ぎんなんの薄皮の取り方と殻の割り方。銀杏の下処理(下ごしらえ)の方法

銀杏の下ごしらえ(下処理)
レシピ動画

銀杏の処理(下ごしらえ)の方法を動画で解説します。

ぎんなんの殻の割り方と薄皮の取り方、加熱調理のやり方についてです。

ぎんなんの殻むき

銀杏の処理(殻の割り方)

まずは、銀杏の殻むきについてです。

銀杏の殻の割り方で一番おすすめなのは、金づちなどで軽く叩く方法です。
軽く叩いてヒビをいれれば、あとはその割れ目を指でこじあけるだけで、簡単に殻を剥くことができます。

布巾を敷く

殻の割り方のポイントは、布巾などを敷いて、その上に銀杏を置くこと。
そして、中身が潰れない程度に、軽く叩くことです。


どうしても叩き過ぎてしまうという場合には、金づちを当てる場所を調整するのがおすすめです。

銀杏の処理(金槌を当てる銀杏のつなぎ目部分)
写真のように、銀杏のつなぎ目を上にして手で持ち、つなぎ目の一番膨らんだ部分に金づちを軽く当てるようにすると、完全に割れることなくヒビが入ります。

ぎんなんの薄皮の取り方

銀杏の処理(生のぎんなんの薄皮をむく)

続いては、銀杏の薄皮の取り方についてです。

殻の内側にある薄皮は、生のままでは、かなり剥きにくいです。
水につけたり茹でたりすることで、剥きやすさがアップします。

殻の内側にある薄皮は、生のままでは、かなり剥きにくいです。
剥きやすさをアップさせる方法としては、「①水につけて薄皮をむく」と「②茹でて薄皮をむく」の2つの方法があります。


①水につけて薄皮をむく

銀杏の処理(生のぎんなんを薄皮ごと水にひたす)

銀杏を生のまま調理するのなら、水に浸して薄皮を取ります。

水に浸す時間は、30秒〜10分ほど。
30秒浸けるだけでも、皮がふやけてむきやすくなりますが、時間がある場合は10分ほどそのままにしておくと、さらにむきやすさがアップします。

処理をしたぎんなんを使った炊き込みご飯
たとえば、銀杏を「炊き込みご飯」などにする場合は、生のまま薄皮を取って使うのがおすすめです。

②茹でて薄皮をむく

銀杏の処理(茹でる)

皮むきをさらに簡単にしたい場合は、茹でるのがおすすめです。
フライパンやレンジで炒ってから皮をむくのもいいですけど、茹でた方が、薄皮がずっとむきやすくなります。

また、茶碗蒸しや串焼きなどを作る際に、大量の銀杏の薄皮を取りたい場合にも、下茹でしてから剥くのがラクチンです。

茹で時間は5〜7分。
沸騰した湯に入れ、ザルに上げて水気を切ります。

より詳しく:銀杏の茹で方


薄皮は食べられる

ところで、これまで銀杏の薄皮の剥き方を解説してきましたが、薄皮は、炒るなどの加熱調理をすれば、身と一緒に食べられます。

薄皮には、抗酸化作用の高いポリフェノールなどの栄養が豊富に含まれているので、むしろ体に良いと言われています。
ただし、少し苦味がありますし、料理によっては、食感や見た目が損なわれることもあります。


ぎんなんの加熱調理

最後に、銀杏の加熱処理についてお伝えします。

銀杏を手軽に食べられるようにする方法としては、先に挙げた「茹でる」の他に、「レンジで加熱する」や「フライパンで炒る」などの方法があります。

いずれの場合も、殻を金づちなどで叩き、ヒビを入れてから加熱します。
そうすると、火が通りやすいですし、中の空気が膨張して飛び散る心配もありません。

レンジで加熱

銀杏の処理(封筒に入れる)
銀杏の処理(レンジでチンする)

レンジで加熱する場合は、封筒を使うのがおすすめです。

まず、冒頭で紹介した方法で、銀杏(10粒)の殻にヒビを入れます。
封筒に入れて、封筒を半分に折り、銀杏が入っている方を上にして電子レンジ(600w)で30秒加熱します。

詳しくは、「レンジを使った銀杏の炒り方」を参考にしてください。

フライパンで炒る

銀杏の処理(フライパンで炒る)

フライパンで炒る場合も、レンジと同様に、あらかじめ銀杏の殻にヒビを入れておきます。

炒る時間は10分を目安にしてください。
焦げすぎないように、たまに混ぜながら炒ります。
詳しくは「銀杏の炒り方」をご覧ください。

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