固まらない原因も解説!柿プリンのレシピ。柿と牛乳のシンプルおやつ。

柿プリン
レシピ動画
とろとろ食感!柿プリン

柿と牛乳を使ったプリンの作り方をご紹介します。

火を一切使わないうえに、ゼラチンなどの凝固剤も使わない、超簡単レシピ。
柿と牛乳をミキサーにかけ、冷やし固めたら完成です。

ゆるめのとろとろ食感

この柿プリンは、柿に含まれる「ペクチン」という成分が牛乳に含まれるカルシウムと結合することで、時間の経過とともに徐々に固まっていきます。

ただ、卵と牛乳を使ったプリンのように、しっかり固まるわけではありません。
トロトロとした口当たりで、かなりゆるめです。

一般的なプリンほどには固まらないですけど、そうした食感も柿プリンの魅力の一つ。
クリームのような、あるいはフルーチェのような、なめらかな口当たりを楽しめます。

柿の味をおさえると美味しい

なお、柿プリンを美味しく作るコツは、柿自体の風味を少し抑え気味にすることです。
柿の風味は意外と存在感が強く、あまり前面に出しすぎると、ややクセのある味になってしまいます。

そこで、このレシピでは、バニラオイルとはちみつを加え、柿を使いながらもプリンらしい味に仕上げています。

手軽に作れるうえにとても美味しい、柿のおやつのおすすめレシピです。


材料

2人分:調理時間4分/固める時間除く
正味160g
牛乳 100ml
はちみつ 小さじ2
バニラオイル 8滴
  • 柿1個程度。

最低でも半日以上固める

柿のペクチンを利用してプリンを作ると、作り方によっては、固まらないこともあるようです。

私はこれまで何回も柿プリンを作ってきましたが、柿には少し個体差があるので、わりとしっかりめに固まる場合と、ごくゆるな場合があるのは確かです。
でも、今回のレシピで全く固まらなかったことは、私自身はこれまでに一度もありません。

柿プリンを作るうえで大事なのは、固める時間を長めに取ることだと私は思います。
詳しいやり方はこれからご説明しますが、冷蔵庫に入れる時間は、最低でも半日、長くて1日くらい取ってみてください。

柿プリンを冷蔵庫から取り出し、スプーンですくってみて形が残ったら、無事に固まっています。

完熟柿より硬めの柿

柿プリンの材料
また、使用する柿は、完熟柿でもいいですし、しっかりとした硬さがある柿でもいいです。

ただ、私の経験では、硬めの柿を使った方が、少し固まりやすいように思います。

柿に含まれるペクチンは、熟すことで分解されて糖に変化していきます。
そのため、未熟な柿の方がペクチンの含有量が多く、固まりやすいのではないかと推測しています。

作り方

柿の皮をむいて適当な大きさに切る

まず、柿のヘタを取って皮をむき、種がある場合は取ります。
そして、適当な大きさに切り、160g分用意します。



柿と牛乳と蜂蜜とバニラオイルをミキサーに入れる

次に、切った柿・牛乳(100ml)・はちみつ(小さじ2)・バニラオイル(8滴)をミキサーに入れます。

少量のはちみつとともに、少し多めのバニラオイルを加えるのも、美味しく作るポイントです。


柿や牛乳をミキサーで撹拌する

そして、柿の塊がなくなってきれいなジュース状になるまで撹拌します。


ジュース状にした柿をカップに注ぐ

続いて、柿のプリン液をカップ2個に注ぎます。



柿のプリン液を冷蔵庫で冷やし固める

あとはラップをかぶせて、冷蔵庫にひと晩〜1日入れたら完成です。

時間の経過とともに、プリンの色は、少しオレンジがかった色に変わります。

加熱しなくても固まる理由

柿と牛乳をミキサーにかけ、冷蔵庫で冷やすと、柿に含まれる「ペクチン」という成分が牛乳に含まれるカルシウムと結合して、時間の経過とともに徐々に固まります。


柿プリン

バニラオイルが柿の風味を包み込み、とても食べやすい味に仕上がります。

また、はちみつを適度に加えているので、しっかりとした甘みがあり、満足度も十分。
トロッと柔らかな食感も心地良く、ペロッと美味しくいただけますよ。

作り置きOK!

日持ち:冷蔵保存で賞味期限2〜3日

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