捨ててしまいがちなふきの葉(ふきの葉っぱ)ですが、実は佃煮にするととっても美味しいんです。
ほんのりとした苦味と香りがクセになる味わいで、ごはんやおにぎりにもぴったり。
この記事では、ふきの葉の下処理のやり方と、ふきの葉の佃煮の作り方をわかりやすく紹介します。
栽培ふきの葉はもちろん、野ぶきの葉でも美味しく作れるので、手に入った葉をムダなく美味しく活用できる、春の副菜レシピとしてもおすすめです。
材料
ふきの葉 | 100g(6〜8枚)※下処理後は約30〜40g |
サラダ油 | 大さじ1 |
酒 | 小さじ1と1/2 |
みりん | 大さじ1と1/3 |
和風だしの素 | 小さじ1/3 |
醤油 | 小さじ2 |
ふきの葉の佃煮レシピ・作り方
ふきの葉っぱの下処理をする
- ① ふきの葉(100g:6〜8枚)は、アク抜きの下処理をしてから使います。
詳しくは、冒頭の動画か別記事「ふきの葉の下処理」を参考にしてください。
- 湯1リットルにつき塩小さじ1を加え、1分茹でる
- たっぷりの冷水に取り、2〜3回ゆすぐ
- 水に8時間(一晩)さらす
ふきの葉っぱの水気を絞り、細かく刻む
- ② 下処理を終えたふきの葉は、手でやさしく握るようにして、潰さない程度の力でしっかりと水気を絞ります。
そのあと、包丁で細かく刻みます。
そのため、水気はていねいに取り除いてください。
細かく刻むことで調味料がなじみやすくなり、美味しく仕上がります。
なお、下処理済みのふきの葉がすでにある場合は、水気をしっかり絞った状態で約30〜40gを目安にしてください。
ふきの葉っぱを炒めはじめる

- ③ フライパン(または鍋)にサラダ油(大さじ1)を中火で熱し、刻んだふきの葉を加えて、しんなりするまで炒めます。
調味料を加え、さらに炒める

- ④ 酒(小さじ1と1/2)・みりん(大さじ1と1/3)・和風だしの素(小さじ1/3)を加え、全体を混ぜながら、汁気が飛ぶまで炒めます。
ふきの葉っぱの佃煮の完成!

- ⑤ 最後に醤油(小さじ2)を加えて全体に絡め、香りが立ったらすぐに火を止めます。
炒めすぎると香りが飛びやすいので、醤油を加えたあとは手早く仕上げましょう。
ふきの葉は、ひと手間かけて下処理をすれば、香りとほろ苦さを活かした美味しい佃煮になります。
冷蔵で4〜5日ほど日持ちするので、作り置きしておくとお弁当や副菜に重宝します。
よくある質問(FAQ)
ふきの葉を炒めるときに、ごま油を使ってもいいですか?
はい、ごま油で炒めても美味しく仕上がります。
香りが強く出るため、中華風・パンチのある味にしたいときにおすすめです。
ただし、ごま油の風味は全体の印象を大きく変えるので、醤油とのバランスを見ながら少量ずつ試してみてください。
ふきの葉は、刻まずにそのまま炒めてもいいですか?
可能ですが、味のなじみやすさと食べやすさを考えると細かく刻むのがおすすめです。
刻まずに使う場合は、葉を2〜3枚まとめてくるくると巻いて1センチ幅くらいにざっくりカットすると、見た目に変化が出て副菜感が増します。
ふきの葉の佃煮の味を濃くしたいときは、何を足せばいいですか?
砂糖や醤油を増やす前に、「かつお節」や「すりごま」などの旨味・香り素材を加えるのがおすすめです。
調味料だけで味を濃くすると塩辛くなりやすいため、旨味で深みを足すことで、ごはんに合う味わいが出ます。
ふきの葉の佃煮が少し苦く仕上がったときの対処法はありますか?
苦味が気になる場合は、炒め直す際にみりんを少量(小さじ1/2〜1)加えて温めると、まろやかさが戻りやすくなります。
また、おにぎりの具や卵焼きの具として使うと、他の素材と合わさることで苦味が和らぎます。
冷蔵保存しておいたものも、こうしたアレンジで食べやすくなります。
ふきの葉の佃煮はどのくらい日持ちしますか?
冷蔵保存で4〜5日ほどが目安です。
清潔な容器に入れ、取り分けるときは清潔な箸を使うとより長持ちします。
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