柿と牛乳を使ったプリンの作り方をご紹介します。
火を一切使わないうえに、ゼラチンなどの凝固剤も使わない、超簡単レシピ。
柿と牛乳をミキサーにかけ、冷やし固めたら完成です。
ゆるめのとろとろ食感
この柿プリンは、柿に含まれる「ペクチン」という成分が牛乳に含まれるカルシウムと結合することで、時間の経過とともに徐々に固まっていきます。
ただ、卵と牛乳を使ったプリンのように、しっかり固まるわけではありません。
トロトロとした口当たりで、かなりゆるめです。
一般的なプリンほどには固まらないですけど、そうした食感も柿プリンの魅力の一つ。
クリームのような、あるいはフルーチェのような、なめらかな口当たりを楽しめます。
柿の味をおさえると美味しい
なお、柿プリンを美味しく作るコツは、柿自体の風味を少し抑え気味にすることです。
柿の風味は意外と存在感が強く、あまり前面に出しすぎると、ややクセのある味になってしまいます。
そこで、このレシピでは、バニラオイルとはちみつを加え、柿を使いながらもプリンらしい味に仕上げています。
手軽に作れるうえにとても美味しい、柿のおやつのおすすめレシピです。
材料
柿 | 正味160g ※ |
牛乳 | 100ml |
はちみつ | 小さじ2 |
バニラオイル | 8滴 |
- 柿1個程度。
最低でも半日以上固める
柿のペクチンを利用してプリンを作ると、作り方によっては、固まらないこともあるようです。
私はこれまで何回も柿プリンを作ってきましたが、柿には少し個体差があるので、わりとしっかりめに固まる場合と、ごくゆるな場合があるのは確かです。
でも、今回のレシピで全く固まらなかったことは、私自身はこれまでに一度もありません。
柿プリンを作るうえで大事なのは、固める時間を長めに取ることだと私は思います。
詳しいやり方はこれからご説明しますが、冷蔵庫に入れる時間は、最低でも半日、長くて1日くらい取ってみてください。
柿プリンを冷蔵庫から取り出し、スプーンですくってみて形が残ったら、無事に固まっています。
完熟柿より硬めの柿
ただ、私の経験では、硬めの柿を使った方が、少し固まりやすいように思います。
柿に含まれるペクチンは、熟すことで分解されて糖に変化していきます。
そのため、未熟な柿の方がペクチンの含有量が多く、固まりやすいのではないかと推測しています。
作り方
まず、柿のヘタを取って皮をむき、種がある場合は取ります。
そして、適当な大きさに切り、160g分用意します。
次に、切った柿・牛乳(100ml)・はちみつ(小さじ2)・バニラオイル(8滴)をミキサーに入れます。
少量のはちみつとともに、少し多めのバニラオイルを加えるのも、美味しく作るポイントです。
そして、柿の塊がなくなってきれいなジュース状になるまで撹拌します。
続いて、柿のプリン液をカップ2個に注ぎます。
あとはラップをかぶせて、冷蔵庫にひと晩〜1日入れたら完成です。
時間の経過とともに、プリンの色は、少しオレンジがかった色に変わります。
加熱しなくても固まる理由
柿と牛乳をミキサーにかけ、冷蔵庫で冷やすと、柿に含まれる「ペクチン」という成分が牛乳に含まれるカルシウムと結合して、時間の経過とともに徐々に固まります。
バニラオイルが柿の風味を包み込み、とても食べやすい味に仕上がります。
また、はちみつを適度に加えているので、しっかりとした甘みがあり、満足度も十分。
トロッと柔らかな食感も心地良く、ペロッと美味しくいただけますよ。
日持ち:冷蔵保存で賞味期限2〜3日
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