里芋の皮むきのやり方について、詳しく解説します。
包丁を使った基本の皮むきから、レンジや鍋を活用した簡単な剥き方まで。
それぞれのむき方の長所についてもお伝えします。
里芋には特有のぬめりがあるので、普通に包丁で皮を剥くのは難しいと感じる方も多いかもしれません。
そういう場合は、里芋をあらかじめ加熱するのがおすすめです。
鍋やレンジで、柔らかくなるまで加熱すると、手でスルっと剥けるようになります。
鍋とレンジには、それぞれメリットがあります。
鍋で茹でた場合は、レンジよりも、皮むきがさらにラクチン。
全体を十分に柔らかくすることができるので、その分、皮が剥きやすくなります。
一方で、レンジで加熱する場合は、湯を沸かす必要がないので手軽ですし、加熱時間も短くてすむので時短にもなります。
茹でて皮をむく(皮むきが一番簡単)
まずは、里芋を茹でてから皮をむく方法をご紹介します。
湯を沸かして茹でる手間がかかりますが、皮をむく作業自体は、これが一番簡単です。
レンジで加熱するよりも、茹でる方が、皮がするっとラクにむけます。
まず、里芋の表面に、ぐるっと一周切れ目を入れます。
切れ目を入れずにそのまま茹でても、皮は、生の時よりもずっとむきやすくなります。
でも、ひと手間かけて切れ目を入れておけば、皮がするっと瞬時にむけるようになります。
次に、里芋を鍋に入れ、かぶるくらいの水を加え、火にかけます。
そして、竹串がすっと通るようになるまで茹でます。
茹で時間は、普通サイズの里芋(直径5センチ程度)なら、15分程度です。
里芋のサイズが極端に大きかったり小さかったりする場合は、様子をみて微調整してください。
詳しい解説:里芋の茹で方
茹で上がった里芋はかなり熱いので、ザルに上げて冷ましてから皮を剥きます。
時間が無い場合は、水に浸して冷ましてもいいです。
皮のむき方は、切れ目の両サイドを指でつかんで、皮をすっと引っ張るだけです。
たったそれだけで、里芋の皮が一瞬でつるんと取れます。
レンジで加熱して皮をむく
続いて、里芋をレンジでチンしてから皮を剥く方法についてお伝えします。
そして、里芋を水で濡らして耐熱皿にのせ、ふんわりとラップをかぶせて、電子レンジで加熱します。
レンジでの加熱時間は、里芋の重さに応じて変わります。
目安は、里芋100g(2個程度)あたり、600Wで2分です。
茹でた場合よりも少し剥きにくい
レンジで加熱した里芋も、軽く粗熱を取れば、手で簡単に皮が剥けます。
その点については、加熱の手軽さとのトレードオフと考えてください。
詳しい解説:里芋をレンジで加熱する方法
包丁を使って皮をむく
里芋を加熱することで皮むきを簡単にする方法を、2つお伝えしました。
もちろんこれらの方法は有用ですが、もし包丁を使い慣れていて、なおかつ、家庭で調理する程度の少量であれば、実際のところ、包丁で皮を剥くのが一番時短になります。
包丁で里芋の皮を剥くにあたって、一番困る点は、ぬめりで手が滑りやすいということではないでしょうか。
ヌルッと滑ってしまって、結構剥きにくいです。
でもこれは、水分を取り除くことで対処可能です。
里芋のぬめりは、水分が付着することで出やすくなるので、里芋をきれいに洗った後にキッチンペーパーなどでしっかり水気を取るだけで、かなり抑えることができます。
包丁を使った場合の皮の剥き方は、次の通りです。
ラクに皮をむくコツは、縦方向に少しずつむくことです。
頭からお尻(逆でもOK)に向かってむくと、里芋の繊維に沿って包丁を入れることになるので、無駄な力を入れずに簡単にむくことができます。
ところで、里芋の皮むきのやり方としては、軽く加熱したうえで、アルミホイルなどで皮をこすり取る方法もあります。
加熱時間は、茹でる場合は、沸騰してから3分程度。
皮を剥く時は、すべらないように、キッチンペーパーや、くしゃくしゃにしたアルミホイルでこすります。
ただ、このやり方は、あまりお薦めはできません。
短時間の加熱だと里芋がたいして柔らかくなりませんし、アルミホイルなどを使っても剥きにくい場所の皮が残ってしまい、中途半端な仕上がりになってしまいます。
上でお伝えした3つのやり方の方がダンゼンおすすめです。
3つのやり方は、簡単な順に、「茹でて皮をむく」「レンジで加熱して皮をむく」「包丁を使って皮をむく」です。
里芋は皮むき茹での前は荒洗いするんですか?
里芋は、きれいに洗ってから茹でると良いです。
泥付きの里芋は、まず、ため水に浸して泥をふやかします。
そのあとで、たわしを使って、細かい汚れをこすり落とすとすっきりします。
里芋の洗い方は、こちらのリンク先で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。