
アボカドは切ったあとにすぐ黒くなってしまうのが悩みどころ。
サラダやお弁当、トーストに使うとき、見た目が黒ずんでいると料理全体の印象が少し残念に感じられることもあります。
保存するだけなら、切り口にラップを密着させるのがいちばん効果的ですが、料理にすぐ使う場合は、別の方法で変色を防いでおくと見た目がきれいに仕上がります。
この記事では、アボカドの変色を防ぐ3つの方法(電子レンジ加熱・レモン汁・油)を実際に比較し、どの方法が一番おすすめかを検証しました。
結論としては、いろいろ試してみた中で、アボカドの変色防止には電子レンジ加熱(500Wで20秒)が最もおすすめだと感じました。
サンドイッチやお弁当に入れるときなど、ラップで包めない場面では、電子レンジでの色止めがとても役立ちます。
アボカドが変色する原因とは?
アボカドの変色は、果肉に含まれるポリフェノールが酸化してメラニン色素に変わるのが原因です。
これは、空気や金属、熱、酸などに触れることで進行します。
特に切り口から空気に触れると、すぐに黒ずんでしまうため、空気との接触を防ぐ工夫が重要です。
アボカドの変色を防ぐ3つの方法
アボカドの変色を防ぐ方法としてよく知られている3つの方法を実際に試してみました。
1. 電子レンジで加熱する方法
アボカドを半分に切り、種をつけたままラップせずに電子レンジ(500W)で20秒加熱します。
加熱により酵素の働きが抑えられ、酸化が進みにくくなります。
味もほとんど変わらず、そのままサラダやサンドイッチに使えます。
2. レモン汁を塗る方法
切ったアボカドの果肉に、レモン汁を薄く塗ります。
レモンに含まれるビタミンC(アスコルビン酸)が抗酸化作用を持ち、変色を抑える効果があります。
3. 油を塗る方法
オリーブオイルなどをアボカドの切り口に塗る方法です。
油の膜が空気の接触を遮断し、変色を抑えます。
変色防止効果を比較!5時間・17時間後の様子

左から、「レンジ」・「レモン」・「油」・「そのまま」の順で並んでいます。

こちらは、5時間後の状態です。
「レンジ」・「レモン」・「油」はいずれも目立った変色はなく、何もしないものだけが黒ずんでいるのが分かります。

こちらは、17時間後の状態です。
どの方法もやや変色が見られます。
半日以上経つと、やはり限界があるようです。
一番おすすめの方法は「電子レンジ加熱」
5時間・17時間後の比較結果をふまえて、使いやすさ・味・手軽さを総合的に比べると、電子レンジ加熱が最もバランスが取れていておすすめです。
どの方法も一定の効果はありましたが、電子レンジは他の材料を用意する必要がなく、味や食感もほとんど変わりません。
お弁当やサンドイッチなど、切ったアボカドをすぐに使いたい場面で特に便利です。
アボカドを保存する場合の変色防止法
冒頭でも触れたように、料理にすぐ使わず、あとで使うために保存したいときは、切り口をしっかりラップで包むのがもっとも簡単で効果的です。
ラップでぴったり包む
アボカドの切り口にラップを密着させて、空気に触れないようにするのがポイントです。

可能であれば、アボカドの種は取らずにそのまま保存することで、さらに変色を抑えやすくなります。
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