漬けるだけで旨い!いかにんじんの作り方。福島の郷土料理レシピ。

投稿日:2017年2月27日 更新日:

いかにんじん

福島県の郷土料理、「いかにんじん」の簡単で美味しい作り方をご紹介します。

いかにんじんとは、するめ(あたりめ)とにんじんを細く切って、みりんや醤油などに漬け込んだシンプルなお料理のこと。
北海道の松前漬けの原型という説もありますが、昆布を使わないのでとろみがなく、さっぱりといただけるのが特徴です。

もともと冬の保存食として作られてきた経緯があり、地元福島では、お正月料理としても親しまれてきました。

火を使わない簡単レシピ

さて、これからお伝えするのは、火を一切使わずに、漬けるだけで作れる超簡単なレシピです。

お味の方は本格的で、醤油が全体に染み込むことで具材の味が良く馴染み、するめの深い旨みとともに、とても美味しくいただけます。

ご飯との相性が抜群ですし、日本酒のおつまみにもぴったりです。

するめで作るのが美味しい

使用するいかは、松前漬け用に売られている「細切りのするめ」が一番使いやすいです。

するめ・あたりめ・するめそうめん・さきいかの違い ただ、「丸ごとのするめ」を細切りにして使ってもいいですし、「するめそうめん」を使っても構いません。

ちなみに、するめとあたりめは、同じものなので、どちらを選んでもOKです。

一方で、同じイカの燻製でも、「さきいか」を使うと味と食感が劣るので、是非、するめ(あたりめ)で作ってみてください。

「旨み溢れる!いかにんじん」のレシピです。

材料【5〜6人分:調理時間5分】
人参 1本(200g)
するめ(あたりめ)※ 20g
赤唐辛子 1/2本
みりん 大さじ1
醤油 大さじ2

※するめとあたりめは同じもの。細切りを使うと便利。


するめ・あたりめ・するめそうめん・さきいか
細切りにして売られているスルメや、するめそうめん(いかそうめん)を使う場合は、袋から取り出せばすぐに使えます。

丸ごとのするめを使う場合は、包丁ではなくキッチンバサミで切ると、比較的ラクに細切りにできます。

ちなみに、「するめ」と「あたりめ」は、名前が違うだけで、同じものを指します。
するめの「する」という部分が、「博打でお金をする(失う)」や「泥棒が財布をする(盗む)」などのネガティブなイメージを想起させて縁起が悪いことから、「する」を「あたり」に換えて、「あたりめ」と呼ぶようになっただけです。

さきいかはNG

なお、同じイカの燻製でも、さきいかは使わない方がいいです。

さきいかは、干したイカをさらに炙って割いたもので、するめとは別物です。
さきいかを使うと、食感が人参とあまり合わないうえに、風味が乏しいので、美味しくできません。


人参とスルメと赤唐辛子を切る
まず、人参(1本:200g)の皮をむいて千切りにして、するめ(20g)を細切りにして食べやすい長さに切り、赤唐辛子(1/2本)を小口切りにします。


人参とスルメと赤唐辛子にみりんと醤油を加える
次に、人参とするめと赤唐辛子を保存袋に入れ、みりん(大さじ1)と醤油(大さじ2)を加えます。


袋の中の空気を抜いて1時間から一晩おく
袋の中の空気をしっかり抜いて口を閉じ、1時間ほど置いたら完成です。

1時間で食べ始めることができますが、時間に余裕がある場合は冷蔵庫に一晩くらい置くと、味がより馴染んで美味しくなります。

いかにんじんの日持ち

なお、このお料理は、時間を置くことで味が染みやすくなるので、作り置きにも向いています。
賞味期限は、上の写真のように密閉したうえで、冷蔵保存で2週間程度と考えてください。


いかにんじん
人参とするめを一緒に漬けることで、しっかりとした旨みが加わって、華のある味に仕上がります。

細く切った人参とするめは、どちらもしんなりとしていて柔らかく、パクパクと軽快に箸が進みますよ。

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