
タプナードソース(タプナード)のレシピと使い方をご紹介します。
タプナードソースとは、フランスのブロヴァンス地方を発祥とするペーストのこと。
オリーブの実やアンチョビ、ニンニクなどをふんだんに使うのが特徴で、ソースとして料理に添えたり、パンに塗って食べたりします。
お味の方は、風味豊かで深いコクもあり、とても美味しいですよ。
さて、今回ご紹介するお料理は、伝説の家政婦こと、タサン志麻さんが考案した、王道の「タプナード」です。
「タプナード」は、材料を細かく刻んで混ぜるだけなので、調理時間はわずか3分。
「タプナード」の作り方とともに、「タプナード」を使った志麻さんのレシピも合わせてご紹介します。
(一部情報元:日本テレビ「沸騰ワード10」2018年9月14日放映)
タプナードの作り方

最初にご紹介するのは「タプナード」のレシピです。
たったの3分で完成します。
材料
種なし黒オリーブ | 8個 |
アンチョビ | 4枚 |
ケッパー | 10粒 |
ニンニク | 1かけ |
オリーブオイル | 大さじ3 |
作り方
- 黒オリーブ・アンチョビ・ケッパー・ニンニクを包丁で細かく刻む。
- 1をボールに入れ、オリーブオイルを混ぜたらできあがり。
写真をもとにレシピを説明します。

このタプナードの材料は、黒オリーブ・アンチョビ・ケッパー・にんにく・オリーブオイルです。
ちなみにタプナードには、黒オリーブで作る「黒のタプナード」と、緑オリーブで作ると「緑のタプナード」があります。
ここで紹介するのは「黒のタプナード」。
「緑のタプナード」の場合は、松の実やアーモンドといった、黒とはまた違った食材を合わせるのが一般的なようなので、このレシピでは黒オリーブを使ってみてください。

まず、種なし黒オリーブ(8個)・アンチョビ(4枚)・ケッパー(10粒)・ニンニク(1かけ)をまな板の上にのせ、包丁で細かく刻みます。
すべての食材を混ぜながら一度に刻みます。

次に、刻んだものをボールに入れ、オリーブオイル(大さじ3)を注ぎます。

最後に、よく混ぜたら完成です。

アンチョビとオリーブとにんにくの風味が絶妙にマッチした、濃厚な味わいのタプナードができます。
タプナードの食べ方

タプナードは、パンに塗ったり、ソースにして料理に添えたりしていただきます。
そのままパスタソースとして使ったり、肉や魚に添えたり、卵焼きと合わせたりしても美味しいですよ。
パスタに合わせる場合には、茹でたパスタにタプナードソースを混ぜるだけで完成です。
タプナードの日持ち
タプナードを保存する場合は、冷蔵庫に入れて5日くらいで食べきってください。
続いて、このタプナードを使ったサンマのオーブン焼きのレシピをご紹介します。
タプナードのおすすめレシピ

「サンマとタプナードのオーブン焼き」のレシピです。
材料
サンマ(3枚おろし) | 4尾 |
ミニトマト | 8〜15個くらい |
塩こしょう | 少々 |
タプナード | 冒頭のレシピで作ったもの全量 |
オリーブオイル | 大さじ4 |
作り方
- サンマの両面に塩こしょうをし、その上にタプナードをのせる。
- ミニトマトを1で巻き、楊枝で止める。
- 2を耐熱皿に並べ、残ったトマトを隙間に並べる。
オリーブオイルを回しかけ、オーブンで25分焼いたらできあがり。
写真をもとにレシピを説明します。

まず、サンマ(3枚おろし4尾:8枚)の両面に塩こしょう(少々)をします。

そしてその上に、冒頭で紹介したレシピで作ったタプナード(全量:100ml)を万遍なくのせます。

次に、ミニトマト1個をサンマ1枚で巻きます。

そして、巻き終わりを楊枝で止めます。

続いて、サンマを耐熱皿に並べ、残ったミニトマトを隙間に並べます。
ちなみに、ミニトマトは、サンマで巻く分として8個、耐熱皿の隙間を埋める分としてそれ以外に数個使います。
志麻さんは、番組で合計15個のミニトマトを使っていました。
耐熱皿の大きさにあわせてミニトマトの個数は調整してください。
そして、オリーブオイル(大さじ4)を万遍なく回しかけます。(上の写真)
これをオーブンで25分焼いたら完成です。
ちなみに、オーブンの温度の指定はありませんが、私は200度で焼きました。
参考にしてください。

濃厚な味のサンマを食べたあとに広がる、ミニトマトの果汁の爽やかさ。
この味の変化がクセになります。
サンマにはたっぷりのタプナードが染み込んでいるため、深いコクがあり濃厚です。
それだけでもかなり美味しいんですが、それをさらに美味しくしているのがミニトマト。
サンマを食べたあとにミニトマトを口に入れると、すっきりとした清涼感のある果汁が広がって、それがとても心地がいいんです。
このレシピは夕食のおかずにしてもいいですし、おつまみにもぴったりです。
また見た目が豪華なので、パーティー料理としてもおすすめです。
ぜひ試してみてください。