁気が少なくなるまで煮詰めたら完成です。
この時、さんまをひっくり返してしまうと、皮が破れたり煮崩れしたりする原因になります。
ですから、さんまは動かさずに、フライパンを少し傾けて煮汁を端に集め、スプーンですくって少しずつかけながら煮詰めるのがおすすめです。

醤油の量はすこし控えめにしてあるので、塩気が強すぎず、コクがありつつも食べやすい味に仕上がります。
また、梅干しから滲み出た、柔らかな酸味も良い感じ。
さんまの生臭さが大幅に抑えられ、とても美味しくいただけます。
味に変化を付けたい場合は、梅干しを崩しながら食べるのもあり。
パンチのある酸味が口の広がって、メリハリのある味を楽しめますよ。
日持ち:冷蔵保存で4日程度
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